私は幼いころ、姉の事をねえねえと呼んでいた。
幼い子供は無邪気なものなので、ねえねえという響きだけで面白かった。
「ねえねえ」と言って姉が振り向くのを待つ。
姉がねえねえという言葉に反応して振り向くと、
「ねえねえは呼んでません~、ねえねえって言っただけです~」
と言い訳していた。
それがおかしくて、姉と笑い転げていた。
ガヒャッヒョという笑い声で、過呼吸になるくらい、私たちは笑っていた。
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