オタク向け婚活パーティというものにこの1年で10回くらい通って、カップル成立4回、その後継続して会う人も絞れてきたので参加終了にしたアラサー女です。世話になったぜありがとうア○○ラ。
区切りがついたので、婚活パーティのあとの女子飲み(カップル成立しなかった子達で飲んで帰った)(何回かあったけど実のところこれが一番楽しかった)で話題になった「こうすればもっとモテそうなのにもったいなかった男性のポイント」を挙げてみたいと思います。
個人的な感想ですが、人見知りの引きこもりが自分を鼓舞してパーティに参加するのめちゃめちゃハードル高かったです。
料金や会話のシステム(女性は座りっぱなしで男性が席替えする)的に比較的優遇されてる雰囲気の女性側でもびびりまくるので、男性側はもっと気が重いんじゃないだろうか。
がんばって戦っている男性の参考になればうれしいです。
会話1周目(5分)
↓(休憩)
会話2周目(5分) or フリータイム
↓(休憩)
カップル成立 or 解散
って感じです。
いろいろありますが、会話のきっかけとして最重要な項目は「好きな作品・もの」です。ここをろくに埋めてない男性があまりにも多い!もったいない!
記入欄は10個ぶんあるので、とにかく埋めたほうがいいです。フックは多ければ多いほどいい。
オタク向けとは言ってもそれこそ幅広いジャンルがあるので、作品名を10個みっちり書いても相手と1個も合わないこともザラです。そういう時に少しでも「あっそれ知ってます」と言えると会話のきっかけになります。
小手先のテクニックとして、参加するパーティのwebページに女性/男性参加者の好きなもの一覧(誰が何を好きかはわからないようになっている)が掲載されるので、そこを見ながら合わせて記入すると確実に1人の相手とはマッチするため、会話のきっかけが恣意的に作れます。もちろん作品を知ってること前提でな!
たぶんプロフィールシートの記入例にあるから女性受けすると思ってそのまま書いてくる人が多いと思うんですが、
「BLに理解があります」と「最近ハマっていることはお菓子作りです」は見飽きました。山ほど見た。毎回10人中5人くらい書いてくる。
女性の「得意料理は肉じゃがです☆」くらい、「これ書いときゃウケんだろ」っていう雑な意図があまりにも明らかなのでむしろ印象よくない。
ここで自分の言葉に変換して「BLは詳しくないですがそこそこ大丈夫だと思います」とか書いてくれたら、好感度が跳ね上がります。
個人的には「BLに理解があります」って書いててまたか…と思った人が「ロイアイが好きだったんですがロイエドもいけることに気がつきました」って話をしてくれてめちゃめちゃ盛り上がったので、BLむしろいけるよって人は「理解があります」じゃなくて具体的に「ショタ受けが好きです」とか書いたほうが絶対にキャッチー。
ただし相手が逆CPだった場合は一気に険悪になる可能性があるので、CP名までは書かずに探り探り会話していくのが安全です。何の話だ。
上の項でも書いたとおり「最近ハマっていることはお菓子作りです」って書いてくる人が非常に多い。
ので、会話を弾ませよう「お菓子作りお好きなんですか!どんなお菓子作られるんですかー?」とか尋ねるじゃないですか。そうすると目が泳いで「ああ……あの……クッキーとか……(ボソボソ)」って言う。会話終了。ワンバウンドすら弾まない。
あんまり多いんで一度ちょっと意地悪で「アイスボックスですか?型抜きですか?」って聞いてみたことがあるんですけど、相手の人が先生に指名されて答えられない生徒みたいな絶望顔をしたので大変申し訳ないことをしたと思いました。反省しています。
しかし言いたい。
ハマってるって書くくらいなら1回は実践しとけ!すぐにメッキの剥がれること書いてくるんじゃねえ!
経験豊富に見せなくてもいいんです。実体験で話してください。受けようと思って水増しした内容書いても話すとすぐばれるからかえって印象よくないです。面接官みたいなこと言ってすまん。
たとえば「すみません!ウケがいいかと思ってお菓子作りって書いたけどあんまりやったことないです!クックパッド見てブラウニー作ろうとしたらすごく薄べったくなっちゃって、あれ何が悪かったんですかね?」って笑いながら失敗談を披露してくれた人は会話うめえなあ!と感心しました。
自己アピールで「お付き合い」の要素すっとばして「結婚」の要素しか書いてない人がちょくちょくいるんだけどあれ本当にもったいない。
婚活パーティはほぼ全員初対面だと思います。(あの人前のパーティで見た、みたいな人もちらほらいますが)
最終的に結婚を見据えているとはいえ、その前段階として「お付き合い」があり、そもそも本日の到達目標は「このあと2人でお茶でも飲みたい」と思ってもらい、カップリングシートに自分の番号を書いてもらうことなわけです。
それなのに初対面の相手に向かって
「穏やかで明るい家庭を築いて行きたいです」とか
「笑顔の絶えない家庭が理想です」とか、ふわっふわした抽象的な理想しか書いてない人が多い。気が早すぎるし、いきなりだいぶ重い。
そういう人に限って好きな作品も2つ3つしか書いてなかったりする。何ひとつ相手に印象付けられないので、スルーされる可能性大です。
「映画が好きなので一緒に見に行ってくれると嬉しいです」とか
「バイクが好きであちこちツーリングに行きます。旅行先のおすすめあります」みたいに、
自分と一緒にいるとどんな事が起きるのか具体的に書いてくれると、お付き合いのイメージが掴みやすいです。
あとは「趣味が高じて工業機械を操縦する仕事をしています」みたいに、興味を引く内容が書かれていると話が弾みます。クレーン動かしてますっていう人の話すごい面白かった。
ここで話が弾む→フリータイムでももっと話したいと思って追加会話に発展→ラストにカップリング成立、という流れが多かったので、ほんと自己アピールのつかみは重要です。
これ、ほんとこれ。
アフター女子飲みでも毎度話題になったんですけど、オタク婚活と銘打たれたパーティに来ておきながら
「お好きなものはなんですか?」
「特にないです……」
って会話終了する人いったい何なんですか。割といる。
ぬるオタ向けパーティならいいですけど、それでもせめて「○○が好きで~」くらい言ってくれよ、何も会話ができないよ!
参加を重ねるうちに男女の参加層に結構差があることが分かってきたんですが、女性でオタク婚活に来てる層はもうわりとがっつりオタクです。
オタクを伏せて付き合ってみたけど無理だった!せめて理解のある相手を見つけたい!欲を言えばこっちがオタクコンテンツに没頭している間向こうも同じくらい他のコンテンツに夢中になってくれてるオタクがいい!
っていう人が多いです。
それに比べて、男性でオタク婚活パーティに来る層はそれほどオタクじゃない人が多い気がする。
そもそもアニメ漫画ゲームあんまり見てなくて、かといって鉄とか他ジャンルのオタでもなくて、ただ華やかな層の合コンには馴染めないからこっちに来ましたみたいな人が時々います。
オタクにもなりきれてないので大体会話が弾まなくてカップリング成立してないです。
楽しいことがないっていう人と積極的にお付き合いしたいとはあまり思いませんよね。
婚活のネタづくりのためにでも、パーティに出る前に最近のアニメのひとつふたつはチェックしてみてはどうでしょうか。
今期だと甲鉄城のカバネリめちゃくちゃ面白いんでおすすめです。
これをすると失点するかもしれないので避けたほうがいいポイント。
私が相手から敬遠されたゆえの事かもしれないので、苦手な相手に好かれそうなときに遠ざけるという小技としても使えます(つらい)。
ネットとリアルの区別ができない印象。ひどい人はほぼ全部の項目が大草原になってた。こわい。
これは……オタクとか関係ないもはや人間性の問題だと思うんですけど、とあるアニメのタイトルを挙げたら「あ、あのクソ脚本の!あれ制作側揉めたんですよねー知ってます?」ってその揉めた内容とやらを披露されて真顔になりました。
知ってることをアピールしたいのはオタクの性としても、それが悪い内容だったら当然相手にはマイナス印象になるよ!
これもそもそも人間性の問題ですが、「今まで普通の婚活もしたんですけど、ほんと参加者にろくなのがいなくて」って言った人がいました。
ちなみにアフター女子飲みで判明したんですけど全員に言ってたっぽい。アホか。
短いスパンで参加を繰り返してると、あっあの人、前にもいたな……っていう人が出てきます。
「お疲れ様です、どうですかその後」
「いやーがんばってるんですけど」
「こっちもですよ」
って小声で苦笑いし合った時には、別の戦場で見かけた奴と再会して「よう、まだ生きてたか」ってスキットルを回し飲みしたくらいの連帯感が生まれました。カップルは成立しなかったけどな!達者でな!
だが「またお会いしましたね」ってそっと声を掛けたら「えっそうですか?」ってすっとぼけた奴、おめーは何がしたいんだ。
お前会場入ってきた瞬間目が合って気まずそうな顔したろ!土日続けて参加だったから昨日のことだよ!
何回参加しても「あんまり婚活とかしたことなくて今日が初回です!」って言うための演技なのかもしれませんが、「こいつ都合の悪いときはこういう誤魔化し方するんだな」というのが如実にわかるのでやめた方がいいんじゃないだろうか。
あと休憩タイムで男女別にトークするときに大抵そういうの全部ばらされてます。
失点を防ぐだけでなく、できたら加点も狙っていこうぜというポイント。
交流タイムは5分間×10人で約1時間を2セットくらい話し続けるので、もう喉カラッカラです。一応飲み物はあるんですが、なかなか飲むタイミングが難しいこともあります。
そんなわんこそばトークの後半に回ってきた人が「大丈夫ですか、喉渇きませんか、よかったらちょっと一息ついてください。その間にプロフィールシート拝見しますね」と自分の時間を削って飲み物休憩を提案してくれたのは大変すてきでした。
自己アピールに「気遣いのできるほうです」って書くより100倍説得力あった。
1周目の会話はほんとに最低限の自己紹介だけで終わるんで、その後の交流タイムで相手から指名を取ろうと思ったら「もっとあなたと話したい」ということをアピールしておくといいです。
席移動の合図の後に「楽しくて全然話し足りなかったですね、よかったらまた後で」的な声掛けをしてくれる人は、その後の追加会話タイムでもご一緒する確率が高かったです。
フリータイムがあるパーティの場合、スタッフの合図で男女それぞれ1回ずつ、話したい相手に一斉に向かっていくという一種恐怖の追加会話タイムがあります。
立ち尽くして途方に暮れているとスタッフがさりげなく誘導してくれて相手側の余った人とペアになったりするんですが、お互い仕方なく座っているのでまあ会話も盛り上がらない。
これという相手を決めておいて、合図の時点で目線もまっすぐ向けて迷わず相手に進んでいくと「君に決めてました」感がアピールできてかなりいいと思います。
男性側から進んでいくときはこれで1回は意中の相手と追加会話を確保できる。(相手がすごい人気で複数人にたかられるタイプだったら競歩がんばってください)
すごくモテ慣れてる相手だと効果が薄いかもしれませんが、一番に自分を選んでまっすぐ来てくれたという事実はわりとときめき度高いです。
自分がマッチングサイト形式ではなくパーティ形式を婚活の主な手段に選んだのは、どんなにメールやチャットで感じが良くても会って話すと印象がだいぶ違うことが多いのと、あとは単純に短い時間でたくさんの人と顔を合わせるほうが手間がないなと思ったからです。
「サイトでのやりとり→待ち合わせてデート」だと少なくとも休日の半分は潰れるし会える相手は1人ですが、パーティの場合は長くても3時間くらいなので仕事帰りにも行けるし一度で10人くらいまとめて会えるので効率がいいです!とんだ効率厨ですね!すみません!
最初は「カップル成立しなかったら帰るとき惨めな気持ちになりそうだな……」と尻込みしましたが、だいたいカップル成立するのは毎回半分かそれ以下です。成立しなくて帰る人も多いので大した落胆はありません。
前述したとおり、その後の女子飲みのほうがめちゃくちゃ楽しくてみんなで「これイベアフターだよ……これが楽しいのダメだよ……」と言い合ったけど楽しかった。
同じような内容と年齢層のパーティでも、参加する回によって指名したい相手が多くて困るくらいの時もあれば、逆に誰一人ピンとこなくて指名カードに何も書かず帰ってきたこともあるので、ほんと巡り合わせです。
うまくいかなくても自分のせいだけではなくて、巡り合わせもあると思ってあまり落ち込まないでください。
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