羽田空港国際ターミナル24時間化を機に、24時以降に出発する深夜便や朝5時台に出発する早朝便など、さまざまな時間帯のフライトを利用できるようになりました。そのため公共交通機関で空港に向かう場合、早めに空港に到着して長時間フライトを待つ方も増えています。
ただひたすらフライトを待ち続けるのはどうにも退屈なもの。ここでは長時間空港に滞在する場合、楽しく快適に過ごすコツをご紹介します。
国際線を利用する場合、利用する航空会社や申し込んだ旅行会社によって異なりますが、通常フライトの出発時間の2時間〜3時間前に空港に着くように向かいます。航空会社のカウンターでチェックインをして荷物を預け、出国手続きを終えてぶらぶら免税店を見ていたら、あっという間に出発時間が来るものです。
しかし羽田1:30発のマニラ行きの深夜フライトや、羽田5時台発の台湾行きの早朝フライトなど、公共交通機関で空港に向かう場合、ちょうどいい列車等を見つけることが難しい場合があります。
提供元:写真AC
https://www.photo-ac.com/また乗継便を利用する場合、フライトの接続が悪く出発時間まで数時間空いてしまうと、空港内で時間を潰しながらフライトを待つ必要があります。またフライトの遅延などでやむを得ず空港内で待ちぼうけとなることもあります。
まずは空港での滞在時間が長くなると前もってわかっている場合、以下のことができます。
・24時間営業のお店でショッピング
空港には24時間営業のコンビニやカフェがあります。余裕を持って荷造りができなかった場合は、空港に到着してから買い揃えてもよいでしょう。24時間ではなくとも、遅い時間まで営業しているお土産屋さんもありますよ。なお液体物を購入して手荷物に入れる場合は持ち込める量に制限があること、プラスチックバッグに入れる必要があることを忘れずに。
またカフェでコーヒーやスイーツを頼んでリフレッシュするのもよいでしょう。羽田空港内にある「茶寮 伊藤園」は伊藤園が運営する本格的な日本茶カフェで、22時まで営業しています。しばらく日本を離れる方は最後にゆっくり日本茶を堪能してみては?
・空港内のラウンジを利用する
空港内にはソファなどが設置され、ドリンクサービスなどが提供されるラウンジがあります。所持しているクレジットカード、保有している航空会社のマイレージサービスの会員専用のラウンジもあれば、料金を払うことで誰でも利用できるラウンジもあります。
シャワールームを完備しているラウンジもあるので、出発前に昼間の汗を流しておくのもいいですね(有料の場合あり)。落ち着いた空間でゆったり搭乗時間を待ちたい方におすすめです。
提供元:pixabay
https://pixabay.com/ja/・空港内のベンチなどで仮眠する
最もお金をかけない方法が空港内のベンチなどで仮眠しながら搭乗を待つ方法。ただし空港内は公共のスペースなのでスリや置き引きに遭うリスクもあります。貴重品は肌身離さず身につけ、スーツケースなど大きな荷物もワイヤーロックなどを利用するとよいでしょう。またうっかり寝過ごして乗り遅れないようにご注意を。
※ターミナル内での仮眠を禁止している空港もあります
・24時間営業のカプセルホテルを利用
成田空港にはターミナル内に24時間営業のカプセルホテル「ナインアワーズ成田空港」があります。早朝フライトの場合はすぐにアクセスできるホテルを予約して、前泊してもよいでしょう。仮眠室代わりに利用することもできます。なお満室のこともあるので、利用する場合は事前予約がおすすめです。
なお羽田空港周辺には、深夜便・早朝便の時間帯に空港まで無料のシャトルバスを運行している温泉施設があります。空港内の施設ではありませんが、出発前にスッキリしたい方におすすめです。
空港内で利用できるサービスは以前に比べてかなり充実していますが、長時間滞在時に気をつけておきたいことをご紹介します。
・時間配分を決めておく
出発時間は決まっているので、ざっくりでもやることと時間配分を決めておきましょう。のんびりし過ぎると搭乗手続きや出国審査に長蛇の列ができてしまった場合、早く着いたにも関わらず焦ってしまう羽目になることも。
・充電ケーブルは手荷物に
空港ターミナル内はWi-Fiが飛んでいるので、インターネットで情報収集をしたり、出発前の連絡をしたりして時間をつぶす方も多いでしょう。旅行者用の電源を設置している空港も多いので、充電ケーブルを手荷物に入れておくと安心です。海外での乗継が控えている方は変換アダプタも忘れずに。
提供元:pixabay
https://pixabay.com/ja/・羽織物やストールなどを1枚多めに
空港ターミナル内は意外と寒かったり、空調が暖かくても床が冷たかったり、ということもあります。移動中に体調を崩さないように羽織物を1枚多めに用意しておきましょう。また床に敷いても構わないストールなどがあると何かと重宝します。
・アナログでも楽しめるものを
空港内のフリーWi-Fiは大勢の人がアクセスするため、空港や利用時間帯によっては繋がりにくい場合もあります。このような場合に備えて本を1冊持参してもよいでしょう。
・アナウンスをよく聞いておく
日中のフライトでもよくあることですが、出発搭乗口が突然変更となる場合があります。搭乗前に焦ることのないよう、定期的にアナウンスを聞いておきましょう。
またフライトの遅延などで、急遽やむを得ず空港に長時間滞在しなければならない場合もあります。この場合も焦ることなくアナウンスを聞いて、空港スタッフの指示に従いましょう。万が一に備えて充電ケーブルや洗顔・歯ブラシ類、汗ふきシートや一泊用の下着などを手荷物に入れておくと安心ですね。
提供元:pixabay
https://pixabay.com/ja/海外で乗継をする場合、乗継地となる大型のターミナル空港(ハブ空港)は、次のフライトを待つ間に楽しめるサービスやアクティビティが充実しているところが多数。特徴のある空港をご紹介します。
・チャンギ空港(シンガポール)
シンガポールを拠点にアジアだけでなく世界中にフライトが就航しているチャンギ空港。ショッピングエリアやローカルグルメが楽しめるフードコートに加え、緑豊かな植物園、無料の映画サービス、ルーフトッププールなどがあります。乗継時間が長い旅行者は市内観光ツアーにも参加できるのも魅力。
・ドバイ空港(UAE)
中東エリア有数のハブ空港で、日本からはヨーロッパ方面への乗継地として利用頻度が高い空港です。他の空港同様、Wi-Fiサービスやラウンジ、フードコートが充実していますが、特徴的なのが「ドバイ・コネクト」。エミレーツ航空のエコノミークラスで乗り継ぎ時間が8時間以上ある場合は、ホテル宿泊、食事、送迎などのサービスを受けられます(事前予約)。
・スキポール空港(オランダ)
KLM空港の本拠地である、ヨーロッパエリアのハブ空港。ターミナル内に緑が多くおしゃれな雰囲気が特徴。空港内にアムステルダム国立美術館の別館があり、名画を無料で鑑賞することができます。またオランダを代表するキャラクター、ミッフィーのグッズも販売されています。
羽田空港国際ターミナルの24時間化に伴い、深夜・早朝でも空港内で利用できるサービスがグッと増えました。あえて早めに到着して空港滞在を楽しむのもおすすめです。そのためには出発空港で何ができるかを調べ、何をするか計画を立てておきましょう。
出発時間や乗継にかかる時間は、ツアーで申し込んだ場合は出発前に受け取る行程表に記載されています。またトラベルjpで海外格安航空券を検索すると、乗り継ぐフライトの出発時間も表示されます。トランジットにどれくらい時間がかかるのかも、検索・比較時に調べることができるので、事前にどのくらい空港で過ごすことになるのかを早い段階から把握できます。
空港に到着してフライトを待つ時間も旅行の一部。退屈な時間と思わずに空港ステイを楽しんでくださいね。
※2024年6月現在の情報です。一部サービス等は変更となる場合もあります。
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2025/1/18更新)
- 広告 -