(2016年3月)
ライムレジスの街から
隣りのチャーマスへ移動
天気は曇り時々小雨!
風はないので、
何とか化石採取出来そうな気がします。
ジュラシックコーストで化石採取をする際に、
確認しておかなければいけないのが、その日の干潮の時間です。
満潮時でも化石は見つけることは可能ですが、
エリアがかなり狭くなってしまいますし、
化石採取に没頭し遠くまで行ってしまうと、
場所によっては海の中を通って帰ることになりかねません。
私の場合は、化石の仕入先の業者さんに干潮の時間を確認してもらいました。
あとは化石で有名な場所なので、
ホテルなどで聞いても干潮の時間を教えてくれるかもしれません。
地元の博物館などが主催している
「Fossil Hunting Walk」に参加してみるのもよいかもしれません
夏の間はとても人気で事前予約が必須のようです。
・チャーマスヘリテージコーストセンター「Fossil Hunting Walk」予約ページ
http://www.charmouth.org/chcc/events/event-registration
・ライムレジスミュージアム「Fossil Works」予約ページ
http://www.lymeregismuseum.co.uk/home-page-box/fossil-walks/
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チャーマスヘリテージコーストセンターに到着
1Fは化石屋さんと売店 2階はインフォメーションセンターです
海岸沿いの駐車場
(有料;1日1ポンド※観光シーズンはもっと値段が高いかもしれません)。
化石採取の目的地であるストーンバローの崖。駐車場から歩いて行けます。
まだ、潮が引く前の海岸です
なお、ライムレジスやチャーマスの海岸では崖からの直接採取は危険なため禁止のようです。
そもそも、世界遺産ですので崖を勝手に崩して、
景観が損なわれてはダメという理由もあるのかもしれません。
転石や海岸の石に関しては化石採取OKで
化石も持って帰っても大丈夫です。
この後、業者さんから化石を仕入れる予定ではあったものの、
やはり化石採取をするのであれば、良いものを沢山採取したいです。
今回は日本からマイハンマーとタガネ持参しました。
化石採取目的であろう
先客が数名
ほかの人の装備を見ていると、
ハンマーはもちろんみんな持ってきているようでしたが、
恰好からしてプロ(業者)っぽい人や常連さんポイ人はスコップを持っていました。
使い方を見ていると、
海岸にごろごろ転がっている石をひっくり返すのに使っているようでした。
裏面に化石の断面が無いか、スコップで岩をひっくり返して確認してました。
やはり、観光シーズンオフの時期とあって、
海岸にいる人たちは強者ぞろいといった感じでした(笑)。
↑この人は なんとおばあさんでした!
カップルで長靴はいて、大きなリュックとスコップをもって化石採取?!
さて、実際どのような化石が見つかるかというと、
圧倒的に多いのはアンモナイトとべレムナイトです。
海岸の転石の中から、比較的すぐ見つかりました。
べレムナイト
小さな方解石化したアンモナイト
転石の断面に化石が確認できます。
潮が引いてきました
天気も良くなってきました
犬の散歩をする人が増えました(笑)
↑アンモナイト化石の周りに黄鉄鉱が成長したもの
潮が引いてきて
海水に沈んでいたところにも沢山の化石が見られます
小さいですが、きれいな黄鉄鉱化アンモナイトも見つけました!
小さな黄鉄鉱化アンモナイトは
海岸の小石の隙間などを
よく見ると
転がっています。
一つ見つけると、その周りから結構見つかりました!
↑
泥岩中には黄鉄鉱(パイライト)の結晶も沢山発見できます。
そんなこんなしているうちにタイムアップ。
4時間くらい海岸で地層の観察や化石の採取ができました。
実際のところ、化石は沢山発見できるものの、
あまり化石は採取してきませんでしたが、十分に楽しめました。
(化石は沢山見つかりますが、
綺麗に採取するには時間がかかるので、
今回は時間がないので観察メインでした)
午後、天気がよくなって暖かくなってから、
人が増えてきました。
駐車場にも車がいっぱい
それにしても、世界的に見ても、これだけ広い範囲で
オープンに化石採取が出来る場所はなかなか無いのではないでしょうか?
本当は2週間くらいかけて、じっくり化石採取したいのですが、
今回の旅ではこの4時間だけ
でも
ちょー楽しかったです。
つづく