写真:ミセス 和子
地図を見る吉野温泉元湯は、近鉄電車吉野線の終点「吉野」で下車すると、温泉宿の無料送迎バスがあります。徒歩の場合は約20分で到着。吉野温泉元湯と書かれた立て看板が目印です。満開の桜のアーチをくぐり、石の階段を登るとエントランスが見えます。
写真:ミセス 和子
地図を見る石畳を進むと、吉野温泉元湯の看板があるエントランスがあります。エントランスを入るとすぐ左側に、ホテルフロントがあるので、チェックインをしましょう。チェックインは14時、チェックアウトは10時です。
吉野山の散策の際には、ホテルオリジナルの観光マップを頂いて出発しましょう。
写真:ミセス 和子
地図を見るお宿1階の休息スペースには、テーブルと椅子が設置されています。座って外を眺めると、ウッドデッキの向こうに、日本庭園があり満開の桜を眺める事ができます。
写真:ミセス 和子
地図を見る吉野温泉元湯の客室は、8畳〜12畳の和室が10室。お宿は吉野建て(よしのだて)という建築様式で、山の斜面を利用して2階客室であっても美しい日本庭園を見下ろせたり、2階客室からお庭に出られてお庭を散策出来る客室もあります。
写真は、縁側からお庭に出られるタイプの2階客室。大きな硝子戸を開けると桜の甘い香りが漂います。客室にはトイレや洗面台がありますが、お風呂は設置されていません。テレビや金庫、湯沸かしポットがあります。
写真:ミセス 和子
地図を見るお宿の日本庭園は、広々とした手入れの行き届いたお庭。四季折々にお花が咲き、春は桜、夏は新芽、秋は紅葉が美しく魅了されます。4月初旬には、吉野山と同じように桜が満開。大きな池は、桜の花びらでピンク色に染まります。
写真:ミセス 和子
地図を見る冷たくて美味しい湧き水が流れていて、静けさを感じさせる水の音が心を洗ってくれます。湧き水は飲んだり手を洗うだけでなく、飲み物等を冷やす冷蔵庫代わりにもなります。
写真:ミセス 和子
地図を見る吉野温泉元湯は、約300年前に開湯。たくさんの文人や修験信徒の往来があり、「吉野湯」として各地に伝えられました。
しかし多数の修験者の中には、湯治に名を偽り頻繁に出入りして酒色に溺れたりと、規則を乱す者が続出し、吉野学頭職の命令にて一時は廃絶してしまいました。その後、仮設浴場で湯治するようになり「吉野の隠れ湯」又は「内証風呂」と呼ばれるようになりました。
お湯は、赤みを帯びた濁り湯。源泉100パーセント掛け流しの含鉄炭酸船泉。神経痛や冷え性、健康増進に効果があります。
写真:ミセス 和子
地図を見る脱衣所はシンプル、ドライヤーや洗面台が設置されています。
写真:ミセス 和子
地図を見る吉野温泉元湯は、日帰り入浴もできる温泉宿。吉野山を散策した後に、ゆっくり入浴して帰る観光客も多いのです。浴室を出ると男女共有の休息スペースがあり、ウオーターサーバーのお水(無料)や自動販売機があります。
写真:ミセス 和子
地図を見る朝夕のお食事は、日本庭園を眺められる一階和室のテーブル席で頂きます。和室でのテーブル食はモダンな感じがします。
写真:ミセス 和子
地図を見る写真は、吉野温泉元湯の朝食。地元食材を使ったお料理が提供されます。色とりどりの美しいお料理は、眺めて良し食べて良しの美味しい朝食です。
写真:ミセス 和子
地図を見る温泉宿のスタッフにお願いすると、島崎藤村が実際に滞在した、当時の雰囲気をそのままとどめた客室を見せてくれます。明治26年(1893)の桜の時期に、島崎藤村が吉野元湯に滞在しています。後に奥千本の西行庵を訪ねた「訪西行庵記」や「人生の風流に懐ふ」などの吉野ゆかりの作品が残されています。
写真:ミセス 和子
地図を見る中千本にある「吉野温泉元湯」から、徒歩で吉野山を散策してみましょう。桜の種類は約200種類、多くがシロヤマザクラと言われていますが、美しい桜の樹々が山を染め上げています。
吉野温泉元湯を拠点に、徒歩で約15分の場所には重要文化財「如意輪寺」があり、反対方向に約15分の場所には世界遺産「吉水神社」が、徒歩20分の場所には世界遺産「金峰山寺蔵王堂」などがあります。世界遺産「吉野山」散策を楽しんでみましょう。
吉野温泉元湯は、いかがでしたか?春の桜の時期には、お宿の日本庭園が桜色に染まり、圧巻の光景を朝夕に眺める事ができます。また同じ庭園が、秋には艶やかな紅葉に変わります。
島崎藤村も愛した、源泉100パーセントの掛け流しのお湯も素晴らしく、一度来たら虜になる温泉宿です。宿泊は、早めの予約をお勧めします。
2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/3更新)
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