テレビ番組をMPEG-4でリアルタイムエンコード
【SPEC】 開発元●英HDMI社 発売元●フォーカルポイントコンピュータ(株) 価格●オープンプライス(実3万5800円前後) http://www.focal.co.jp/ 入力端子●F型コネクター、S-ビデオ、コンポジットビデオ/オーディオ 録音方式●MPEG-2/4、DivX サイズ●幅165×高さ40×奥行き165mm、重さ550g 対応システム●OS X 10.4以上(Leopard対応) USB 2.0を搭載したPowerPC G4以上、またはインテルCPUを搭載したMac |
【COMMENT】
画質がよく、過去にキャプチャーした動画などの再エンコードもしたくなったが、テレビかビデオ端子経由での映像しか扱えず、非常に残念。
「TVMax+」は、アナログテレビ放送をUSB2.0接続でMacに取り込むデバイスだ。ハードウェアエンコーダーを内蔵しており、キャプチャーしながらリアルタイムでMPEGー2/4、DivXへエンコードできる。
本体はMac miniとほぼ同じサイズ。デザインもMac miniを強く意識したもので、重ねて置くとピッタリだ。 キャプチャーには、付属のソフト「MigliaTV(ミリアティーブイ) 」を使う。
モニターウィンドウとリモコン型のコントロールパネル、録画スケジュール設定ウィンドウしかなく、編集機能を持たないシンプルなソフトだが、EPG対応の電子番組表など、テレビ番組の録画に必要な機能はひと通り揃う。
キャプチャー時のエンコードもこのソフトで設定する。iPod用やAppleTV用など10種類のテンプレートが用意されており、目的に合わせてエンコードの設定が変わる。シンプルでわかりやすい半面、非圧縮でのキャプチャーや独自の圧縮設定を行えないのは残念だ。
編集ソフトが付いておらず機能的にもシンプルだが、そのぶん煩雑な設定や操作が必要ない。MPEG-4で直接録画できるため、MPEG-2形式のキャプチャーデバイスのように保存後、再エンコードする必要がなく、実時間でテレビ番組をキャプチャーし、そのままiPodなどにコピーできるのは便利だ。
テレビ番組を頻繁にキャプチャーしてiPodで持ち歩きたい人や、過去に録画したVHSなどのビデオ素材をキャプチャーしたい人にお勧めだ。
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