写真:泉 よしか
地図を見る美しい由布岳の眺めや湯量豊富な温泉もあり、人気の観光名所である湯布院。食べ歩きも楽しめる湯の坪街道などは常に大勢の観光客が。実際に歩いてみるとわかりますが、本当に賑やかです。
でもそれだけに、ちょっと混みすぎている、もっと静かな湯布院を堪能したいと感じる人もいらっしゃるのでは。
写真:泉 よしか
地図を見るそんな方にぴったりのスポットがあります。一歩中に入ればまるで別世界。静かで落ち着いていて、感性を揺さぶられるような。
それもそのはず、こちらの「COMICO ART MUSEUM YUFUIN(コミコ アートミュージアム ユフイン)」は事前予約制のツアー形式。予約はホームページから希望の日時を申し込みます。
なお予約状況によっては当日の観覧も可能なこともあります。その場合は直接来館して、受付で相談してみてください。
写真:泉 よしか
地図を見る1回のツアーの定員は15名。時間は1時間です。
お手洗いなどは先に済ませて、予約した時間の5〜10分前にご入場ください。他の美術館でも同じだと思いますが、鑑賞前に酔っ払ったり臭いの強いものを飲食するのは控えてくださいね。
写真:泉 よしか
地図を見る「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」は、現代美術を楽しむアートスポットです。しかし、通常の美術館と異なるユニークなポイントは、やはり限られた人数だけで館内の時間と空間を独占し、堪能できることにあるでしょう。
和の素材を用い周囲に溶け込むようデザインされた建物は、数々の建築賞を受賞し、東京オリンピックの「新国立競技場」の設計を手がけた隈研吾。またロゴはデザイナーの原研哉によるもの。
まずはこの建物そのものがひとつのアートなのです。
写真:泉 よしか
地図を見る遠目には黒一色に見える外壁は焼杉。強く美しいこの素材は、近づけばさまざまな表情を見せます。
提供元:(C)NHN JAPAN Corp.
地図を見る敷地内の植栽も全体を構成するデザインの一つ。天候や季節ごとに異なる印象を与えてくれるでしょう。
写真:泉 よしか
地図を見る館内に展示されているのは日本を代表するアーティスト 村上隆の作品と、杉本博司の作品。
どこか相反するような二人のアーティストの作品を、合わせ鏡のような二つのギャラリーに展示することにより、個別の作品が楽しめるとともに、ギャラリー自体が一つのアートであり、さらには透過する隣室も含めた空間全体がアート作品になっていることに私たちは気づかされます。
館内は写真撮影可(動画は不可)。作品を説明するキャプションはありませんが、ツアーを先導するガイドが丁寧に説明してくれて、こちらから質問をすることも可能です。
写真:泉 よしか
地図を見るギャラリー鑑賞後は2階のラウンジへ。枯山水の屋上庭園越しに雄大な由布岳がそびえます。
提供元:(C)NHN JAPAN Corp.
地図を見るこのフロアもまた隈建築の粋が楽しめるスペースであり、大きな窓の外の由布岳も含めた作品となっています。
提供元:(C)NHN JAPAN Corp.
地図を見るこのユニークな「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」を運営するのはNHN JAPAN。そのグループ会社が運営するcomicoというWEBコミックや小説のアプリをご存じの方も多いでしょう。
ラウンジにはcomico作品やアーティストの関連書籍などが展示してあり、自由に手にとって読むこともできます。
写真:泉 よしか
地図を見る「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」は決して大きな美術館ではありません。しかし賑やかな湯布院において、忘れがたい特別な1時間を過ごせる場所でしょう。
展示作品や建物だけでなく、自分自身がそこで過ごした時間そのものもアートの一つに感じられるかもしれません。
写真:泉 よしか
地図を見る住所:大分県由布市湯布院町川上2995-1
電話番号:0977-76-8166
アクセス:JR由布院駅徒歩約15分
※前日までに公式サイトで希望時間をご予約ください。文末の関連メモに公式サイトへのリンクがあります。
2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/22更新)
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