突然ですが
純白で手織りなら完璧です。
メスとしての艶かしさを清廉さで覆い、
それは、人類が成し遂げた「デザインによる自然の超越」のひとつと言えるでしょう。
中世ヨーロッパではレースは「糸の宝石」と呼ばれるほど珍重され、貴族がこぞって買い求めました。
レースはなぜこれほどまでに美しいのか。そして、どうやって広まったのか。
そこには、ひとつの物語があります。
イタリアの貴族である母の家系には代々続く伝統的な織り技法が伝わっておりました。
レース伯爵は、群雄割拠で貴族が貴族を襲い、多くの家が絶える時代に
優秀な領主である父と、美しく優しい母に守られて、
織物の伝統技法を教えられながら激動の時代を生きました。
しかし、その時代も長くは続かず、
領主の父はルイ14世と戦わなければならない事態になりました。
強権的で重税を強いるルイ14世の統治は領民の利益に反すると判断し、
圧倒的な武力を誇るルイ14世と戦う決意をしたのです。
母と家来は捕えられて処刑されてしまいました。
陸の孤島のような小さな砦に監視付きで閉じ込められることとなりました。
母から伝えられた織物をひたすら織り続けていきました。
それは彼にとって、頼れる父と優しい母に守られた暖かい日々を思い出すための作業だったのです。
10年が過ぎ20年が過ぎ、
ルイ14世の治世でフランスは栄え貴族の文化が花開いていきました。
ただひたすら伝統の織物を織り続けていました。
陸の孤島に取り残されてからさらに10年20年が過ぎていくうちに、
レース伯爵の織る織物は少しずつ、人々の心を動かしていきました。
まずは監視の兵士、
そして兵士の間で
そして、ついにはルイ14世の耳にもその評判が届くようになりました。
ルイ14世は過去に葬った領主の息子のことなどはすっかり忘れていましたが、
その織物を一度見たいと、
織物を見ることにしました。
彼が織る織物はルイ14世の目を引き、心を奪いました。
王宮付きの衣装係として特別な待遇を与えました。
ルイ14世が認めたことで、レース伯爵の織物は彼の名前を冠して貴族中に広まり、
さらに伯爵は教えを請う人には惜しげもなく織り方を教えたため
彼の織物はフランスの宮廷衣装の彩を支えるものとなりました。
レース伯爵は解放され、一躍貴族文化の中心人物となりましたが、
その後も妻を娶ることなく、
子を成すこともなく、
ただ日々を織物を織ることで過ごしていきました。
純白レース下着なんてブライダル用しか無いよ。 ブライダル用も、透けても違和感が無いようにああいう色&形なだけだし。
きもい オタ臭い
こういうときは「フェチ」という単語を使うべきだろう。 ボキャブラリーは豊かなほうがいいぞ。