写真●GS21 2600
写真●GS21 2600
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 富士通は2014年4月3日、メインフレームの超大型機「FUJITSU Server GS21 2600モデルグループ」(写真)、および中・大型機「FUJITSU Server GS21 2400モデルグループ」の販売を開始した。2014年9月末から順次出荷し、2017年3月末までにメインフレーム全体で700台の販売を目指す。

 新モデルでは「システム・オン・チップ」を採用。CPUやI/Oプロセッサ、メモリコントローラーなど、従来モデルでは14個に分かれていたLSIを1個に集約した。処理能力を従来モデル比で最大40%向上させるとともに、消費電力を最大約50%低減し設置面積も70%縮小した。

 ソフトウエアも刷新。スマートフォンなどのモバイル端末から、基幹系システムに蓄積するデータに簡単にアクセスできるように開発ツールを提供する。

 モバイル端末からメインフレームを活用する場合、これまでは顧客企業がネット回線やID管理、認証などの機能などを用意する必要があった。こうした不便を解消するソリューションとして、2014年5月から「メインフレームコネクト」を提供する。通信環境やデータセンターサービスなど、メインフレームのモバイルアクセス環境として「必要な機能を富士通がオールインワンで一括提供する」と、富士通執行役員の野田敬人エンタプライズサーバ事業本部長は説明する。

 料金は「GS21 2600モデルグループ」が月額1138万2000円(税別)からで、「GS21 2400モデルグループ」が月額101万5000円(同)から。「メインフレームコネクト」は月額29万円(同)から提供する。