ランニングシューズの買い替え時は、人それぞれ微妙に違います。
汚れで判断する人。アウトソール(靴底)のすり減り方で判断する人。そのすり減り方の見極めも人によって色々です。
踵のアウトソールがすり減り、ミッドソールがむき出しになりそのミッドソールまですり減って斜めになっている人がいます。そういうのは論外なのでここでは取り上げません。
汚れたシューズは紐をはずし、取りはずせるインソールは取り出して、中性洗剤で洗って風通しの良い所で形を整えて陰干しすれば再生します。
あるメーカー曰く、走行距離で1000km、使用しない状態で保管していても4年。これがランニングシューズの寿命だそうです。
1000kmも走るとアウトソールがかなりすり減りミッドソールもヘタリ始める。
使用しない状態で保管していても接着剤やEVAなどの素材が劣化や硬化を始める。
以上がその理由です。
(久しぶりに行ったゴルフで、プレー中に踵がはがれてきて、途中でシューズを買ったことがありました。
これは、接着剤が劣化していたのかと思います)
もう少し進んで、シューズの寿命を考えてみました。
ベテランランナーでもなかなか気づかないのがミッドソールの「ヘタリ」
同じシューズの使用前、使用後を見る機会が少ない為、アウトソールのすり減り方は解るが、ミッドソールのヘタリまでは気がつかないのです。
ここで、比較写真をご覧ください。
上は新しいシューズです。
中央の窪みを比較してください。
下のシューズは私の履いているシューズ。
白い部分(ミッドソール)が「ヘタリ」くぼみが
浅くなっているのがお判りになると思います。
古いアウトソールにはシューズの補修剤「シューグー」
で補修した跡が見えます。
私の履いているシューズは下ろして1年チョイです。
新しいシューズと比較して驚きました。
「ヘタリ」がハッキリ見て取れると思います。
今まで同じ銘柄のシューズをこんな風に比較したことが無かったので、ミッドソールのヘタリという言葉は知っていましたが、実際目の当たりにして納得しました。
皆様の将来の長いランニング人生を考えると、シューズ寿命の見極め項目の一つにミッドソールの「ヘタリ」も入れておいたほうが良いと思います。
最後に、ソールのクッションが復元するには48時間かかると言われています。すなわち、一度履いたシューズが完全にクッション性などの機能を回復する(ヘタリから立ち直る)のはまる2日後。その為にもう1足用意しておいて交互に履けばシューズの寿命は延びるという事でしょう。
【お役立ち情報その①】シューズの寿命を考える もご覧下さい