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新旧モロッコのギャップが面白い バラの街マラケシュ

新旧モロッコのギャップが面白い バラの街マラケシュ

更新日:2018/11/01 18:26

アシュ 飯田のプロフィール写真 アシュ 飯田 SFC修行僧、陸マイラー
モロッコの空の玄関口カサブランカから、車で南に約4時間。モロッコ中のあらゆるものが集まる、商業の街マラケシュをご存知でしょうか。
マラケシュの中心部は、城壁に囲まれた旧市街。モスクや細い路地が入り組んだ市場が特徴です。一方、城壁の外はピンク色の壁を基調とした近代的な街並みが特徴。
伝統的な古き良さと、現代の便利さを両立した、モロッコを代表する街をご紹介します。

昼夜活気に溢れるジャマ・エル・フナ広場(旧市街)

昼夜活気に溢れるジャマ・エル・フナ広場(旧市街) 昼夜活気に溢れるジャマ・エル・フナ広場(旧市街)

写真:アシュ 飯田

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マラケシュは約1000年前から発展をしてきた、フェズに続くモロッコ第2の古都。現在では新市街も含め、モロッコの中でも最大級の規模となっています。
街の中心は外敵を阻む城壁に囲まれる形になっており、9つの城門によって、人や車の往来が可能となっています。
城門を通り抜けると、整備された近代的な街並みから一転。細い路地が複雑に入り組んだ、昔ながらの街並みが広がっています。

昼夜活気に溢れるジャマ・エル・フナ広場(旧市街) 昼夜活気に溢れるジャマ・エル・フナ広場(旧市街)

写真:アシュ 飯田

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マラケシュ旧市街の中心は、縦400m、横300m四方の巨大な広場。ジャマ・エル・フナ広場と呼ばれ、昔は処刑などが行われていた場所ですが、現在は100以上の屋台がひしめき、昼夜問わず活気に溢れています。
屋台は、フレッシュジュースなどの飲み物を扱うものから、お肉や魚を扱うものまでバリエーション豊富。お店の人も観光客慣れしておりとても気さくなので、仲良くなればサービスしてくれることも珍しくありません。

昼夜活気に溢れるジャマ・エル・フナ広場(旧市街) 昼夜活気に溢れるジャマ・エル・フナ広場(旧市街)

写真:アシュ 飯田

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ジャマ・エル・フナ広場の一押しの時間帯は、夕暮れ時。広場周囲に点在するカフェやレストランの、屋上での休憩がおすすめです。旧市街にはモスク以外高い建物がないので、マラケシュの街並みが一望できます。地平線に沈む美しい夕日と、明かりが灯る屋台の眺めは絶景ですよ。
日の入りの20分前には広場側のいい席が埋まってしまうので、30分前に入店するくらいがベストタイミングです。

<ジャマ・エル・フナ広場の基本情報>
住所:Place de Marche Animee Jemaa el-fna
電話番号:212-665-958482
アクセス:国鉄マラケシュ駅から徒歩約40分。

可愛い雑貨が集まる迷路状の市場(旧市街)

可愛い雑貨が集まる迷路状の市場(旧市街) 可愛い雑貨が集まる迷路状の市場(旧市街)

写真:アシュ 飯田

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ジャマ・エル・フナ広場の周囲は、路地が迷路状になっているスークと呼ばれる市場になっています。スークは区画ごとに名前が付けられており、各スークの入り口は、広場に面しているものもあれば、路地の中に突如現れるものも。
見るからに狭く足を踏み入れるのに躊躇してしまいますが、楽しいお買い物ができる場所なので、ぜひ一歩踏み出してみましょう。

可愛い雑貨が集まる迷路状の市場(旧市街) 可愛い雑貨が集まる迷路状の市場(旧市街)

写真:アシュ 飯田

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スークの路地は、人が2人やっとすれ違えるくらいの細さ。スーク内の建物は2階建てか3階建てになっており、通路の両側にそびえる壁に圧迫感を覚えるほど。
しかし、通路の両側には、カラフルなバッグやバブーシュと呼ばれる靴、ランプや貴金属を扱う雑貨店が並ぶ、お買い物天国。
店は奥に長い間取りで、壁や天井に至るまで売り物がびっしり。中を見て行けよ、と迫るお店の人の迫力にも負けて、思わずお店に吸い込まれてしまいます。

可愛い雑貨が集まる迷路状の市場(旧市街) 可愛い雑貨が集まる迷路状の市場(旧市街)

写真:アシュ 飯田

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スークの中には細い通路のみならず、所々オアシスの様に小広場が点在します。そのスペースのほとんどを雑貨店が占める中、いくつかのカフェやホテルも。奥の方の小広場は観光客も少なく、地元の雰囲気を味わえるディープなスポットになっています。
初めは戸惑うこともあるかと思いますが、少し立ち止まって街の雰囲気に馴染む時間を作ると、視野を広げて街巡りができます。

ラケシュ駅を中心としたのピンクの街並み(新市街)

ラケシュ駅を中心としたのピンクの街並み(新市街) ラケシュ駅を中心としたのピンクの街並み(新市街)

写真:アシュ 飯田

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モロッコ北部の大都市には、各都市をつなぐONCと呼ばれる国鉄が通っています。車社会のモロッコですが、距離の離れている都市間を移動するには、公共交通機関を利用する方が便利な場合もあります。
特に電車は比較的安く、1等席と2等席で幅はありますが、日本円に換算して1600円から2500円で行くことが可能。車窓からモロッコの大地を眺めながらの旅も気分が盛り上がります。

ラケシュ駅を中心としたのピンクの街並み(新市街) ラケシュ駅を中心としたのピンクの街並み(新市街)

写真:アシュ 飯田

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マラケシュの国鉄の駅は、とても立派。正面玄関は前面がガラス張りで、威容のある作りとなっています。そして、形が特徴的で、イスラム様式の城門をイメージした外観であることが分かります。
駅の中も綺麗。ロビーは高い天井が抜群の開放感で、余計なブースもなく贅沢に空間を使っています。ロビー以外のスペースには、日本同様、売店やファストフード店などが入り、電車の待ち時間も快適に過ごせるようになっています。

ラケシュ駅を中心としたのピンクの街並み(新市街) ラケシュ駅を中心としたのピンクの街並み(新市街)

写真:アシュ 飯田

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マラケシュの別名は「バラの街」。家や建物の外壁が赤茶色に統一されているため、遠くから見ると、街全体が薄いピンク色に染まって見えます。
マラケシュの夕暮れ時は特に美しく、オレンジの太陽に照らされて、より一層色を濃くした新市街も見応えたっぷりです。

<マラケシュ駅の基本情報>
住所:Centre Gueliz Gare ONCF Marrakech
電話番号:+212-644-727244
アクセス:カサブランカから電車で約4時間。

旧市街は煩雑、新市街は整然とした対照的な雰囲気

マラケシュの新旧両市街の雰囲気は、伝わりましたでしょうか。
旧市街はよく言えば刺激的で、日本とは異なるな雰囲気を味わえるようになっています。新市街は対照的に、おしゃれなお店が多く、洗練された雰囲気が特徴。
両市街を訪ねて、正反対の特色を感じる観光の仕方がおすすめです。

2018年10月現在の情報です。最新の情報は各種サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/09/27 訪問

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