写真:西藤 カオル
地図を見る箱庭のような景観に、歴史と文化を辿れる坂の街として散策も楽しい尾道。2015年には日本遺産に認定され、最近では“サイクリストの聖地”しまなみ海道への出発点として訪れる人も多く、海外からの観光客も富に増えました。
1891年(明治24年)に開業したJR尾道駅も、2019年3月に2階建ての新駅舎に建替え。旧舎の趣きを残しながらバリアフリー設備の整う時代に即したリニューアルで、益々便利になりました。この新駅舎の2階に「エムスリーホステル」ができたのです。
写真:西藤 カオル
地図を見るJR尾道駅・南口改札には、旅行者の欲しいものが集まっています。みどりの窓口、コインロッカー、観光案内所、コンビニエンスストア、レンタサイクル、広島土産が揃うショップまで。その上ここに宿があるとしたら?使わない手はありませんよね。
大きな荷物があっても大丈夫。改札から“数歩”先のエレベーターで2階へ上がります。
写真:西藤 カオル
地図を見る素朴で木のぬくもりを感じるフロントに、重厚で大ぶりな机と椅子を備えたブックラウンジ。地図を広げるにも都合の良いこの机には、旧駅舎の梁が使用されています。テーマごとに選書された本は、部屋で読むことも可能。どうぞ一冊、旅先での読書はひと味違います。
フロントの裏には、スーツケースなど大きな荷物を預かるスペースや、壁掛けのサイクルラック(7台)もあります。宿泊者はチェックイン前に荷物を預けて身軽に観光へ出かけることもできるし、マイ自転車で“輪行”するサイクリストにとっても室内保管は有難い設備です。
チェックイン後にまず通るのがこのラウンジ。ここからは施錠されている宿泊者専用ゾーンです。JR尾道駅のホームを存分に眺められ、鉄道好きならかぶりつき必至!この眺望こそ、駅舎に泊まる醍醐味。館内はFree Wi-Fi。ラウンジ内のカウンターテーブルには複数個所、USBポートを含むコンセントがあります。
写真:西藤 カオル
地図を見るラウンジには備え付けのシンクスペースがあり、コンパクトながらも重宝。電気ポットやカップ麺の自動販売機があるのも気が利いています。電子レンジに製氷機、大型の冷蔵庫は使用時に名前をつけるメモ用紙とセロハンテープまで細かい気配り。
「尾道本通り商店街」も近いので、地元グルメをテイクアウトで楽しむのにも好都合です。
動画:西藤 カオル
地図を見る名前の「m3(エムスリー)」は体積の単位でもあり、その由来は縦の空間を上手に利用した客室にあります。バンクベッド(男女共用/最大2名)、コンパートメント(男女共用/最大4名)は旅慣れた人にコストパフォーマンスの良い部屋。ホステル初心者には、完全個室のプライベートルーム(ツイン・ダブル/最大2名)などオススメです。
動画はプライベートルームのツインタイプ。1階に寛ぎ空間があり、梯子をのぼると第1の寝室、その上に第2の寝室があります。こだわりの寝具、マットの硬さも絶妙。枕元にはUSBポートを含むコンセントもあり文句無し。広島県内産の杉材を使用した客室は、爽やかな木の香りで癒やされます。
※安全上の理由により、小学生以下(0歳〜12歳)の宿泊はできません
「せっかく駅舎に泊まるなら寝ても覚めても電車を見たい!」そんな人にオススメしたいのがレールビュープランです。レールサイドビューのプライベートルーム(ダブル)を確約なので、線路も電車も眺め放題。今では懐かしいオリジナルの硬券記念切符もプレゼント。
また、JR尾道駅は抽選平均倍率10倍以上のラグジュアリーなクルーズトレイン「TWILIGHT EXPRESS 瑞風(みずかぜ)」山陽コース(上り) の停車駅でもあります。チェックアウト日を瑞風運行日とあわせれば、宿泊限定の瑞風撮影スポットへご案内。まさに一挙両得プランです。こちらのチェックインは17時から。
「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」山陽コース(上り)
発着予定時間:JR尾道駅(8:14着・12:01発)
JR尾道駅停車予定日:2019年11月19日、26日、12月17日
2020年1月21日、2月18日、3月24日、4月21日、5月26日、6月16日※
※2019年8月現在発表分、詳細は公式サイトへ
硬券切符の作成に協力しているのが、そのワークショップの楽しさから尾道観光スポットとしてすっかりお馴染みの活版印刷「活版カムパネルラ」さん。
懐かしの硬券切符は風合いを損ねることなく、材質も国鉄時代の乗車券に使用されていたものと同じです。レールビュープランでしか手に入らない貴重な一品。
写真:西藤 カオル
地図を見る簡易宿泊施設では気になる水回りですが、至って清潔。シャワールームとトイレは男女別の共有スタイル。脱衣スペースも施錠あり。香りのよいボディソープが贅沢なシャワータイムを叶えてくれます。こちらは24時間使用可能。
写真:西藤 カオル
地図を見る女性用シャワールームには、パウダースペースも併設されています。木目と白を基調とし、清潔で使い心地の良い空間です。
写真:西藤 カオル
地図を見るシャワールームには清潔なバスマットが用意されており、シャワーの度に新しいものを利用できます。ランドリールームには自動洗濯機&乾燥機が3台、長期滞在でも困りません。
写真:西藤 カオル
地図を見る都心と比べると、気持ち早い時間に店が閉まる所が多い尾道の飲食事情。ホステル併設のカフェや食堂も利用価値「大」です。
フロント横には軽食も楽しめる「カフェ&グリルNEO」(写真)。季節のフルーツをヨーグルトクリームとカスタードで併せたフルーツパフェはオススメ。2019年夏からはグリルメニューもパワーアップしています。
1階に降りて南口改札の右方面に「食堂 ミチ」。地域の海産物や、尾道の郷土料理をベースに馴染みの良い食堂メニューが並びます。看板メニューの漁師飯「浜子汁」もぜひお試しを!
<営業時間>
カフェ&グリルNEO
11:00〜21:00
食堂 ミチ
11:00〜14:00・17:00〜22:00・土日祝/11:00〜22:00
南口改札の左方面には、軽食・お土産・レンタサイクルと何でも揃う「おのまる商店」。地元愛あふれるアイテムが集結しているので、これぞというお土産もきっと見つかります。
またレンタサイクルも観光地にありがちなママチャリでなく、島から島へのポタリングにも快適な“ちょっといい自転車”を貸し出しています。しまなみサイクリングデビューにもピッタリ。“尾道を包んだ”おにぎり「せとうち巻き」もご一緒に!
<営業時間>
おのまる商店
カフェ・ショップ 7:30〜19:00(おにぎりスタンド17:00まで)
レンタサイクル 9:00〜17:00
写真:西藤 カオル
地図を見る駅舎2階、ちょうど「エムスリーホステル」のフロント正面には展望デッキもあります。こちらからは尾道水道も一望。週末の夜には、向島ドック(日立造船)の5色に彩るクレーンライトアップも楽しめます。尾道らしい夜景を心に留めてくださいね。
旅行の計画で“駅近”検索をする人も、感動を覚える距離の「エムスリーホステル」。「駅」という最強の立地でありながら、必要最小限のシンプルなサービスが好ましく、鉄道好きなら夢見心地。「エムスリーホステル」は、尾道をより身軽に快適に旅することができるお宿です。
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/21更新)
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