写真:湯川 カオル子
地図を見る草津温泉の老舗旅館「奈良屋」グループの宿として、2019年8月にオープンした「源泉一乃湯」。2017年秋に店じまいした老舗「一田屋旅館」をフルリノベーションして、ラグジュアリーな素泊まり宿にリブランドしました。
外観は、和を採り入れた格子造りが印象的。草津のシンボル湯畑と、共同浴場や足湯がある地蔵広場との間に位置していて、観光や外湯めぐりに便利です。
写真:湯川 カオル子
地図を見る古い建物から移設した重厚な扉が、間接照明に映える玄関口。ゲストは、まず下駄箱に靴を預けます。館内にスリッパは用意されていませんが、カーペットの感触が心地よく、部屋には足袋ソックスも用意されます。
写真:湯川 カオル子
地図を見るロビーにある売店では、ちょっとしたお菓子やおつまみのほか、草津で人気のかごバッグのお店「KAJIYA」が手がけた一乃湯オリジナルの湯カゴや、草津の女将会「湯の華会」がプロデュースした、温泉入り化粧品「華ゆら」が売られています。
写真:湯川 カオル子
地図を見る一乃湯は群馬県内の素泊まり温泉宿としては最大級。「暮らすように泊まる」をコンセプトに、館内至る所にくつろぎのスペースが設けられ、ロビーの一角にはバーが用意されています。
写真:湯川 カオル子
地図を見る中庭にあるのは、敷地内から湧く自家源泉「新地蔵の湯」が引かれた足湯テラス。夜は足湯バーとして、お酒を愉しみながら非日常にひたれます。
写真:湯川 カオル子
地図を見る館内のラウンジスペースやドリンクコーナーでは、気ままな時間を過ごせます。写真は、足湯テラスを見ながらくつろげる1階のラウンジ。オシャレな椅子に腰かけて、サービス朝食もいただけます。
写真:湯川 カオル子
地図を見る部屋は10タイプ44室。どの客室も広めに作られ、間取りが微妙に異なるため泊まるたびに新鮮な気分になれます。ベッドは米シーリー社を採用し、寝心地も抜群です。
写真は露天風呂付きデラックスツイン(ミニキッチン付き)。66.5平米の広々とした部屋にゆったりとしたソファなど、2人には十分すぎる広さです。
写真:湯川 カオル子
地図を見るすべての客室に電子レンジを用意するほか、IHとシンクを備えたミニキッチン付きの客室が21部屋あって、レミパンや調理器具、お皿も無料でレンタルできます。
もちろん食材の持ち込みもOK。現地調達する方は、バスターミナル近くの「スーパーもくべえ」と「スーパー大津」が便利。群馬名産の味噌ホルモンをはじめ、時期によっては嬬恋キャベツや下仁田ネギなど、地の物が購入できます。
写真:湯川 カオル子
地図を見る人気の露天風呂付き客室は14部屋用意。草津では、強酸性の温泉成分が電化製品に悪影響をおよぼすため、温泉を部屋まで引く宿はとても希少です。
草津の温泉は無色無臭が一般的ですが、部屋に引かれた新地蔵の湯は、マッチを擦った時のような匂いがほんわかとするうえ、草津では珍しくわずかに湯の華も見られます。よく温まる名湯ですよ。
写真:湯川 カオル子
地図を見る宿泊者以外の方でも立ち寄り湯として「新地蔵の湯」に入れます。専用の貸切風呂は、個室タイプで湯上り処も広々。一乃湯でしか入れない特別なお湯は、温泉ファンならずとも、一度は試しておきたい良泉です。
立ち寄り湯、12時〜18時
外来料金、3,200円〜利用時間により異なる。
写真:湯川 カオル子
地図を見る大浴場では、湯畑から湧き出る湯畑源泉のお湯を掛け流しで楽しめます。写真は女湯の大浴場。ぬるめと適温の2槽にわかれています。
湯上り処にはジュースやコーヒーなどフリードリンクや製氷機も備えます。
毎年8月1日、2日に行われる草津温泉感謝祭では、2019年にオープン直前だった一乃湯で「献湯の義」が行われました。
これは、草津を代表する4つの源泉から汲み上げたお湯(御汲み上げの湯と言います)を、町内の共同浴場や、その年に選ばれた宿のお風呂に注ぎ、温泉に感謝をささげる神事です。湯船に「御汲み上げの湯」を注ぐ様子は、一般の人はまず見られない貴重な儀式です。
写真:湯川 カオル子
地図を見るロビーの一角にあるカウンターバーでは、お酒やソフトドリンクを愉しめます。
700円均一のカクテルをはじめ、近ごろ海外でも評価が高いジャパニーズウイスキー、群馬県の果実酒や地ビールもあるので、旅の思い出に一杯! 中庭の足湯でも飲めますよ。
写真:湯川 カオル子
地図を見る一乃湯は素泊まりの宿ですが、朝7時30分から9時30分のあいだ簡単な無料朝食をいただけます。写真はパンとラタトゥイユ、スクランブルエッグにスープ、ヨーグルトなど。
ロビーやラウンジなど食べられるスペースも多いので、中庭をながめながらのんびりと旅先での朝食をいただけます。
フォトジェニックな館内は、女子旅満足度もアップ。館内はどこもかしこも写真映えするモダンなデザインです。そのうえ草津では珍しい露天風呂付客室で、自家源泉のお風呂を堪能できる極上の素泊まり宿。高原の温泉地に、上質なひと時が待っています。
車で「来草(らいそう)」する方は、姉妹館「草津ナウリゾートホテル」の駐車場を無料で利用。ホテルから湯畑まではシャトルバスでアクセスします。
2021年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:源泉一乃湯
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この記事を書いたナビゲーター
湯川 カオル子
北は北海道から南は鹿児島まで、温泉地を旅しています。とりわけ泉質は、酸性泉が大好きなので、草津温泉にはプチ湯治をしによく出没します。お勧め温泉情報や、B級グルメ、宿泊施設の紹介などを中心に記事を書きた…
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