写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る鳥取砂丘についてのちょっとした豆知識からご紹介しましょう。
砂丘と砂漠は同じもののように思われがちですが、まったく違います。砂漠は高温による乾燥で水分が蒸発し、砂になる現象。砂丘は、もともとあった砂が海風や山風により運搬され、堆積してできます。鳥取砂丘は、中国山地の岩石が砂になり、川から海、そして波の力で岸へ移動し、何十万年もかけて今の姿になりました。
鳥取砂丘では、さらさらの砂の上を歩いたり、風が作る美しい砂のアート「風紋」を見るのが楽しみの一つ。しかし、風紋は晴れの日が続かないと見れませんし、風も心地よいくらいに吹いていないと美しい形をみせてくれません。ただ、晴れの日に風紋があるように、雨の日にも雨ならではの砂のアートがあるんです。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るそれが砂簾(されん)です。雨が降り、砂が湿った後、乾いていくと、砂粒が固まって斜面を滑り落ち、その形が簾(すだれ)のように見えることから名づけられました。砂丘の上のほうを歩いていると、自分の体の重みで砂がすべり、どんどん砂簾が作られていきます。砂のなだれのようなものですね。
さらに、雨が降って海からの強い風が吹くと、「砂柱」と呼ばれる、砂が角状に立っている荒々しい景観も見ることができます。台風が通過した後にいくとよくみられる現象です。
軽い通り雨のあと、強風が吹くと乾いた砂と湿った砂が交互にでき、縞模様のような景色が見られることも。
晴れの日には見られないこういった砂のアートをぜひ堪能してみてください。
<鳥取砂丘の基本情報>
アクセス:鳥取駅から路線バス「鳥取砂丘(砂丘会館)」すぐ目の前
周遊:自由
駐車場:鳥取砂丘ビジターセンター内320台(1日500円)
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る鳥取砂丘に行くと、目の前に砂の山があり、見ているだけだと簡単に登れてしまいそうな気がしますが、やはりそこは砂。二歩進んで、三歩さがるのは当たり前。かなりの体力を使います。また、雨の日は傘をさしながら歩かなくてはいけないため、以外と大変。
そんなときは無理せず、気軽に砂丘を楽しめるラクダライドがおススメ!乗ってみると意外と高さがあり、視界が開け、鳥取砂丘の大自然を存分に感じられます。ラクダとの写真撮影だけもOKなので、異国気分を味わってみては?
<ラクダライド体験の基本情報>
場所:鳥取砂丘入り口すぐ
営業時間:9:30〜16:30(強風などの場合は中止時あり)
料金:一人乗り1500円、二人乗り2600円
撮影のみ:ラクダに乗って撮影600円、ラクダの横に並んで撮影100円
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る鳥取砂丘駐車場そばにある「鳥取砂丘ビジターセンター」では、鳥取砂丘に関する情報や歩き方マップなどを無料配布しているほか、施設横には足洗い場もあるので、何かと便利な場所。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る砂丘に関するQ&Aを実験しながら見ることができるのが魅力のこの施設。鳥取砂丘のでき方の展示は、縮小版ながらよくできていて見ごたえがあります。また、鳥取砂丘から車で5分ほどいった岩戸海岸は歩くと、キュッキュと音がなる鳴き砂ですが、鳥取砂丘の砂は泣きません。器に入った砂を棒で押していくとキュッキュと音が鳴る体験もできます。
その他、世界の砂漠の砂との違いや砂丘に生息する植物、珍しい動物の解説もあって鳥取砂丘について学べるものが盛りだくさん!
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る一番の見どころは鳥取砂丘体感シアター「すなくら」です。鳥取砂丘の自然や景観を大迫力の映像で体感できるミニシアターでは、刻一刻と姿を変える砂丘の世界に入り込めます。
映像が流れる前でも鳥取砂丘が映し出され、地面を蹴ってみると砂が舞い上がり、手を振ると鳥が飛んで行ったり、なかなか面白い体験ができます!
鳥取砂丘ビジターセンターは無料で楽しめます。
<鳥取砂丘ビジターセンターの基本情報>
営業時間:9:00〜17:00
電話番号:0857-22-0021
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る雨でも遊べる代表格は、世界初の砂像展示専門の砂の美術館です。毎年、テーマを変え、砂で作られた彫刻を壮大なスケールで展示しています。
「砂で世界旅行」をテーマに世界各国の有名な建造物や動物、人物などを砂で再現。精巧な作りと圧巻のスケールに目を奪われます。
また、館内には鳥取砂丘の観光案内、地元特産品の販売もしているのでお土産選びにも最適です。
※写真は2020年度のチェコ&スロバキア編
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る美術館の裏側から出て少し登った先に鳥取砂丘と日本海を一望できる展望広場があります。屋根はないので大雨や強風ときはご注意ください。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る砂丘展望台に行く道すがらにこんなかわいい砂像も!ちょこちょこ顔を出しているのでお見逃しなく!
<鳥取砂丘 砂の美術館の基本情報>
住所:鳥取県鳥取市福部町湯山2083−17
電話番号:0857-20-2231
営業時間:9:00〜18:00
1月初めから4月中旬は次回展示作品の制作のため休館
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る砂の美術館入り口ではなく、展望広場からすぐの出入り口から外に出ると見晴らしの丘砂丘センターがあります。
2階のレストランからは鳥取砂丘を一望しながら食事もできます。雨の日にはもってこい!
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る鳥取名物「梨」を使った梨ソフトクリームは疲れたときにぴったり!梨のさっぱりとした甘さと梨のつぶつぶがシャーベットのような食感にも感じる他にはない味わい。
鳥取砂丘名物のらっきょうや海産物の加工品のほか、お土産のスイーツは試食の種類も豊富なので、お土産を買うにもぴったりのお店です。
<見晴らしの丘砂丘センターの基本情報>
住所:鳥取県鳥取市福部町湯山2083
電話番号:0857-22-2211
営業時間:8:00〜17:00
鳥取の一大観光地の鳥取砂丘ですが、入場料は無料です。そして、入場時間も特にないので、いつでも入場できます。
朝、昼、夕日と時間帯によって風景が変わる砂丘をじっくり堪能してください!もちろん、雨だからといってあきらめるのではなく、雨だからこそ楽しめる鳥取砂丘も満喫してくださいね。
ただし、夜は照明がなく、真っ暗になるのでご注意を!
2020年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/7更新)
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