その全長60センチ、翼を広げると180センチにも達するという森の王者・シマフクロウ。世界最大級の威容を誇り、先住アイヌの人々からコタン・コロ・カムイ (村の守護神)と崇められてきましたが、今や北海道内でおよそ140羽程度の棲息を確認できるレベルにとどまり、動物園以外ではなかなかその姿を見ることはできません。
そんな珍しい野生のシマフクロウが飛来してくるのが、北海道の秘湯として知られる養老牛温泉の「湯宿だいいち」です。
写真:大谷 修一
地図を見る摩周湖の東、標津岳山麓の豊かな森に抱かれた「湯宿だいいち」は、そのロケーションを活かした「北海道の自然の魅力」を最大限に味わうことができる工夫が宿のあちこちに点在しています。
写真:大谷 修一
地図を見る玄関を入った先のロビーには大きな囲炉裏が。ここのソファーに腰を下ろし、窓の向こうに広がる「道東の森」の風景を味わいながら優雅にチェックイン。庭の観察デッキに時おり遊びに来る可愛い野鳥が皆さんを歓迎してくれます。
写真:大谷 修一
地図を見るお部屋は、和室、洋室、メゾネット、露天風呂付きなど様々なタイプが用意されています。また、各部屋には大きな窓とソファーが配置されており、そこから宿を取り巻く自然をゆっくりと楽しめるようになっています。
写真:大谷 修一
地図を見るお食事は地元で採れる山の幸、海の幸を盛り込んだ彩り豊かな日本料理。夜の「せせらぎ御膳」そして朝のバイキングメニューともにシンプルながらも洗練された素材と味付けで、宿泊客の味覚を楽しませてくれます。
写真:大谷 修一
地図を見るお刺身、長いも、山菜、川魚、そして産みたての生卵に成分無調整のクリーミーな地場産牛乳。そんな「道東の恵み」を舌で味わい、食事処の窓から眺める渓流と森を目で味わうという贅沢こそが、当宿の「おもてなし」だと実感できます。
写真:大谷 修一
地図を見る「湯宿だいいち」のご自慢は、「湯の宿」というその名が示す通り天然温泉100パーセントの源泉掛け流し温泉です。内湯は贅沢なヒバ作り。浴室に入ると木の香りと「ナトリウム・カルシウム・塩化物硫酸塩泉」のほんのりとした硫黄臭がただよってきます。
写真:大谷 修一
地図を見るそして内湯の外には、モシベツ川の渓流沿い作られた広い露天風呂が!
ワイルドな岩風呂を筆頭に、樹齢数百年の古木をくり抜いた丸太風呂や寝湯「せせらぎの湯」や混浴露天風呂もあり、その数男女あわせて12箇所。道東の大自然を味わいながらの湯巡りが楽しめます。
写真:大谷 修一
地図を見る鳥のさえずりと渓流のせせらぎの音を聞きながら、大自然と一体になって名湯にその身をゆだねる……。ここではそんな「まったりとした癒やしの時」を過ごさせてくれます。
夜になると、お待ちかね、森の王者・シマフクロウとお出会いの時が到来!彼のお目当てはロビー正面の野鳥観察デッキに置かれた大好物の川魚です。
王者のお宿訪問はその日の気分次第。また来るとしても「アポなしのいきなり」ですが、どうぞご安心を。フロントが開いている時間なら「フクロウが来た」との連絡をお部屋に入れてもらえます。
ロビーの野鳥観察デッキからは、飛来したシマフクロウが闇の中で爛々と目を光らせ、強烈にその存在感をアピールしている姿を観察できます。
「福来郎」、「不苦労」と表現されるフクロウは、古来より「幸せを呼ぶシンボル」とされています。実際にこの巨大な野生のシマフクロウと出会うことができた時、あなたも「コタン・コロ・カムイ」から大きな幸せを授かったと実感できることでしょう。
なお、筆者もこのシマフクロウとの出会いを運良く動画に収めることができました。こちらをご覧いただき、この映像から「ラッキーパワー」をキャッチいただければ幸いです。
動画:大谷 修一
7月1日から9月末までの夏場は宿の裏手に流れるモシベツ川で魚釣りを楽しむこともできます。自分が釣った魚を餌場に置いてシマフクロウを呼ぶ、そんな醍醐味を味わえるのも当宿ならではと言えるでしょう。
なお、釣り道具は無料で貸りることができます。詳細は下記「湯宿だいいち」公式サイトをご覧ください。
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(2024/12/22更新)
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