写真:咲田 みつる
地図を見る武田川コスモスロードは、JR久留里線「馬来田駅」から徒歩で約10分の「武田堰」付近が起点です。駅から片道1.6kmほどの花を愛でる散策路です。地元のボランティアのかたが整備され、毎年9〜10月にコスモスが、3月〜4月には菜の花も、咲き誇ります。
写真:咲田 みつる
地図を見る武田川沿いに花が植栽されているのは500mほど。なんとも素朴な散策路。ほとんどアップダウンが無いので、お散歩にピッタリです。駅から往復で約3.2km・所要時間は40〜50分です。随所にベンチも設置されています。散策路にはトイレがありませんので、駅などで事前に済ませておくとよいでしょう。
マイカーの場合は、富来田公民館に駐車できます。富来田公民館は、道の駅「うまくたの里」(木更津ICそば)より、車で5分ほどの距離にあります。
写真:咲田 みつる
地図を見るここでお花以外の魅力について、少しうんちくを。武田川コスモスロードのもう一つの魅力は、随所に建立されている万葉の歌碑です。「なぜ万葉の歌碑か」と言いますと、馬来田(まくた/古くは”うまくた”とも)が万葉集に詠まれた、万葉集ゆかりの地であるからです。遠い時代に読まれた歌に思いを重ねながら歩くのも、楽しいですよ。
※「うまくた」とはこのあたり一帯を指すことばで、今は、馬来田(まくた)駅や地区の名として残っています。武田川コスモスロードは、自然と歴史の探訪路「うまくたの路」の一部です。
写真:咲田 みつる
地図を見るコスモスロードを歩ききったら、武田川を渡る橋が現れます。町原橋です。この橋を渡った先にもお楽しみがあります。それは、地元で愛される不思議な泉「いっせんぼく」です!時間が許すなら、ぜひ足を延ばしてみてください。いっせんぼくへの散策路を含めると、駅からの総延長は約2.4km。往復で約4.8km・所要時間は約90分です。
写真:咲田 みつる
地図を見る町原橋の先も、ほとんどアップダウンのない道です。ただし開放的だったコスモスロードの田園風景から一転、繁みを進むので、ちょっと冒険気分です。途中で「ハンノ木湿原」を経由します。湿原の木道は、濡れて滑りやすくなっている場合がありますので、特に雨上がりはご注意を!
写真:咲田 みつる
地図を見る「いっせんぼく」への散策路は、足元に小さく清らかな流れがあります。ぜひ水音に耳を澄ませて、聞き入ってみてください。目と心が、洗われるような素朴な音です。
写真:咲田 みつる
地図を見る流れのそばには、赤紫色の「つりふね草」というお花が、コスモスと時期を同じくして見ごろを迎えています。ハンノキも、つりふね草も、ともに水辺を好む植物です。湿原にはこうした草花が、惜しげもなく咲き誇っています。
写真:咲田 みつる
地図を見るハンノ木湿原を進むこと約800m。泉に到着です。足場に注意しながら、そーっとのぞいてみましょう。
写真:咲田 みつる
地図を見る水底から、まるで煙のように砂が舞い上がっています。この煙のように上がっているのが、湧水ポイントです。その昔は沢山の泉が沸いていたそうで、1,000ほどの泉が「ボクボク」湧いている…ということから「いっせんぼく」と呼ばれるようになったと言われています(泉には、踏み入らないようにご注意ください)。
写真:咲田 みつる
地図を見るいっせんぼくのそばにはベンチも設置されていて、一休みできます。武田川コスモスロードと合わせて、いっせんぼくへの散策路をゆっくり味わえば、花と水辺に親しむ有意義なひと時を過ごせるでしょう。
住所:千葉県木更津市富来田地区
電話番号:0438-22-7711(木更津観光案内所)
アクセス:JR久留里線馬来田駅から徒歩10分
駐車場:富来田公民館の駐車場 利用可(千葉県木更津市真里谷110)
2021年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/5更新)
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