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緑色です。

というのも、今読んでいる本がコレ。
About Face 3 インタラクションデザインの極意/Alan Cooper
¥6,825
Amazon.co.jp

大御所アランクーパー。
ユーザインターフェイスやユーザエクスペリエンスに関わる人にとっての
バイブルといわれている本です。

あまりの分厚さに何度もめげておりますが、
1日2ページぐらいのペースで寝る前にちょっとずつ読んでます。
全部で500ページ以上あるので、いつ終わるんだって感じ。

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読んでいる理由は、ユーザビリティのスキルを上げる為です。

さて、そもそもユーザビリティとは何か?

直訳すると「使いやすさ」となるので、
「単純に使いやすいかどうか?」をユーザビリティと呼んでいる人が多いですが、
厳密な定義はちょっと、というか全く違います。

一番メジャーな「ISO9241-11」による定義だとこんな感じです。

ユーザビリティ - Wikipedia

「特定の利用状況において、特定の利用者によって、ある製品が、指定された目標を達成するために用いられる際の、有効さ、効率、利用者の満足度の度合い

特定の利用状況
特定の利用者
特定の目標達成のための

有効さ
効率
利用者の満足度合い

なので、ある人にとっては全く使いづらくても、
ある人が指定された目標を達成するために有効ならば、
ユーザビリティは高いという事になります。

私の大好きな「ネット広告」にもこの考え方は応用できると思っています。

というのも、これまで長年ダイレクトレスポンス系のネット広告に関わってきた経験上、
実体験として身につけてきた成果を上げるための考え方と
このユーザビリティが高いかどうか?という観点は、
ほとんど一致すると感じているからです。

なので、広い意味でのユーザビリティ改善の手法というのは、
ネット広告の改善にそのまま活かすことの出来る、
有効な手法のひとつなのではないか、と思うのです。

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例えば、ネット広告を出稿するときに、
クリエティブ3本とLP2本で訴求軸変えてA/Bテストやりましょう、
というのはそれはそれでよいのですが、

その前に、

どんな利用者が、
どんな利用状況で、
どんな目標達成の為に


という事を、厳密に定義した上で、
その

有効さ
効率
利用者の満足度合い

を高めるには、どんな方法があるか?
という事を思考して、出てきた仮説を元にした、
訴求軸なりをA/Bテストしていく事が大切だと思っています。

かつて私が現役バリバリのネット広告野郎だった時は、
この「ユーザビリティを高めるための思考」というプロセスが無くて、
競合や他社で実績の良かったモノの要素を拝借して、組み合わせて、
A/Bテストやって、一喜一憂して、わかった気になってました。

もちろん、ユーザビリティで全て語れるとは思っていないのですが、
(例えば、「目標を持つまでのプロセス」、認知形成や"intender" を増やすこと みたいな部分はユーザビリティの概念では難しい。)
ネット広告でユーザとよりよいコミュニケーションをするために、
ユーザビリティという考え方を少し勉強してみるのもよいのかもと思ってます。

ユーザビリティを理解する時の礎となるのが、
冒頭のAbout Face 3 インタラクションデザインの極意/Alan Cooper という本だったりするのですが、
かなり強敵なので、心してかかっていかないと返り討ちにあいます。

私も勉強中なので、興味のある方はぜひ声かけてください。

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そんな感じで、今週もよろしくお願いします。