こんばんは 京都のkojiroです
今日は2024年11月22日 金曜日 前回のブログで「京の街はいつの間にか秋本番」と書かせていただきましたが、木々の葉が色づき始めたのは京の街(北部)の広葉樹だけでした…京の街(中央部)のイチョウや楓が綺麗に色づくのは来週後半くらいからになるのかなぁ?
京都市内の今朝の最低気温は6.5℃、日中の最高気温は18.0℃でしたが、明日は最高気温が12℃までしか上がらないそうなので、京都観光を予定されている方は防寒対策をお忘れなく…天気予報では京都市内は明日と明後日ともに曇りとのことです。
さて、今回の「kojiroの京散歩」は10月中旬に撮影させていただいた京都散歩画像から京都市上京区観音寺門前町の「東向観音寺」(ひがしむきかんのんじ)の初秋の様子をお届けします。
ご覧いただいている東向観音寺は真言宗の寺院で、北野天満宮の境内、二の鳥居の西にあります。
東向観音寺は真言宗泉涌寺派の準別格本山で、その創建は平安時代初期の延暦二十五年(806年)といわれています。
桓武天皇の勅願により、大納言「藤原小黒麻呂」(ふじわらのおぐろまろ)と「賢璟法師」(けんけい)によって建立された当初は「朝日寺」と呼ばれ、皇城鎮護を目的とした寺院でした。
平安時代の天歴元年(947年)に朝日寺の僧であった「最鎮」(さいちん)らが「北野天満宮」(きたのてんまんぐう:菅原道真を祀る御霊神社)を建立してからはその神宮寺となったそうです。
応和元年(961年)には菅原道真作の十一面観音像が筑紫国の「観世音寺」から遷されてご本尊として安置されました。
江尾時代の慶長十二年(1607年)に「豊臣秀頼」(とよとみひでより:徳川家康に滅ぼされた豊臣家最後の大名)による北野天満宮再建に際して、現在の本堂も再建されました。
明治時代になって神仏分離令後の廃仏毀釈により北野天満宮の仏教建物の多くは破却されましたが、東向観音だけは残されたそうです…その後、北野天満宮より独立して現在に至ります。
次回の「kojiroの京散歩」も初秋の京の街をお届けできたら…と思っています。
それでは、皆さんにとって明日もハッピーな一日になりますように!