乳頭温泉郷で最古の歴史を誇るのが「鶴の湯温泉」です。江戸時代に建てられた茅葺の本陣に泊まることができ、入り口から見る姿はとても現代のものとは思えません。この景色と温泉を求め多くの人が訪れるため、日本一予約の取りづらい宿の一つにもなっています。
乳白色の硫黄泉が湯底の小石の間から湧く混浴露天は、世界的にも有名な露天風呂となっています。他にも三ケ所内湯が用意されていますが、それらも風情たっぷりでお勧めです。詳しくは関連メモにある『鶴の湯温泉』の記事をご覧ください。
【鶴の湯温泉】
含硫黄−ナトリウム・カルシウム−塩化物・炭酸水素塩泉(低張性・中性温泉)
日帰り入浴:10:00〜15:00まで(月曜休) 600円 (2016年8月現在)
乳頭温泉郷で最も豊富な湯量を誇っているのが「黒湯温泉」です。敷地内には数棟の茅葺の建物が点在し、一大湯治場空間を形成しています。またあちこちから湯けむりが立ち上り、かなり幻想的な温泉です。
黒湯という名前ではありますが、実際のお湯は少し青みがかった乳白色です。なめらかな肌触りの硫黄泉で、美人の湯とも呼ばれています。最も有名なのが5人ほどでいっぱいになる混浴露天ですが、内湯もたいへん風情がありおすすめです。
今回紹介できませんが、この黒湯温泉から少し下った先には「孫六温泉」があります。孫六温泉の詳細は関連メモの記事をご覧ください。
【黒湯温泉】
単純硫黄泉(低張性・弱酸性・高温泉)
日帰り入浴:9:00〜16:00まで(11月中旬から4月下旬まで冬季休業) 600円
(2016年8月現在)
滝を見ながら露天風呂に入れるのが「妙の湯温泉」です。美しい川の水の青色や木々の緑色に、鉄分を含んだ褐色の濁り湯がとても映えています。この露天風呂は混浴となっており、男女別の内湯から直接つながっています。
温泉に浸かりながら見るこの景色はたまりません。都会の喧騒を忘れるにはぴったしの場所です。この褐色の浴槽の手前には、無色透明な別の源泉が引かれた浴槽もあり、二種類の異なる温泉に浸かることができます。
【妙の湯】
酸性−カルシウム・マグネシウム−硫酸塩泉(低張性・酸性・高温泉)
日帰り入浴:10:00〜15:00まで(火曜休) 800円 (2016年8月現在)
かつて沢蟹が多く見られたことからその名がついた「蟹場温泉」。乳頭温泉郷のなかで最も森林浴を楽しめる温泉となっています。露天風呂は混浴で、内湯は男女別に分けられています。
宿の建物から森の中へ3分ほど歩いた場所にある「唐子の湯」は、あたりをブナ林に囲まれ、まさに大自然の中で入浴することができます。露天風呂の湯は透明な硫黄泉で白い湯の花が舞っています。
また内湯では露天風呂とは別の炭酸水素塩泉のお湯にも浸かることができます。他の宿のような濁り湯もいいですが、蟹場の透明な温泉もぜひ入浴してみてください!
【蟹場温泉】
単純硫黄泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
日帰り入浴:9:00〜16:30まで 600円 (2016年8月現在)
最後に紹介するのが「大釜温泉」です。この宿の建物は小学校の廃校舎を移築して利用しており、ノスタルジー漂う雰囲気になっています。
大釜温泉には混浴はなく男女別の内湯と露天風呂となっています。お湯は多くの鉄分を含んでおり、とても温まりがいい温泉です。色も褐色だったりクリーム色だったりと変化しています。
お湯は源泉温度が高いため加水されています。しかし最低限の量しか加水されていないため、比較的浴槽の温度が高くなっています。熱めの温泉が好きな方にはぴったりの場所です。
【大釜温泉】
酸性・含砒素−ナトリウム−塩化物・硫酸塩泉(低張性・酸性・高温泉)
日帰り入浴:9:00〜16:30まで 600円 (2016年8月現在)
今回紹介した5軒も含め、乳頭温泉郷の7軒すべての湯にわずか1800円で日帰り入浴できるお得なチケットがあります。7軒いずれかの宿泊者だけに限定で販売されている「湯めぐり帖」です。また購入者は乳頭温泉郷を循環するシャトルバス「湯めぐり号」にも乗車でき、車がなくとも7軒すべてに行くことができるんです。お得過ぎるこの湯めぐり帖はどの宿でも購入可能なので、ぜひ利用してみてください!
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(2024/12/22更新)
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