[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

塗って作ろう!トルコのお守り「ナザール・ボンジュウ」

塗って作ろう!トルコのお守り「ナザール・ボンジュウ」

更新日:2020/05/01 11:00

万葉 りえのプロフィール写真 万葉 りえ レトロ建築探訪家、地域の魅力伝え人
トルコに行けば、お土産物店だけでなく、いたるところで目にするのが「青い眼玉」です。それが「ナザール・ボンジュウ」というトルコのお守り。
これは悪意が込められた視線によって災いが降りかかるのをはねのける、いわば魔よけのようなもの。大きさも形も様々なものがあり、筆者は、出かけるときには必ず忘れずに持ち歩いています。そんな「ナザール・ボンジュウ」は作ってみるのもおすすめです。

トルコを守る青い眼玉達

トルコを守る青い眼玉達 トルコを守る青い眼玉達

写真:万葉 りえ

アナトリアの大地を見下ろす木に下げられた、数え切れないほどの眼玉。初めて訪れた方なら「いったい何?」と思ってしまうかもしれませんが、トルコを旅してみればいたるところでこれを目にするはずです。お土産物店はもちろん、店の入り口や、一般家庭の玄関、タクシーやバスのドライバー席のそば、そして赤ちゃんが乗るベビーカーでも。

これは「ナザール・ボンジュウ」というお守り。邪悪な視線によって災いが降りかかると信じられているトルコ。この強い眼差しがそれをはね返し、守ってくれるのです。

子どもと一緒に図画工作しよう

子どもと一緒に図画工作しよう 子どもと一緒に図画工作しよう

写真:万葉 りえ

その「ナザール・ボンジュウ」。多くが青い眼玉の形をしているのですが、大きさも、そして組み合わせ方も実に様々なのです。例えばサイズ違いを組み合わせたり、また、黄色やピンク、赤などを使ったものもあるのです。

そこで、お子さんとなら食品包装等に使われた透明のプラスチックケースでトライ。
これは、油性のマジックで好きなように丸を重ねて眼玉を作っていくだけ。汚してもいい服装で、テーブルには新聞等を敷いておいてください。そのまま描きこんでもいいのですが、下絵を用意しておくとバランスがとりやすいでしょう。

子どもと一緒に図画工作しよう 子どもと一緒に図画工作しよう

写真:万葉 りえ

トルコはチューリップの原産国で、国の花にもなっています。細長く描かれるトルコのチューリップ。この花を周りに描いてトルコらしさを加えてみるのもお勧めです。また、シールやマスキングテープなどが残っていれば、そんなものを貼ってみても。こちらの「ナザール・ボンジュウ」には、マスキングテープから海の生き物を切り取って貼ってみました。

これから日差しがまぶしくなってくる季節です。それぞれの作品を紐でつるしてサンキャッチャーなどにすると邪魔になりません。また、窓につるすと色も薄めに見え、ご近所さんの興味の視線もはね返します(笑)。

ボタンで作る小さなタイプ

ボタンで作る小さなタイプ ボタンで作る小さなタイプ

写真:万葉 りえ

こちらはポプリの袋につけてある小さなタイプです。この「ナザール・ボンジュウ」の大きさは直径約1センチメートルほど。こういう小さなタイプはバックのチャームにしたり、携帯電話のアクセサリーなどにすることもできます。

ボタンで作る小さなタイプ ボタンで作る小さなタイプ

写真:万葉 りえ

そこで利用したいのが100円ショップなどで売っているボタン類です。こちらも同じように丸を重ねて、乾かします。完全に乾いてから、さらにマニキュアのトップコートなどでカバーすれば艶も出て目玉らしくなります。

マニキュアでこっそり魔除け

マニキュアでこっそり魔除け マニキュアでこっそり魔除け

写真:万葉 りえ

そして器用な方なら、どの指かにマニキュアで描いてみるのもいいでしょう。

「ナザール・ボンジュウ」は、身代わりになってくれた時に、壊れたりなくなってしまったりするといいます。手洗いが奨励されているこの時期、丁寧に手洗いすれば早めに消えていくでしょう。でも、それはその人を守ってくれたということ。
なお、これはもっと簡単に、シール状ものを貼ってトップコートを塗っています。

目立たせても、こっそりでも、守ってくれる「ナザール・ボンジュウ」

目立たせても、こっそりでも、守ってくれる「ナザール・ボンジュウ」 目立たせても、こっそりでも、守ってくれる「ナザール・ボンジュウ」

写真:万葉 りえ

目立たせてもよく、キーホルダーなどにさりげなく付けてもいい、トルコで様々に取り入れられている「ナザール・ボンジュウ」。現地の土産物店には、このように周りの装飾のほうが目立つタイプもありました。
眼玉の数を増やしたり、好きなもの描きこんだり、ぜひオリジナルで楽しんでみてください。

いつか行こう、エキゾチックなトルコの大地へ

カッパドキアの自然が作りだした奇岩もあれば、紀元前の古い遺跡や、歴史を重ねてきたモスクなど見所もたくさんあるトルコ。さらにトルコ料理は世界三大料理の一つと言われていて、美味しいものがいっぱい。

アジアの東の端の日本も、同じアジアの西の端のトルコも、遠く離れていても、大事な人を、そして平穏な生活を守りたいという気持ちは同じです。
トルコには「ナザール・ボンジュウ」をつかった指輪などのアクセサリーも豊富です。同じアジアという親近感もありながらエキゾチックな国。そのトルコへ、ぜひいつの日か訪れてみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!

条件を指定して検索

- PR -

新幹線特集
この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -