山の朝
何とか雨も上がり
朝日の昇るところを見ながら
朝の祈りを神父様と一緒に捧げました
熊本ですが山の上は寒いです
この後、本堂で朝ミサでした
本堂の前には手水もあります
お2人いるイタリア人の神父様達は
本当に日本の文化を理解されていて
お2人ともミサ以外は作務衣姿です
それも着こなしていてお似合いなんです
朝食後まで沈黙
皆で静かに朝食をいただきました
神父様お手製のはっさくマーマレードが
とても美味しかった
その後、9時から簡単な作務がありました
竹ぼうきで落ち葉はき
神父様は地球をきれいにすること🟰
自分の心をきれいにすること
そう思いながらの作務は楽しい気持ちでした
いつまでもやっていたいくらい
その後、午前の講話でした
今日は昨日とは別の神父様の講話
でもやはり優しさが溢れていて
とても謙虚でした
とにかくどれも堅苦しさがなくて
優しい時間ばかり
お部屋でくつろぐ時間もたっぷりあります
昼食の後
隠とん所と呼ばれている
小さな聖堂を見に行きました
十字架とステンドグラスの灯り窓
ここはバストイレ、小さなキッチン、押し入れ
素敵な机とほのかな灯りがありました
まさに祈りだけの場所
その後3時のお茶の前に
赦しの秘跡を受けることができました
カトリックの告解です
お部屋のすぐそばの小さな聖堂で
私の心は清められて
待降節のための心を整えることができました
その時も神父様の優しさは慈悲深く
後から涙が出ました
3時のお茶をいただいてからは
午後の講話
テーマはやはり希望です
神父様は日本の言葉で
「恩返し」という言葉と
もうひとつ「恩おくり」という言葉について
お話しされました
恥ずかしながら私は「恩おくり」については
無知で、調べると江戸の頃からあった言葉のようで
誰かから受けた恩を直接その人に返すのではなく
別に人に送ることを言うようです
つまり、バトンをつなぐこと
なのだそうです
「徳」の意味にも近いでしょうか
皆ができれば素晴らしい平和な世界になります
1日中、晴れたり雨が降ったりでした
今は雨と風の音がします
静かなのでより強く感じます
なので晩の祈りは日没を見ながらは叶わず
本堂で捧げました
食事の時間のベルは
神父様が感謝の気持ちで丁寧に鳴らすので
私たちは、そばに立ち感謝を捧げます
手作りの夕食
お食事は素朴な家庭の味ですが
収穫したお野菜などが使われていて
美味しいものばかり
お箸がいつもよりすすみました
食後に神父様が自らデザートの用意をして
自家製さつまいもに朝のマーマレードを添えて
出てきました
本当に美味しい❣️
昨晩のように夕食後に少し歓談をしてから
聖堂前に集まって蝋燭ひとつの灯りの中
サルヴェ レジーナを歌って
沈黙の時間になりました
それではおやすみなさい💤
昼食後のデザート
神父様手作り&サービス
書院に飾られているもの
上がみことばで
下は上人様がかかれたそうです