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ゲーミングデバイスは144Hz液晶やG PRO WIRELESS、APEX PRO TKLなどが人気
~ アキバのショップ店員が語る2020年 その6 ~
2021年1月27日 06:05
2020年を振り返るこの企画。アキバのショップスタッフに特に印象に残った製品や出来事について聞いてみた。
GIGABYTEのG34WQCは予約いっぱいで、よく売れました。2020年の前半はテレワーク需要で23インチクラスの安い液晶がよく売れました。急ぎで欲しいという人が買いに来ていましたね。一方、ゲーム向けはどれも満遍なく売れました。144Hz対応のモデルが2万円台前半で購入できるようになったのは大きかったです。あとは、IPSパネルを採用したゲーミング液晶が増えましたね。
ゲーミング液晶も2020年にかなり売れた製品の一つですね。ASUS、BenQ、MSIあたりのリフレッシュレート100Hz以上のモデルが人気で、最新技術やスペックなどで選ぶ人にはASUS、MSIも性能面では結構頑張っている感じがしますし、BenQは大会で使われていたりと定番なのでやはり売れますね。PlayStation 5が高リフレッシュレート対応だったりするので、今後も需要が高い状態が続きそうですね。
ゲーミングデバイスでは、ロジクール G PRO WIRELESSの反響が大きかったですね。センサーの精度が高く、重量は軽い、両手対応でワイヤレスと、完成度が高いモデルなので、1万6千円前後と高価なモデルですが、かなり売れました。このモデルが出てくる前はゲームなら有線モデル以外認めないというような空気がありましたが、このモデルを境に大きく状況が変わりましたからね。後継モデルも大注目のモデルです。
APEX PRO TKLはよく売れましたね。アクチュエーションポイントが細かく設定できるので、ゲーム向けでは最強のキーボードと言っても過言ではないです。他はロジクールのG PRO WIRELESSもガンガン売れましたね。うちではゲーミングデバイス史上、一番売れたかもしれないです。
コロナ禍でもとにかく売れました。テレワーク関連商品はもちろん、ゲーミングデバイスや液晶もよく売れました。ゲーミング液晶はBenQやASUSの144Hz対応が人気で、BenQはみんなが使っているからとか、ブランド力で人気なようです。それ以外だとAMDかな。何でRadeonに行列が出来るんだという感じでしたし(笑)。全体的には価格が高くても、良いモノは売れると印象が強かったですね。
巣篭もりでゲームをプレイする時間が増えたこともあってか、ゲーミングPCを自作したい、パワーアップさせたいという方が多かったですね。さらにRyzen 5000シリーズやGeForce RTX 30シリーズ、Radeon RX 6800シリーズと高性能なPCパーツも登場したこともあり、年末は特に自作熱がすごかったですよ。
アキバのショップ店員が語る2020年
- テレワーク需要でWebカメラが品薄に、ノートPCやキャプチャ製品も売れ行き好調
- AMDはRyzen 5000シリーズが大ヒット、Intelはキャンペーンで対抗
- NVMe SSDが主流になってHDDの売れ行きは鈍化、ゲーム向けには大容量SSD
- イオシスやサンコーで2020年に一番売れたアイテムは?
- GeForce RTX 3000のヒットに「10万円超えのビデオカードがこんなに売れていいのか?」の声
- ゲーミングデバイスは144Hz液晶やG PRO WIRELESS、APEX PRO TKLなどが人気
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- イベントや営業の自粛で来客が減った秋葉原のショップ、一方で通販は好調