パース市内は観光スポットやショッピングなど見どころが同じエリアにコンパクトにまとまっているので、観光なら街歩きがおすすめ。市街地には歴史的建造物が多く残され、リノベーションされて新たなスポットとなっています。新旧の建物が融合した街並みはとても魅力的で見応えがあります。
今回は市街地のたくさんの見どころの中から、訪れてほしいおすすめのスポットをご紹介します。いずれも徒歩で巡ることができますよ!
1、パース駅周辺(写真左上)
パース市街地の中心にあり、郊外行きの列車の発着地となっています。駅周辺にはショッピングモールやレストラン、旧パース中央郵便局が建ち並び、見どころもたくさん。多くの人たちで賑わいます。
2、ロンドン・コート(写真右上)
可愛らしいエントランスで目を引くロンドン・コートは、英国チェダー様式で建てられたショッピングアーケードで、雰囲気はまるでヨーロッパの小道のよう。レトロな雰囲気の中、お土産を選んだりカフェに立ち寄ったり…素敵な時間を過ごしてくださいね。
3、エリザベス・キー(写真左下)
ウォーターフロントエリアにあるエリザベス・キーは2016年に再開発され、橋からの景色はパースの街並みが一望できる有数のフォトスポット。夜景も美しいので、夜の散歩にもおすすめです。
4、ウルフ・レーン(写真右下)
パースの街では"町おこし"の一環としてウォールアートが描かれたフォトジェニックなスポットが増えています。ウルフ・レーンでも数多くのアートが見られるので、撮影スポット巡りも楽しいですよ。
またパース市内で自然を感じるならキングスパークがおすすめ。小高い丘の上にあるので、スワンリバーとパース中心部の街並みが一望でき絶景が楽しめます。広大な公園内には、オーストラリア固有の植物が生育するボタニカルガーデンやカフェ、レストランなどがあり、森林浴をしたり四季折々の植物を観察したりと、市民の癒しの場所になっています。芝生の木陰で食材を持ち込んでピクニックするのも気持ちがいいですよ。
市内には区間内のバスが無料で利用できる「フリートランジットゾーン」があるので、うまく組み合わせて市内観光を楽しんでくださいね。
パース市内から郊外に出ると、そこには自然が広がり、ゆったりとした時間が流れています。美しいビーチも多く、またオーストラリアならではの動物たちとの出会いも待っています!ぜひ足を延ばして郊外に出かけてみてくださいね。
おすすめビーチは、パース近郊で最もマリンスポーツが盛んな「コテスロー・ビーチ」。白砂とエメラルドグリーンの美しい海が眩しいほど!また、毎年3月には野外アート展「スカルプチャー・バイ・ザ・シー」が開催され、ビーチ全体が野外アートギャラリーに!日本のアーティスト作品も展示され、多くの観光客が訪れます。
アクセス:パース市街地から車で約30分。パース市内エリザベス・キーから路線バスでのアクセスも可能。
動物たちとふれあいたいなら「カバシャム・ワイルドライフ・パーク」は外せません!オースラリア国内でも人気の動物園で、個人が経営する動物園としては世界最大級!200種類以上のオーストラリア固有の動物たちに出会うことができます。コアラやウォンバット、ポッサム、カンガルーなどかわいい動物たちとのふれあいは素敵な思い出になりますよ。
アクセス:パース市街地から車で約30分。公共交通機関での訪問は不便なため、タクシー利用がおすすめ
開園時間:9:00〜17:30
パース郊外の港町「フリーマントル」はパースからのアクセスが良いため観光客だけでなく現地の人たちにも人気の町です。
フリーマントルを訪れるなら「フリーマントルマーケット」が開催される週末がおすすめ!120年以上続く歴史ある市場で、新鮮な青果からハンドクラフト、地産加工食品など、約150店舗以上のショップがマーケット内に並びます。見ているだけでも楽しいですが、食べ歩きやお土産探しにも最適ですよ!
またフリーマントルでは歴史や文化も体験できます。オーストラリアの世界遺産「旧フリーマントル刑務所」は、オーストラリア国内に11点在する「因人史跡」のひとつで、1991年まで使用されていた刑務所です。現在は史跡として公開されており、ガイドツアーに参加するのもおすすめ。囚人が掘ったトンネルを探検する"トンネルツアー"や、刑務所内を夜に懐中電灯でまわる"トーチツアー"など、全部でガイドツアーは5種類。開催日は事前に確認して予約してくださいね!
まだまだフリーマントルの魅力はたくさんあります。港町ならではのハーバーを散策したり、名物「フィッシュアンドチップス」の名店で食事をしたり。また街中にオシャレなカフェやレストランも多いので、週末にフリーマントルを訪れて、めいいっぱい楽しんでください。
アクセス:パース駅から電車で約30分、フリーマントル駅下車。
パースからのプチトリップにおすすめなのが、インド洋に浮かぶ「ロットネスト島」です。
島全体がA級自然保護指定の国立公園で、島の電力4割以上を風力やソーラー発電でまかない、飲み水以外は海水を淡水化。また自然保護のために一般車両の乗り入れが禁止されるなど、環境にもやさしい、まさにサステナブルなエコリゾート!
日帰りで訪れることもできますが、ロットネスト島にはホテルやグランピング施設などもあるので、ぜひ宿泊して島の魅力を思う存分満喫してください!
島内での移動は循環バスか自転車となりますが、なんといってもおすすめはレンタサイクル!少々起伏が激しい道のりもありますが、60か所以上あるビーチや20か所以上の入江はどこも美しく絶景!ビーチ巡りも楽しいですよ。
好きな場所で止まって景色を眺めたり、海に入ったり、動植物を観察したり…。風を感じながらのんびりサイクリングを楽しんでください。
そしてロットネスト島を訪れたら絶対に会いたいのが「クオッカ」!島内に1万頭ほどが生息しているというこのクオッカは、ニッコリ微笑むように見える口元がなんともキュートで"世界で一番幸せな動物"と呼ばれています。夜行性のため昼間は木陰などにいることが多く、夕方から朝方は活動的なクオッカに出会えますよ。クオッカと一緒に自撮りもおすすめ!可愛らしいショットを狙ってくださいね。
アクセス:パースのバラックストリート桟橋から高速船で1時間半、またはパース駅から鉄道でフリーマントルに入り、フリーマントル駅近くのBシェッドから高速船で30分。他、パースから水上飛行機で行くツアーもあり。
パースのある西オーストラリア州は、広大な土地で農畜産物や海産物が豊富に収穫される地域。地産地消が盛んなパースは、オーストラリアならではの名物料理が味わえる"グルメ天国"です。
まず体験してほしいのはシーフード料理!海に囲まれたオーストラリアは新鮮な魚貝類が食べられるので、ワインに合うオイスターやロブスターをはじめ、ビールといっしょに「チリマッスル」(ムール貝のトマト煮)や「フィッシュアンドチップス」など名物料理を味わうのがおすすめです。
もちろん肉料理も外せません。オージービーフは脂身の少ない赤身肉も柔らかくて食べやすいです。また手軽に食べるなら名物の「ミートパイ」もおすすめ。ビーフだけでなくカンガルー肉など変わり種もあるのでぜひ挑戦してみてくださいね。
パース周辺エリアにはワイナリーやブリュワリーも多いので、食事と一緒にワインや地ビールもあわせて楽しんでください!
また、街歩き中にたくさん目にするカフェにもぜひ行ってみましょう。実はオーストラリアには独自のカフェ文化があり、カフェは地元の人々にとって暮らしに欠かせない密接した存在。世界的なコーヒーチェーン店がほとんどないのも特徴で、地元のカフェが街中のいたるところにある"カフェ大国"なのです。コーヒー片手に街を散策したり、ローカルカフェでのんびり過ごすのも旅の思い出になりますよ。
2023年10月末より成田からのパース直行便が再開予定で、アジア経由に加え路線が増えさらに行きやすくなります。
魅力的な旅行先のひとつである西オーストラリア州のパース。ぜひパースでのんびり暮らすように旅してみてはいかがでしょうか。あまりの心地よさに一度行けばきっと好きになる(そして住みたくなる)はずですよ!
取材協力:オーストラリア政府観光局、西オーストラリア州政府観光局
※2023年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/2更新)
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