タブレット1億台時代へ。アツいのは新しいiPadだけではない。中華Padもアツい!
2012年03月09日 iPhone・iPad・Android
世間では「新しいiPad」だなんだと騒がれたりしています。今日の日本経済新聞に、「タブレット1億台時代へPC猛追 新iPad16日発売」という記事が掲載されました。iPadはタブレット(多機能携帯端末)の一種です。タブレットPCとは「平板状の外形を備えタッチパネル式などの表示/入力部を持った携帯可能なパーソナルコンピュータ」であり、従来のノートパソコンから派生した物と、もっと小さなスマートフォンから派生した物があったりします。
タブレットに搭載されているOSを大きく3つに分類すると、AppleのiOS、GoogleのAndroid、MicrosoftのWindowsです。このうちiOSは、Appleの製品にしか搭載されていません(でもたった一社でタブレット界のシェアが6割)。早くからタブレットPCを開発していたWindowsは、あまり流行っていません。
今一番のブームは、Androidを搭載したタブレットです。SONY、NEC、Amazon、SAMSUNGなど、世界中の多くの一流メーカーがAndroidタブレットを開発しています。
そして、Androidタブレットを開発しているのは一流メーカーだけではありません。無名の中国メーカーもたくさんAndroidタブレットを開発しています。OSにGoogleのAndroidを搭載しているため、あとは液晶・CPU・メモリなどを組み合わせれば、無名の中国メーカー製造であっても、けっこうイイ物ができあがったりします。むしろ日本メーカーの方が開発に時間がかかっていて、発売される頃には時代遅れだったりして使い物にならないことも多々あります。
中国製のAndroid搭載タブレットのことは、中国製だから「中華パッド」「中華タブレット」とか、Android搭載Padだから「APad」とか呼ばれたりしています。iPadのパクリだから「iPed」などと呼ぶ場合もあるかもしれません(現実にはiPadのパクリではなく、ちゃんとしたAndroidタブレットです)。
中華Padの良いところは、とにかく「安い」ところ。一流メーカーが作ったタブレットは4万円前後しますが、中華Padなら数千円〜高くても2万円くらいです。リリースサイクルが早いので、最新のCPUやIPS液晶を搭載した中華Padから、粗悪な液晶やメモリをケチった中華Padまで、とても種類が豊富です。
端末デザインも自由度が高いため、「iPhoneでは小さい、でもiPadでは大きすぎる」という人に向いた中華Padも存在します。試しに、下からiPad、中華Pad、iPhoneを置いて大きさを比較してみました。
こんな感じで、ちょうど良いサイズのタブレットもあったりするわけです。タブレット1億台時代へ。これからも中華Padからは目を離せないと思います。