東京・新宿 「靴は売らない靴屋」西村泰紀(タイキ)です。



「私の足、変じゃありませんか?」


お客さまとお話していると必ずと言っていいほどいただく質問です。


「私の足、変だから恥ずかしい」


そう言って足を見せていただく方もとても多いです。


足は千差万別。


お一人お一人全く違うのです。


私の足は変?


この答えを出すには「健康な足」ってどんな足?


これを知っていただくことが必要なのかなと思います。




解剖学的なことは難しいので、判りやすい外見や手触りで判断できることだけに絞ってお話します。


1.タコ・ウオノメがないか



タコやウオノメは皮膚が部分的に刺激を受けたことの防衛反応として厚くなるのです。



刺激の原因があるはずです。


できている場所によって大体の原因は推定できます。


足そのものなのか、歩き方なのか、靴なのが、それぞれが複合しているのかを判断します。




2.形が変わっていないか


外反母趾や内反小趾、ハンマートウなど指の曲がりとして観察できます。



外反母趾など遺伝的要素が否定されていませんが、筋肉と靭帯、靴が合っているか、歩き方に原因がないかなど、これも複合的に観察する必要があります。




3.アーチの崩れがないか




偏平足や開帳足、ハイアーチなど、足をうまく使うための3つのアーチが十分に機能しているかを観察します。




4.筋肉や靭帯に適度な弾力・柔軟性があるか



“適度な”というあいまいな表現になってしまいますが個人差があるためです。



確かなのは、硬い筋肉や関節は足を痛める可能性が高くなること。



柔らかすぎる筋肉や関節も可動域が広くなりすぎることにより、足を傷めることがあるということ。



男性よりも、女性の方が関節が柔らかく、外反母趾やハンマートウになる人の率が高いと言われています。




5.足の色つや、温度



足は第二の心臓という言葉は聞いたことがありますか?


結構有名になってきました。



大事なポイントは足首の可動域とふくらはぎの筋肉の動きです。



第二の心臓が機能していれば、健康的な足は色つもよく温かく感じれるはず。



ふくらはぎの奥には足の裏からつながる筋肉が隠れています。



アーチの落ちた足で第二の心臓のポンプの機能も落ちていないかを観察します。


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