どうしても“女性が使うもの”というイメージが強い化粧水や乳液。しかし、近年では男の身だしなみとして、肌ケアの重要性が高まっているという。
取引先との付き合いがある40代ならば、なおのこと化粧水や乳液にこだわり、肌を美しく保つべきだろう。
40男のための化粧水・乳液の正しい選び方について、SMAPの木村拓哉さんがブランドキャラクターの「男のエステ ダンディハウス」を運営している株式会社ミス・パリ広報の角五聖月さんに話を聞いた。
■■今回のアドバイザー
株式会社ミス・パリ 広報宣伝課
角五聖月さん
1982年創業の美容総合商社。エステティックサロンの経営を中心に、エステティックスクールの運営や人材派遣業務など、幅広く展開している。
■肌ケアで男の身だしなみを整える
角五さん「まずは化粧水と乳液の違いから説明しますと、化粧水はお肌に潤いを与え、シワや乾燥を防ぎます。そして、お肌の水分の蒸発を抑えて潤いを保つのが乳液です」
■肌質にあった化粧水・乳液選びを
角五さん「基本的な使用法は、洗顔後、化粧水を適量手に取り、手のひらで顔や首筋に押しあてるように、やさしくパッティングして浸透させます。
肌荒れや、洗顔後のつっぱりが気になるときは、コットンに化粧水を染み込ませたローションパックがおすすめです。
化粧水でお肌を整えたあと、乳液を適量手に取り、顔や首筋に伸ばしながら使います。とくに肌荒れや乾燥が気になる部位には、たっぷりとぬりこみましょう。
続いて、より個人の肌質にあったケア方法をご紹介しましょう。
・脂性肌
シワが少なく、一日中顔全体に油分が浮いている肌。この方は、さっぱりタイプの化粧水や、毛穴を引き締め、皮脂分泌を抑える収れん化粧水がぴったりです。乳液は、薄く伸ばして使用します。
・混合肌
午後になると額から鼻、あごにかけてのTゾーンに油分が浮き出るが、頬は乾燥しているのが混合肌。このタイプは、洗顔後に化粧水を全体にまんべんなく付けたあと、頬などの乾燥している部分に、再度化粧水を浸透させましょう。
・乾燥肌
肌に水分が足らずかさつきがちで、シワが目立つタイプです。このような乾燥肌にはしっとり感が強く、保湿効果の高い化粧水がおすすめ。そして、ほかの肌タイプよりもしっかりと乳液を浸透させてください。
このように、肌タイプは人それぞれなので、個人の肌に合ったお手入れが大切です」
■化粧水と乳液は必ずセットで
角五さん「脂性肌の男性のなかには、ベタつきを気にして化粧水のみを使う方が多くいます。しかし、肌の潤いを保つ乳液を塗らなければ、水分を蒸発させているのと同じ。
脂性肌の乾燥は余計な油分の分泌する原因になってしまうので、さらなるベタつきを引き起こします。脂性肌でも、必ず乳液も使ってください。乳液の使用は、どの肌タイプにとっても重要です」
■最後にアドバイザーからひと言
「美容男子という言葉がブームになるなど、美容に関心のある男性が増加しています。ぜひ肌のお手入れをして男を磨いてください」
記事提供 / 素晴らしきオトナたちへ。モテるオトナの悦びを。[editeur エディトゥール]