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2022-07-09

うつ病だと思ってたら躁うつだった。

これまで「うつ病」だった診断名が、「双極性感情障害」になった。

ちょっとした躁転エピソードを起こし、そういうことになった。

薬の処方を調整してもらい、今は落ち着いている。何かの参考になればと思い、増田に投下してみる。

一般論

双極性障害についての一般向けの本で読んだ話。

うつの人は、最初うつ病だと診断されることがほとんどらしい。うつしんどい人は医者に行くけど、躁で弾けてる人は特に困っておらず、メンタルクリニック受診しないからだ。

躁で何かよほどのトラブルがあった場合には医療に繋がり、実は躁うつだったとわかるケースが多いらしい。

そして、躁うつの人の体験談うつの人ほど出回らないのは、患者絶対数の違いもあるけど、

躁による「よほどのトラブル」というのが、本人にとっては辛く恥ずかしく忘れたいような、他人に語れないような体験であるから、らしい。

無茶な散財をして借金を作ったとか、不特定多数性的関係を持ったとか、暴言暴力で周囲の人と揉め、人間関係が断絶したとかだ。

自分場合

幸い、自分場合はそこまでではなかった。

早すぎる呼吸と強い動悸、目眩体調不良と思って一般病院に行き、窓口の不手際に興奮して大声を上げ、診療室でベッドに寝かされ、医師看護師の前で軽く泣き喚いたくらい。

いや、相当迷惑かけたな……と思うし恥ずかしいけど、思い出したくもない記憶にはなってない。はず。

だったけど、書き出してみるとかなりやばいな。

そんな半端な躁転エピソードの前には、今思えば、何となく予兆があった。いくつか列挙する。

  • 睡眠時間が短くなった。普段は最低7時間は寝てるが、3-4時間ほどで平気になった。
  • 食欲が減った。間食はまず食べなくなったし、夕食も普段の半分ほどになった。
  • 原因不明の腹痛、関節痛などがあった。
  • 血圧が急に高くなった。普段より+20くらい。脈拍も早く、動悸がすると感じていた。呼吸は浅く、早くなっていた。
  • 普段より饒舌になっていた。
  • 普段はしない買い物を決断した。それほど高額ではないけど。
  • 会社に元気に出勤してた。

うつ

うつだった時はこう。

  • 会社に行かねばと思うのに体が動かなくて準備できない。服を着替えても玄関から出られないことが頻繁にあった。
  • 会社に行けても燃料不足で動作がのろく、すぐ疲れる。夕方6時頃には疲れ果ててふらふらする
  • 平日の夜や休日はただだらだら寝るか、だらだら食べるか、頭を使わないゲームSNSをだらだらやってた。
  • 趣味活動をしたいのにできない。映画館イベントに行ったり、漫画や本を読んだりする機会も減っていた。

勘違い

そういう、何年も続いたダラダラ鬱々生活から、あまり眠らず食べず、シャキシャキ動けるようになり、身体の一部が少し痛むくらいで、他は元気に活動してた。痛みと血圧は若干不安だったけど、特に困ってはいなかった。

から、もう鬱が治ったのかもしれないと勘違いしてたんだよな。

違った。フェーズが躁に変わっただけだった。

まり典型的病態ではないかもしれないが。

ただ、病識、つまり自分病気であるという認識が持ちづらいのは、躁の時あるあるっぽい。

ちなみに、腹痛や関節痛は、躁転エピソード後、不安を抑える薬を処方してもらってからあっさり消えたので、おそらくメンタル由来だったんだろうと思う。

最初にも書いたけど、今は落ち着いており、躁でもうつでもない状態ということになっている。

会社には普通に行き、ぬるいテンション仕事してる。

最後

自分の躁うつはこんな感じでやってきた。

うつと躁うつは違う病気で、効く薬も違う。抗うつ剤の種類によっては、躁うつ悪化させる薬もあるそうだ。

なかなかうつが治らない人がいると思う。基本的には、焦らず、気長に治療してほしい。

けど、もしかしたら、うつじゃないから、うつ治療じゃ治らないのかもしれない。

そんな可能性も頭に入れておいて、やたら元気になってきたなと思ったときは少しだけ注意してもらえると、治療スムーズかもしれない。

双極性障害の人は、人口1%はいるようだから

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