迪化街乾物街のメイン通りを突き進み、大橋頭駅寄りにひっそりと佇む「富自山中」。
昔ながらの問屋街の乾物屋のイメージとは違い、ナチュラルでスタイリッシュな店構えが魅力。思わず立ち寄りたくなる乾物店です。同店で、人気のお土産を幾つかご紹介します。
迪化街で購入したいナンバー1土産と言えば「ドライフルーツ」。どれも美味しそうに見えて、ついつい声をかけられたところで購入という人も多いはず!?実は、お店によってかなり味が変わるので、地元の台湾の人も購入する店は決めています。
富自山中のドライフルーツは、四季折々のフルーツが最も旬な時に収穫し、旨味を最大限に引き出しているので、フルーツ本来の甘みや酸味が凝縮されています。
写真:中園 まりえ
地図を見る種類は、マンゴー・台湾グァバ・ピンクグァバ・みかん・檸檬・トマト・パイナップルなど計十種類以上。中には、砂糖不使用の輪切り金鑽パイナップル(150元)・みかん(150元)・台南玉井産アップルマンゴー(170元)もあります。程よい酸味と果物そのものの甘みが十分に感じられるため、子どものおやつに、お茶請けやお酒のお供にもピッタリです。
ドライフルーツは、お店の人に言えば試食できます。個人的には、甘く熟した「ピンクグァバ」と日本のみかんよりも酸味の強い「みかん」がオススメです。
写真:中園 まりえ
地図を見る日本人にはあまり馴染みのない棗(なつめ)ですが、台湾では漢方としても欠かせない乾物のひとつ。
ほんのりと甘みのある棗の実から種を取り出し、そこに胡桃を挟んだ「椰棗胡桃」(140元)。シンプルだけれども、一度食べたら止まらなくなる美味しさです。
写真:中園 まりえ
地図を見る台湾のデザートショップやドリンクショップで「檸檬愛玉」というぷるぷるした檸檬色のゼリーを食べた人もいると思います。日本では「オーギョーチ」とも呼ばれており、台湾に自生するイチジクのような果実のペクチンから作られるデザート。癖がないので、台湾の子供たちも大好きです。
その元となる阿里山産「愛玉子」(80元)。店頭には作り方の解説も書いてあるので、日本で本格的な「愛玉」を作ってみるのも楽しいでしょう。
写真:中園 まりえ
地図を見る左:巴西モー(220元)…日本では健康食品としても有名なアガリスク。乾燥したアガリスクはとっても良い出汁が出ます。骨付き鶏肉と一緒に煮込んで、塩で味付けただけで「アガリスク鶏スープ」の完成。ぜひ試してみて下さい。
右:金針花(100元)…台湾では、乾燥した金針花と豚スペアリブをスープにしていただきます。金針花は歯ごたえがあって、精神を安定させる効果もあります。
写真:中園 まりえ
地図を見る”穀物のルービー”とも呼ばれる栄養価の高いスーパーフード「キヌア」は、実は台湾では100年以上前から台湾固定種「紅藜(ホンリー)」が親しまれてきました。日本で一般的に知られている南米産の白いキヌアと違い、台湾産はきれいなワイン色をしています。
チリ産と台湾産のキヌアでは食感も変わるため、同店ではあえて両方のキヌアを置いています。「紅藜」のみもあれば、黒キヌア:紅キヌア:白キヌア=1:1:1の「キヌアミックス」(130元)などもあります。
写真:中園 まりえ
地図を見る台湾原住民が好んで使う香辛料「馬告」(170元)。台湾の山で採れる胡椒のような黒いスパイスですが、最大の特徴はレモングラスのような爽やかな香り。その独特の香りと味から「馬告」の虜となる人も多くいます。
「馬告」は、塩漬けと乾燥したものがありますが、同店では乾燥したものを用意。鶏肉や豚スペアリブのスープに入れたり、キャベツ炒めに加えたりします。胡椒のような辛みは無く、爽やかな馬告の香りが口の中に残り、いつもと違う一品に仕上げてくれるでしょう。
写真:中園 まりえ
地図を見る雲林口湖産の「からすみ」のお値段は、同店に限らず、どこのお店もその年のボラの漁獲量次第。それぞれグラム数が違うので、秤できちんと量ってくれます。
12月〜1月がからすみ作りの最盛期。新鮮なからすみが食べたい人は、透き通るようなオレンジ色を目安に冬から春が買い時です。
阿里山が台湾茶の産地であることは有名ですが、実は珈琲豆の生産地でもあります。オーナー自ら足を運び、選び抜いた珈琲豆で作ったオリジナル「阿里山珈琲ドリップ式」(450元)。手摘みされた赤いコーヒーチェリーを天日干しし、手間隙かけて作られたアラビカ種です。豆のままでも販売しています。
阿里山にルーツのある同店には、阿里山産の商品が多いのも特徴です。「阿里山手作り黒糖」(140元/300g)や「阿里山手作り生姜黒糖」(160元/300g)も珈琲に併せていかがでしょうか?
住所:台北市大同區迪化街一段220號
電話:+886-2-2557-8605
時間:9:00〜20:30(日曜日休業)
アクセス:MRT「大橋頭駅」出口1から徒歩約10分
※巴西モー魔フ「モー」は中国語では草冠に「磨」と書きます。
※日本語では「原住民」は差別的な意味合いが強く、通常「先住民」と表記しますが、台湾では「先住民」という表記は「既に滅んだ民族」という意味になるため、ここでは敢えて「原住民」という表記をしています。
2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/1更新)
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