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2013-03-26

初恋の人が結婚した

高校時代からずっとお付き合いをした、初恋の人が結婚した。

結婚式に高校時代の友人として参列してきた。


彼は将来実家会社を継ぐという目標があったから、

大学県立大学に進学。卒業後は県庁で働いている。

私はデザイン勉強するため上京して、にまで進んで、東京広告代理店就職した。



広告仕事東京中心だ。広告仕事が好き。この仕事をずっと続けたい。

こっそりやってるイラストレーター仕事軌道にのって、

友達と一緒に共同のイラスト展を開けるようになった。

しかった。

同時に、こっちで仕事するならこの人とは結婚はできないとは感じていた。

彼も同じように感じていたようで、話し合った末結局別れた。

あー好きだけじゃ結婚できないんだなーって思った。

それでも、嫌いになってわかれたわけじゃなかったから、なんとなく好きなような

そうじゃないような気持がずっとつづいてた。

結婚式披露宴での余興の「新郎クイズ」に私は全問正解してしまった。

奥様との思い出のデートコースが「盛岡駅周辺」というのもすぐわかった。

彼が何回目かのデートで、私に石割桜を教えてくれて熱心にその説明をしてくれてたから。

実は嫌いな食べ物ねぎだったとか。

食べてるようにみせてたけど、たまに大きめの輪切りはスープの上にういていた。いつもスープは飲みきるくせに。

ぜんぜん難しくないよ。余裕だよ。ばか。

彼の奥様は、笑顔がとてもかわいい方だった。

私がデザインした、小さな小さな雑誌広告イラストを気に入ってくれてて、

披露宴の席で私に「会いたかったんですー!」と笑顔でいってくれた。私に。

それがなんだかとてもうれしかった。話がはずんだ

近々イラスト展があることを伝えたら、奥様が東京にいきたかった時期と重なっていたらしく

私が彼女を案内することになった。

もちろん複雑な気持ちがあるかないか、といったら、ある。

そんなすぐ切り替えられるほど私はできた人じゃない。

でも、長い長い初恋がようやくおわって、

新しい友達が一人ふえそうな今。なんだかわくわくしている。

どのイラストを出展しようか、どれをみせたら彼女が喜んでくれるか、夜遅くまで考えている。

その彼女笑顔になって、岩手にいる彼が幸せに笑ってくれたらいいなと思う。

 
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