ATOKなら3倍速く打てる!
2008年02月15日 パソコン(PC)
「Windowsをインストールしたら、アンチウィルスソフトとATOKは入れておけ!」
という格言(*1)が示すとおり、Windowsを操作する上で必須なのがATOK(*2)。
今まで「ATOK最高!」と叫ぶには、敵を作りすぎると思って控えてきましたが、
にて、元マイクロソフト株式会社・執行役最高技術責任者の古川さん(去年の怒りはこちら)が、
某MS社員に、「MS IME最近どうなっているのよ?」と先週聞いた答えが...「IME開発の主体が、中国にシフトしまっていて我々も手を出せない......個人的にはATOKに切り替えようと思っている」と言う現役開発系社員の発言に絶句!!!とおっしゃっていたので、今日はATOKの素晴らしさを語ってしまいます。
今では手放せないツールとなってしまったATOK(エイトック)。
Windows向けのフリーソフトをたくさん使っている今でも、日本語変換ソフトだけは絶対に有料のATOKを購入して使っています。
今週、4年ぶりにATOK ver.17から最新のATOK 2008に買いかえました。
初めてATOKを使ってから(最初は確かATOK13でした)、今に至るまでの歴史はこんな感じです。
ATOK愛用の友達を見て…
昔、ATOKを愛用している友達を見て、変換ソフトなんて、Windowsにはじめから入ってるのに、なんでわざわざお金出してATOKなんて買ってるの?と聞いたことがあります。
返ってきた答えは、
ATOKは良いよ〜。使ってみれば素晴らしさがわかる。でした。
ATOKを試してみることに…
「使ってみればわかる」と言われて、友達のPCを借りて少し日本語を入力して変換を試してみましたが、そんなすぐには違いがわかりませんでした。違いがよくわからないのも悔しかったので、まぁ、だまされたと思って、ATOKを買ってインストールしてみることにしました。
その結果…
確かに、変換精度が素晴らしかった!
しかも、入力途中でTabキーを入力すると、今までの変換履歴から省入力候補がすぐに表示される!
例えば、15回キー入力が必要な文字でも、3文字入力してTabキー、Enterキーの5回で入力できて、3倍速になります。
「入力途中」という単語を2度目に打つときは、「にゅう」と打ってTabキーを押せば「入力途中」が候補に現れてEnterキーを押せば入力完了です。
にゅうと入力 | Tabキーを押すと… | 変換履歴を元に省入力候補が出る |
---|---|---|
→ |
また、「にゅうりょ」まで打つと、自動的に「入力途中」という候補が出てくるので、Shift+Enterキーを押すと「入力途中」で確定できます。
他にも、文脈から変換結果を変えたり、辞書を学習して最適な候補を出してくれたり…。
変換ソフトによって、ずいぶん違うんだなぁ…と、ATOKを使い始めた初期の頃は呑気なことを思ったりもしたのですが、一番衝撃を受けたのは、実はこの後でした!
え、MS-IMEって…!
一番衝撃を受けたのは、ATOKがインストールされていないPCで、再びMS-IMEの日本語入力をしたときでした!MS-IMEって、なんてバカなんだ!こんなバカだったんだ!と、初めて気づき、衝撃を受けました!
MS-IMEで文章を打っていると、変換精度の悪さにだんだんイライラしてきます。
ストレスがたまれば、それだけタイピング速度も下がり、誤タイピングも増え、作業効率が悪くなります。
小説家や漫画家や画家が筆にこだわるように、PCユーザーも日本語入力システム(*3)にこだわるべきです。(*4)
ただし、ATOKの快適さになれてしまうと、もうMS-IMEに戻れない体になってしまいます。
まるで麻薬のように、依存性が高くなってしまいます。
これからATOK導入を考えている人は、この点だけは注意したほうが良いかもしれません。
進化し続けるATOK!
4年ぶりの新作「ATOK 2008」をインストールして、驚いたことがあります。今までは、「おバカなMS-IMEに対して、使いやすいATOK」というイメージでした。
今回、4年ぶりに新バージョンを導入してみて「賢く」なっていることに驚きました。(*4)
今まで変換できなかったような単語でも、簡単に変換できるようになっていました。
4年前までは、「当サイト」が「搭載と」になってしまったり、「屈腱炎」が変換できなかったりしましたが、今回のATOK2008は楽々変換してくれます。
「屈腱炎」なんて単語、競馬通の人以外なかなか打ったりはしませんが、こういう細かい単語まで変換できるのが、ATOKの素晴らしさです。
徳島県で作られている、ジャストシステムの製品ならではの強みです。
MS-IMEのように中国に開発を任せてしまうと、日本人の微妙なニュアンスまで搭載してもらえるのか、不安な部分は大きいですからね。
ATOKは最新の単語、人名などにもいち早く対応してくれるため、難しい芸能人の名前などは打ち間違えずに一発変換(あるいは数発で変換)できます。
例えば、AVEXのアーティストの変換は…
入力 | 変換結果 | |
---|---|---|
はまさきあゆみ | → | 浜崎あゆみ |
こうだくみ | → | 倖田來未 |
えむふろー | → | m-flo |
とうほうしんき | → | 東方神起 |
えぐざいる | → | EXILE |
えぶりりとるしんぐ | → | Every Little Thing |
ぼあ | → | BoA |
だるびっしゅゆう | → | ダルビッシュ有 |
ATOK導入のコストはこんなに安い!
その昔、変換ソフトなんて、Windowsにはじめから入ってるのに、なんでわざわざお金出してATOKなんて買ってるの?と友達に言ったわけですが、今では自分が周りから言われる立場になってしまいました。
実は、ATOK利用料を1年あたりのコストに換算すると、驚くほど安いことがわかります。
今回のATOK 2008は、アマゾンで約6000円で購入しました。
また4年使うことを考えると、1年あたりのコストは1500円です。
1年あたり1500円のコストで、快適な文章入力ができるのなら、やはり「買い」という結論に至ってしまいます。
OSのサポートが続く限りは、ATOKの古いバージョンでもずっと使い続けられますので、何年でも利用可能です。
もし、
自宅用にATOKを導入しても会社では…と思うようなときでも、会社のPCに自由なソフトウェアのインストール権限が与えられていれば(*6)、両方のPCにインストールすることが可能です。
「同時に使用しなければ」自宅用とオフィス用に別々にインストールしてもOKだと、サポートページに載っています(詳しくはこちら)。
緩いライセンスなのも嬉しいところです。
MS-IMEの辞書をそのまま引き継ぐ機能も付いています。
書類をたくさん作成する部署にATOKを導入すれば、仕事の効率が上がって人件費を削減できるかもしれません。
ATOKはPCであまり文章を打たない人には必要のないソフトですが、ブログやワープロソフトなどでたくさん文章を打つ人には是非オススメします。
3倍の速さでタイピングすることが可能になるかもしれませんから。(*7)
ATOK 2008 for Windows
ジャストシステム 2008-02-08 コメント:これはいいものだ。 コメント:ATOKを買うよりは一太郎、一太郎を買うよりはジャストスイート コメント:文章を作成するのが楽しくなります コメント:前回バージョンの性能を圧倒している!新規にも強くお勧め! コメント:これは良いかも by [Z]ZAPAnetサーチ2.0 |
(*1)ZAPAさんが作った格言です
(*2)ZAPAさんにとって必要なだけです
(*3)と言っても、日本語入力システムの選択肢はかなり限られています
(*4)あと、キーボードも自分に合った使いやすいキーボードが良いですね
(*5)いくらATOKが賢くても、自分の実力以上の文章は書けませんのであしからず
(*6)そういう自由度の高い会社は最近では少ないかもしれませんが…
(*7)場合によっては、もっと速く打てるようになる可能性もあります