いつも体が重だるい&疲れやすいのは呼吸のせい?体のだるさスッキリ改善エクササイズ
ちょっと動いただけで疲れやすかったり、体が重だるく感じてしまうことはありませんか?そんな時こそ呼吸を見直してみると良いかもしれません。今回は座ってできる簡単エクササイズ&セルフケアをご紹介しますので、ぜひ呼吸を意識しながらやってみてください。
いつも体が重だるい&疲れやすいのは呼吸のせい?
ちょっと動いただけで疲れやすかったり、体が重だるく感じてしまうことはありませんか?そんな時こそ呼吸を意識してみましょう。
一見関係の無さそうに思えますが、呼吸と感情は連動しています。イライラしていたり、不安感が続いたり、緊張状態が続いた時は浅い呼吸になりがり。現代人は昔の人と比べると呼吸数が多いと言われていますが、呼吸が浅いと一回の呼気と吸気の感覚が短くなるので呼吸数が多くなります。呼吸数の多さはストレスの状態や体調などさまざまことに関連しています。
浅い呼吸は不調の引き金
普段、日常の呼吸は腹式呼吸と胸式呼吸が複合して行われています。その際、横隔膜・肋間筋の動きの圧力により肺が伸縮します。呼吸の主導となる横隔膜は胸とお腹を仕切る所にありますので、胸に位置する肺だけではなく腹腔内にある内臓にも影響を与えます。また、横隔膜は自律神経の神経支配を受けるため、ストレスが続くと血流や内臓の働きなどにも影響します。
横隔膜が硬くなってしまうと以下のような不調につながってしまう可能性があります。
● 疲労しやすい
● 交感神経が優位になりやすくストレス過多になる
● 自律神経の乱れ
● 胃腸消化器の低下
● 血行不良による冷え
呼吸を深くするメリット
横隔膜や肋間筋がしっかりと働き、呼吸が深められると健康へのあらゆる効果が期待されます。
● 自律神経の安定
● 姿勢保持筋の向上
● 骨盤底筋との連動から尿漏れ予防
● 便秘改善
● 肩コリ、腰痛改善
呼吸が深まるエクササイズ&手の平のツボマッサージ
ここからは呼吸が深まるエクササイズと手の平のツボをマッサージする方法をご紹介します。今回ご紹介するエクササイズは座ったままでできる簡単なものです。体側を伸ばしながら意識的な呼吸から横隔膜・肋間筋をしっかり働かせましょう。
体側を伸ばして呼吸が深まるエクササイズ
<やり方>
1)両腕をあげて手を合わせ背骨を伸ばし、鼻から息を吸う
2)息を吐きながら(鼻または口から)横に体を倒し側屈
3)呼吸に合わせながら繰り返す
リラックス効果を高める手の平のツボマッサージ
手のひらには呼吸・ストレス・心の安定に関わるツボがあります。
魚際(ぎょさい):呼吸に関わる肺経のツボ 手の平の親指の付け根の下の膨らみ
老宮(ろうきゅう):ストレスに関わるツボ心包経のツボ 手の平真ん中
神門(しんもん):心の安定に関わる心経のツボ 小指側の手首内側
<やり方>
指の腹で揉む、押すなどして心地良い刺激を与える。肩は力まないようにしましょう。
AUTHOR
竹内結子
ヨガインストラクター 。ホットヨガやスポーツクラブでヨガを体験し、もっと学びを深めたいとの思いから様々な流派のヨガメソッドを経験、さらには指導者資格を取得するに至る。ヨガへの学びを深める中で中医学と出会い、中医学関連の資格も取得。見えない心や感情、身体への理解を求めて東洋、西洋の視点で勉強中。RYT200、ケン・ハラクマのアシュタンガヨガプライマリーシリーズTT、シニアヨガ、中医養生ヨガ®初級中級、中医学女性の体とマタニティ、四季養生ヨガ、JOPHEE中医学骨盤モジュールTT修了。
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