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その性能、普段着以上!ユニクロの大人気ジャケット
撮影:筆者
「ウルトラライトダウン」や「ブロックテックパーカ」など、数々の名作を生み出してきたユニクロ。登山やトレッキングで実際に愛用している人も多いのではないでしょうか。
そんなユニクロの中から今回紹介したいのが「ウィンドプルーフスタンドブルゾン(5,990円)」です。街着としての完成度の高さはもちろん、アウトドアでも通用する機能性を備えていると話題になっています。
このアイテムは山やハイキングでも使えるのか?詳しく見ていきます!
ウィンドプルーフスタンドブルゾンを知る6つのポイント
まずはウィンドプルーフスタンドブルゾンを6つのポイントでご紹介します。
①シルエット|さっと羽織りやすいゆったりシルエット
撮影:筆者(身長180cm 体重約60kg、Lサイズ着用)
全体的のシルエットはゆったりめのサイズ感。丈は長すぎず短すぎないちょうどいい長さです。
撮影:筆者
肩のラインには縫い目のないラグランスリーブを採用しており、羽織るだけでトレンド感のある雰囲気に。
撮影:筆者
腰回りにはドローコードが付いているため、絞ればシルエットを調整可能。登山やトレッキング中も邪魔になりにくそうです。
撮影:筆者
また、ゆとりのあるサイズ感のおかげで、厚手のフリースの上から羽織っても腕周りが窮屈にならず、レイヤリングのしやすさも魅力的。寒暖差のある環境でも、着こなし次第で対応できそうです。
撮影:筆者
ちなみに、ウエストベルト付きのザックを背負う場合、フロントポケットが少し使いづらくなる点には注意。ウエストベルトにポケットが重なってしまいます。ウエストベルトなしのザックのほうが相性はより良さそうです。
②素材感|山と街の両方で使いやすい
撮影:筆者
表生地は、さりげないシワ加工がされたナイロン素材。マットな質感のおかげで、アウトドアでも街でも浮かず、様々なシーンで馴染む絶妙なデザインに仕上がっています。
撮影:筆者
裏地にはメッシュ素材を使用しており、通気性にも配慮。アクティブなシーンでも蒸れを軽減し、快適な着心地を維持してくれます。
③防風性|風をシャットアウトする高機能
撮影:筆者
ウィンドプルーフの名の通り、防風性に優れたラミネート素材が施されていることにより、冷たい風をしっかりブロック。
撮影:筆者
さらに、フロントはジップとスナップボタンのダブル仕様になっているため、隙間からの風の侵入も防ぎます。
特に風が強い稜線や山頂では、しっかりと防風対策ができるかどうかが重要ですが、このジャケットなら心強い相棒になってくれそうです。
④撥水性|小雨ならしっかり弾く撥水加工
撮影:筆者
表面には撥水加工が施されており、小雨程度ならしっかり弾いてくれます。実際に水滴を垂らしてみると、表面をコロコロと転がるように流れていきました。
ただし、これは「撥水」であり「防水」ではありません。登山用のレインウェアのような防水仕様ではないため、長時間の雨や本格的な悪天候には向かない点には注意が必要です。
⑤耐久性|ガシガシ使える頑丈さ
撮影:筆者
登山で使用するウェアは、耐久性が重要なポイント。ウィンドプルーフスタンドブルゾンは摩擦や引っ張りに強い素材が使用されているため、ちょっとした接触程度ならものともしません。
実際に木の枝で強めに擦ってみましたが、ダメージは全くなし。低山での藪漕ぎや木の枝との引っかかり程度なら十分に耐えられそうです。
⑥ディテール|こだわり抜かれた細かい工夫
撮影:筆者
フロントには大容量のポケットが2つ配置されており、スナップボタンで簡単に開け閉め可能。手袋をしたままでも操作しやすく、ちょっとした荷物の収納に便利です。ただし、完全に密閉できるわけではないため、雨の吹き込みなどには注意が必要です。
撮影:筆者
収納式フードも搭載されており、必要に応じて襟部分から取り出せる仕様に。首元のドローコードにより、フィット感を調整することもできます。
撮影:筆者
ただ、本格的な登山用ジャケットに比べるとフード自体はやや浅め。ちょっとした雨や風を防ぐ程度の使用を想定すると良さそうです。
気になる使用感を山でチェック!
特徴がわかってきたところで、ウィンドプルーフスタンドブルゾンの実力を探るべくフィールドでテスト。急登のある1500mほど低山と、起伏の少ない300mほどの山で試してみました。
結論として、総合的なウエアの性能はとても高く、利用する用途や場所はある程度選ぶ必要があるものの、山でも十分使えそうなことがわかりました。