写真:すがた もえ子
地図を見る毎年12月31日の深夜は、王子の町に狐のお面をかぶった人や狐メイクの人々と、行列を見物するために集まった観客で非常に賑わいます。この狐の行列には事前の申し込み(参加費用1000円)をすることで、一般の方も参加することができます。公式ページ(本文下MEMO参照)の申し込みフォームから申し込むことができます。
参加できる人数には定員がありますが、事前の申し込みが定員に満たなかった場合は当日参加も受け付けるということです。ただし行列に参加するためには条件があるのでご注意ください。
写真:すがた もえ子
地図を見る行列に参加するためには和装が必須になります。王子の狐行列は「初詣のために装束を整えた狐の行列」のため、和服と言っても祝い寿ぎと無縁のもの(季節はずれの浴衣や武者装束などの装束、狐の耳のカチューシャや尻尾など)認められません。
また、狐の行列ですので狐顔メイクか狐面が必須となります。メイクと狐面の併用はOKです。メイクは王子流の狐メイクのみ。狐顔メイク班があり、有料(500円)で王子流のメイクをしてもらうことができます。狐面は持参してもいいですし、当日購入することもできます。ただし顔半分のタイプのお面は2017年大晦日から2018年元旦にかけて開催される行列から不可となりました。
写真:すがた もえ子
地図を見る行列の出発点となる装束稲荷は、お参りに訪れる人々で混雑しています。王子界隈では、大晦日には装束稲荷から王子稲荷へと向かう狐火が見えたという話です。
写真:すがた もえ子
地図を見る王子装束稲荷神社の横にあった大きな榎(えのき)の木の下で、関東一円より集まった狐たちが装束を直したといいます。狐たちは身支度を整え、提灯を持ち、参拝のために王子稲荷神社へと向かったと伝えられています。
写真:すがた もえ子
地図を見る正装をした白狐を先頭に、年明けと共に狐の行列がスタートします。「コーン」という狐の声が上があちこちで上がると、とたんに雰囲気が高まります。祭囃子や狐の声が響く中、闇夜をしずしずと進む狐の行列、なかなか見れる光景ではありません。
ただし自分が行列に参加してしまうと、全体を見学することができないのがネックです。行列に参加しない同伴者の方に撮影を頼むといいでしょう。
写真:すがた もえ子
地図を見る大太鼓も行列と一緒に練り歩き、それに続いて狐の楽団も共に進みます。
この他にも可愛らしい子狐の集団など様々な狐たちが行列を作り、目的の王子稲荷神社へと向かいます。
行列の両脇はつねに見学者でいっぱいの状態で、特に王子稲荷周辺は人ごみに溢れ、非常に混雑しています。
写真:すがた もえ子
地図を見るかがり火が焚かれた王子稲荷に行列が到着するとクライマックスです。
行列に参加した狐たちは初詣を済まし、境内へ。
巨大な狐面が飾られた神楽殿で獅子舞や新年の挨拶などを受け、行列は解散となります。
周りを見渡すと一般の見学者の中に狐たちが混ざっている様子が見られ、とても不思議な光景です。
王子の狐の行列は、12月31日から1月1日にかけての深夜に開催される催しです。真冬の深夜は大変冷え込みます。行列に参加するためには和装が必須ですが、和服の中にセーターやあったか下着を着こむなどして防寒対策をお忘れなく。
行列に参加する方も見学の方も事前にお手洗いを済ませ、ホッカイロを貼るなど温かくして快適に狐の行列を楽しんでください。夜の闇の中を進む狐たちの姿は、昔話の世界を覗いているかのような不思議な光景です。
<王子の狐の行列の基本情報>
住所:東京都北区王子
電話番号:王子銀座商店街振興組合 03-3919-1962
行列は12月31日の除夜の鐘の後出発
2017年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/21更新)
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