お車代は誰に? いくら渡せばいい?
「若い方からいただけません」と辞退される方もいらっしゃいますが、きちんと用意はしておきましょう
結納の際は、結納金の10%(5~10万円)を「御車代」として、結婚式の時はいただいたご祝儀の倍返し(10~30万円)にプラスして「御車代」として、1万円包むのが一般的です。結婚式後に御見送りする際、手渡すとよいでしょう。
・主賓・乾杯
主賓や乾杯をお願いした方にも「御車代」として1万円を包むのが一般的なようですが、主賓だけというケースもありますし考え方次第です。ただ、主賓が社会的な立場のある年配の方などは気にすることも多いので、お渡ししておいたほうが後々気をもまなくて済むという考え方もあります。また、近くにお住まいの方でも金額は1万円以下の金額にするのは失礼にあたることがありますので注意を。
新郎新婦は当日式が始まる前にご挨拶できるチャンスがないかもしれないので、母親などに式前に渡してほしいと頼んでおくのが無難でしょう。
・遠方からのゲスト
遠方からの出席者の交通費を負担する場合は「御車代」の名目で渡します。「全額負担するから出席してほしい」と依頼した場合は、もちろん全額をキリのいい数字で揃えて、「一部を負担させていただく」とした場合は、一般に交通費の半分ぐらいを負担するケースが多いようです。これも母親か、兄弟などに式が始まる前に渡しておいてもらいましょう。
お車代のご祝儀袋の選び方と書き方
1万円以下の金額なら、一度きりで何度も繰り返さないという意味の“結びきり”の水引きが印刷されたご祝儀袋にします。表書きは「御車代」、その下に両家の名前を新郎右、新婦左で並べて書くか、招待した側の家の名前を書きます。ただし、仲人の場合は、両家連名で。
お札は新札を用意し、お札の表が前を向くようにしていれます。上下についてはいろいろな説がありますが、慶事は顔が下にくるように入れるのが一般的なようです。
お車代は両家でどう負担する?
お車代は基本的に招待した側の家が負担するというのが合理的な考え方でしょう。仲人の分は両家折半が一般的になります。お金のことですので、しこりが残らないよう最初に決めておきましょう。【関連記事】