2024年の暦を踏まえ、大掃除に適した時期やお正月準備についてお伝えします。
年末ギリギリの大掃除はNG!?
大掃除は、ただ年末に部屋をきれいにするのではなく、次の新しい年の一年間を見守ってくださる“歳神様(としがみさま)”をお迎えするための準備です。そのため、年末ギリギリに慌てて大掃除をするのは、あまりおすすめではありません。歳神様は、1月1日からあらゆるお正月飾りを目印に、一軒一軒お家やお店をまわってくださるといわれています。そのため、部屋が片付いていなかったり、お正月飾りが出ていなかったりすると、神様を受け入れる準備が整っていないと見なされてしまいます。
大掃除は12月13日から始めるのがベスト!ですが、今年は……?
古くから12月13日は「正月事始め」といわれ、この日のすす払いからスタートし、ゆっくり丁寧にお正月を迎える準備をしていきます。とはいえ現代では、クリスマスを楽しむ文化もあり、全てをお正月仕様にすることは難しい方も多いと思います。ですので、できるところから始めてみてください。2024年であれば12月13日は「不成就日(ふじょうじゅび)」という暦注(暦やカレンダーに記されたその日の吉凶や運勢などを注記したもの)が重なります。「不成就日」とは「この日から始めた物事は成就しない」といわれる日です。つまり、勢いでこの日に始めても疲れがたまるだけで、片付けが終わらないかも。なので今年は、13日にゆっくりと「掃除の計画」を立ててから大掃除を進めることがベスト。実際に動き出すのは14日からにするとスムーズでしょう。特に気になっていた細々とした場所から始めるのがおすすめです。
また大掃除を終え、お正月飾りを出すのは12月28日までに。なぜなら、29日は「二重苦」に通じるため、避けられてきました。それから31日は「一夜飾り」といって、前日にギリギリで準備することもせわしなく、失礼に当たるということでNGとされています。ですので、28日までに大掃除を終わらせて、正月飾りを出すようにしてみてください。
今年は、12月13日に掃除の計画を立て、14日から28日にかけてゆっくりと大掃除を行い、ゆとりのある年末年始を迎えてみませんか?
暦を知ることは、自然のリズムと調和することでもあります。意味を知ることで、よい運気を引き寄せることができ、ご自身の新たな道が見えてくるかもしれません。ぜひ、開運アクションを参考に、よき年末年始をお過ごしください。