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台湾最大の陶器の里「鶯歌」でそぞろ歩き!お気に入りの器を探そう♪

台湾最大の陶器の里「鶯歌」でそぞろ歩き!お気に入りの器を探そう♪

更新日:2015/04/24 12:09

吉川 なおのプロフィール写真 吉川 なお 台湾在住ライター、元旅行会社勤務の旅行マニア
台北から列車で約30分で行ける鶯歌は、大小60あまりの窯元が集う台湾最大の陶器の里。専門店が並ぶ陶瓷老街には、あれもこれもと欲しくなってしまう素敵な器が並んでいます。

鶯歌は台北市内と違ってのどかさが漂う、のんびり散策がとっても似合う町。陶器好きの方もそうでない方も、旅の思い出にいろいろな店をめぐって、お気に入りの器をゲットしてみませんか。

鶯歌へのアクセス

鶯歌へのアクセス 鶯歌へのアクセス

写真:吉川 なお

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鶯歌に行くには、台鉄という日本のJRのような列車がベスト!台北駅の地下1階から西部幹線に乗り、6つ目の鶯歌駅で下車します。

台湾の列車の種類は自強号(特急)、呂光号(急行)、復興号(準急)、區間快車(快速)、區間車、普快車(普通)の5種類あり、「新竹」または「苗栗」行きの區間車に乗りましょう。日本の田舎に走っているような旧型の列車で出発です!

鶯歌の陶器の歴史

鶯歌の陶器の歴史 鶯歌の陶器の歴史

写真:吉川 なお

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鶯歌で陶器が作られたのは、今から200年以上も前のこと。1804年に中国福建省泉州の陶器職人、呉鞍が台湾に渡ってきたことがきっかけでした。鶯歌の土質が陶芸に適していたこと、丘陵地で窯を築くことが容易であったこと、燃料となる薪や石炭も豊富だったことから、ここに居を構えて陶器業を営み始めました。やがて泉州から親族も続々と移住し、ここに陶芸の里の土台ができました。

鶯歌が大きく発展したのは戦後で、日本の撤退と国共内戦によって、日本や中国から陶磁器の輸入が激減したため需要が増し、それによって急速に成長を遂げ、現在に至っています。

陶瓷老街がオススメ

陶瓷老街がオススメ 陶瓷老街がオススメ

写真:吉川 なお

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鶯歌の町は文化老街、陶瓷老街、批發街(問屋街)という3つのエリアに分かれていますが、陶瓷老街でお好みの品揃えの店を探し、そこでじっくり見るのがお勧めです。

鶯歌の駅に降り立ち、右のゆるやかな坂を下って高架をくぐり、二叉路を左に行くと陶瓷老街に到着します。徒歩15分ほどでしょうか。道なりに続く育英街、重慶路にも店が並んでいるので、ぐるっと一周し、駅に戻ることができます。さっき見たお皿が欲しい!と思ったら、またぐるぐる。気がつくと何周目?これもありです。

モダンな街並みの鶯歌陶瓷老街

モダンな街並みの鶯歌陶瓷老街 モダンな街並みの鶯歌陶瓷老街

写真:吉川 なお

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老街と聞くと、昔懐かしい古い商店街をイメージしてしまいますが、ここは全く違います。道の両側にヤシの木が植えられ、どこかモダンな雰囲気が漂っています。道案内の地図やベンチ、オブジェ、マンホールに至るまで陶器でできていて、街中からオーラが出ています。

売られている商品は千差万別。普段使いできるお皿や湯のみ、コーヒーカップなどから、若手の作品や人気作家の芸術品までさまざまで、目の保養にもなります。
陶芸体験教室を開催している店もあるので、時間があれば旅の思い出に挑戦してみるのもいいかも。

その他にも、全長150mのトンネルから成る「重慶街トンネル窯」や使用したカップが持ち帰れる飲食店や名産の器で食べる甕仔麺など、鶯歌ならではの個性的なスポットも満載です。

鴬歌陶瓷博物館でより親しむ

鶯歌が育んできた高い技術や伝統文化を後世に伝えるために設立された「鶯歌陶瓷博物館」は、世界有数の規模を誇る陶器博物館です。

常設展示と企画展示があり、陶芸の歴史や伝統的な製作過程を知ることができるほか、美しい作品の観賞や実際に陶芸体験する場もあり、さまざまな角度から陶磁器に親しめるよう工夫が成されています。日本語の音声ガイドも用意されているので、より理解を深めることができますよ。

鴬歌陶瓷博物館でより親しむ 鴬歌陶瓷博物館でより親しむ

写真:吉川 なお

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とにかく種類が豊富

旅行では、重いし割れてしまう危険性があるので大量購入はできませんが、その土地の思い出となる自分好みの逸品を厳選し買い求めるのも旅ならではの醍醐味です。

店舗も多く、はまるとあっという間に時間が過ぎてしまいます。1軒1軒はしごしながら、お気に入りを見つけたら迷わずゲット。それが鶯歌の楽しみ方です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/02/14 訪問

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