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ついに本場インドに殴り込みをかける「ココイチ」の勝算

 7月8日、カレーチェーン大手の「カレーハウスCoCo壱番屋」(ココイチ)が、三井物産の子会社と合弁会社を設立し、カレーの本場であるインドに出店する準備を進めていると発表した。
 
「ココイチのインド進出はかねてから噂にはなっていましたが、8年ほど前から計画していたようです。日本に住むインド人からもココイチのカレーは評判が高く、かつてはインド人の大富豪からインド出店を持ちかけられたこともあったそうで、インド進出にはかなりの自信を見せています」(経済評論家)

 進出時期はまだ明らかになっていないが、フランチャイズを含めて5年で10店舗、10年で30店舗を目指すというが、当然、不安材料はある。
 
「インド人の8割は牛肉を食べないヒンドゥー教徒で、1割強は豚肉を食べないイスラム教徒ということもあり、そもそもインドのカレーと日本のカレーはまったくの別物。本場への出店といえば、『いきなり!ステーキ』がアメリカに挑戦するも半数以上が閉店に追い込まれたのが記憶に新しいところ。そうならないようにココイチではじっくり準備を進めてきたのでしょうが、実際にやってみなければ分からないというのが正直なところだと思います」(海外進出支援アドバイザー)

 果たしてジャパニーズカレーはインドの人々に受け入れられるのだろうか。

(小林洋三)

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