しばらく前にルフィーを名乗る一味の摘発があって少し下火に見えていたトクリュウ型犯罪(匿名で流動的なグループによる犯罪のこと)がまたゾロ復活して来ました。
報道によれば「闇バイトに応募して現場に行ってみたら強盗をすることになっていて、身分証明書を送ったあとで断れなかった」と検挙された男が語ったそうです。
SNSでのバイト募集で一見したら闇バイトに思えないものでも、募集内容で高額報酬を謳ったり、妙に簡単と言っていたり不審な点があるはずです。
何よりも相手がどんな団体や個人かもわからないのに、免許証や学生証を写真に撮って送るなんて安易すぎます。
基本的に履歴書を要求しないようなバイトはろくなもんじゃないと思うのです。
ちゃんとした組織なら履歴書の審査くらいはあるはず。
もしもやむを得ず羊が応募するとしたら、スマホで撮影した免許証の写真や個人情報を画像加工ソフトでいじって偽情報にして別アカウントから送ります。
闇バイトの元締めだったら個人情報の照合などできないはずなので。
まあ、これは若い人に限ったことではないですけどね。
中高年がSNS広告で投資詐欺に合うという事件もあとをたちません。
よくもSNSアカウントだけで信じて何百万円も送金するものだとある意味感心してしまいます。
どちらもどうしてそんなことになってしまうのでしょうか?
それはひとえに想像力が不足しているのだと思います。
それと行動する前にちょっと立ち止まって考えることをしないというのもあります。
SNSに慣れすぎると反射的にリプライする癖がついて考えなくなるという副作用があります。
ゲームと同じで反射的に行動するように脳がプログラミングされてしまう。
ですから子どもたちがこうした被害に合わないように育つためには、反射的行動は謹んで考える習慣をつけることが大切です。
ですからおとなは子どもに事あるごとに質問を投げかけると良いでしょう。
質問されたら一応考えますよね。
こうしてしょっちゅう質問されていれば考える習慣が育つと思います。(羊)