写真：藤谷 愛
地図を見る建築年の詳細は不明ですが、12世紀には王家の居城として使用されたエジンバラ城。旧市街の目抜き通りである「ロイヤルマイル」の西端にあります。中世ヨーロッパの城の多くがそうであるように、要塞としての役割を担っていました。
例えば写真にある「ハーフ・ムーン・バッテリー」は、16世紀に建てられ半円形の砲台。それ以前、同じ場所にあったデヴィッド・タワー自体は、スコットランド女王メアリーが反乱にあった際に砲撃を受け崩壊しました。
城内には女王メアリーに関係するスポットも多く、彼女のドラマのような人生に興味を持ちたくさんの人が訪れる人気の観光スポットです。
写真：藤谷 愛
地図を見る3回結婚したメアリーですが、子どもは後のジェームス6世一人のみ。しかし彼は後にイングランド・アイルランド王と3つの国の王となりました。そんなジェームス6世生誕の間が城内にはあります。
驚くほど小さな部屋で、女王の産室とは思えないほど。しかし当時のメアリーは暗殺などによる命の危険を感じており、居を構えていたホリルードハウス宮殿では安心できず、この城で出産をしたと言われています。
＜エジンバラ城の基本情報＞
住所：Castlehill, Edinburgh EH1 2NG
電話番号：+44-131-225-9846
アクセス：エジンバラ・ウェイヴァリー鉄道駅から徒歩10分
写真：藤谷 愛
地図を見る王室の宝物「三種の神器」と「宿命の石」が飾られたロイヤルパレスやグレートホールなどを堪能したら、ロイヤルマイルとその周辺の路地を散策しましょう。
写真のビクトリア・ストリートと呼ばれる路地は、古い建物とカラフルなお店が美しいカーブを描くインスタグラマーにも人気のスポット。どんな角度で撮影をするかはあなた次第です！
写真：藤谷 愛
地図を見るビクトリア・ストリートから南へ向かうと、J.K.ローリンズの名作「ハリー・ポッターと賢者の石」が生まれたカフェ「エレファント・ハウス」が。物語を思い出しながら、軽めのランチをどうぞ。
＜エレファント・ハウスの基本情報＞
住所：21 George IV Bridge, Edinburgh EH1 1EN
電話番号：+44-131-220-5355
写真：藤谷 愛
地図を見るそのエレファントハウスの目と鼻の先にあるのがスコットランド国立博物館。エジンバラで1，2を争う人気の観光スポットだけあり、スコットランドの貴重なアート、科学、そして旧市街を見渡せるステキな屋上テラスなどがあります。
写真：藤谷 愛
地図を見る数多くあるアートの中でも特にアールヌーボー期の刺繍作品は必見。気が遠くなるほど精緻に施された植物デザインは、100年以上前の作品とは思えないほどカラフル。
科学の分野ではクローン羊のドリー（剥製）に会うこともできたりと、見どころはたくさんです！
＜スコットランド国立博物館の基本情報＞
住所：Chambers St, Edinburgh EH1 1JF
電話番号：+44-300-123-6789
アクセス：エジンバラ・ウェイヴァリー鉄道駅から徒歩12分
写真：藤谷 愛
地図を見る1日目はロイヤルマイルの西端にあるエジンバラ城から観光しましたが、2日目は東端にある「ホリルードハウス宮殿」からスタート。
今は廃墟となった12世紀のホリルード寺院を起源として、1671年に建てられたのが現在見られる宮殿です。内部は残念ながら撮影不可ですが、女王メアリーの寝室や、彼女の寵愛を受けた秘書、ダヴィッド・リッチオが女王の目の前で殺害されたというその現場も見学ができます。
写真：藤谷 愛
地図を見る現女王の夏の公邸でもあることから、宮殿内部は豪華なしつらえになっていますが、同敷地内にある廃墟となったホリルード寺院は対照的な廃墟の美が見どころでもあります。18世紀の大嵐で天井が破壊されてから今のような姿になっていますが、整然と並ぶ石柱の美しさは時を経てもなお見事な美しさを保っています。
写真：藤谷 愛
地図を見る宮殿内の庭園散策もおすすめです。美しく整備された庭園からは、アーサー王伝説の残る「アーサーズ・シート」を臨むことができます。歴史と自然を楽しみたい方には旧市街一のおすすめスポットです。
＜ホリルードハウス宮殿の基本情報＞
住所：Canongate, Edinburgh EH8 8DX
電話番号：+44-303-123-7306
アクセス：エジンバラ・ウェイヴァリー鉄道駅から徒歩14分
写真：藤谷 愛
地図を見る女王の公邸を後にしたら、ロイヤルマイル沿いに徒歩2分。体がローストされほぐされたブタちゃんの強烈な姿が目を引く「オインク（Oink）」でランチはいかが？スコットランド産の豚の丸焼きに4種のソースから選択してサンドにします。味に関しては賛否両論ですが、いつも賑わっている人気店。実際に自身の舌で味わってみてください。
＜オインクの基本情報＞
住所：82 Canongate, Edinburgh EH8 8BZ
電話番号：+44-7584-637416
写真：藤谷 愛
地図を見るランチ後は大道芸人も多いロイヤル・マイルをさらに西へそぞろ歩き。オインクから800メートルほど進むと、王冠型の塔が目を引く「セント・ジャイルズ大聖堂」が見えてきます。
創建は1120年ですが、現在の建物は14世紀後半からのもの。優美な曲線を描く天井やシスル礼拝堂といった見どころ以上に見ごたえがあるのが、19世紀から作られた数々のステンドグラスです。
写真：藤谷 愛
地図を見る特に写真のロバート・バーンズ窓は近年の作品で必見です。
スコットランド人の誇りであるバーンズを記念したステンドグラスは大きく3つのセクションに分かれており、「自然愛」「人間愛」に加え、一輪の薔薇を「愛」そのものとして表現しています。
ちなみに、ロバート・バーンズはスコットランドの国民的詩人。「蛍の光」の作者と言えば日本人にも馴染み深いですよね。
＜セント・ジャイルズ大聖堂の基本情報＞
住所：High St, Edinburgh EH1 1RE
電話番号：+44-131-225-9442
アクセス：エジンバラ・ウェイヴァリー鉄道駅から徒歩8分
写真：藤谷 愛
地図を見るスコットランドにもいた「忠犬ハチ公」。
ボビーという名のその犬は、飼い主のジョン・グレイが亡くなり、グレイフライアーズ教会の墓地（グレイフライアーズ・カークヤード）に埋葬された後、14年間も毎日お墓を訪れていたそうです。
写真：藤谷 愛
地図を見るボビーの死後は、当時の考え方でジョンと一緒に埋葬されることはありませんでしたが、グレイフライアーズ教会の門の前という一等地で静かに眠っています。
写真：藤谷 愛
地図を見る感動的な逸話を持つグレイフライアーズ・カークヤードですが、実はスコットランド屈指の心霊スポットでもあります。
写真のドーム型の霊廟は、この墓地で起こった数ある心霊現象発生ポイントの中でも最恐と言われるスポット。17世紀に大規模な迫害と殺戮を行ったジョージ・マッケンジー。彼の魂はこの建物に封印されましたが、寝床を探していたホームレスによって1999年に封印が解かれました。その後は数々のポルターガイスト現象が起こっているとのこと。
ご興味のある方は自己責任でどうぞ！
＜グレイフライアーズ・カークヤードの基本情報＞
住所：Greyfriars Place, Edinburgh EH1 2QQ
電話番号：+44-131-225-1900
アクセス：エジンバラ・ウェイヴァリー鉄道駅から徒歩12分
見どころがたくさんありすぎて迷ってしまうエジンバラ旧市街の必見スポットをコンパクトにまとめてみました。
時間のある方はこれに加えてアーサーズ・シートを散策したり、新市街にあるカールトン・ヒルなどでエジンバラの絶景を臨んでみてください。
2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/18更新)
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