写真:bow
地図を見るさて、おそらく京都の旅行ガイドブックを見ても「御髪神社」を取り上げているようなものは殆どないでしょう。まずはその場所から説明しないといけませんね。まず、「御髪神社」を目指すならば嵐山へと行きましょう。一番の目印となるのはトロッコ列車の嵐山駅です。ちょうど嵯峨野の竹林を抜けた辺りに位置しています。実は「御髪神社」はその駅の目と鼻の先にあるのです。トロッコ嵐山駅を出た所に大きな池があるのですが、そのほとりに「御髪神社」があります。
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地図を見る「御髪神社」の御祭神は藤原采女亮政之公(ふじわらうねめのすけまさゆき)。実在の人物で、日本で初めて「髪結い」を生業とした人物とされています。その腕前から幕府ご用達の髪結い師になったとされる人物で、つまりは理髪業の開祖のような人なのです。それ故に理髪業者からの厚い信仰を受けているのです。鳥居にも「御髪神」の文字が見れます。
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地図を見る境内を囲む玉垣には理髪業関係者・美容関係の会社名や団体名と、良く知られているかつらメーカーさんの名前も。。。やはり頭に関する業者さんの名前で玉垣は埋められているようです。
そもそもこの「御髪神社」は京都市の理美容業界関係者らの手によって髪の健康を祈願し、1961(昭和36)年に創建された神社であり、歴史としてはそれほど古くない神社のようです。
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地図を見る「御髪神社」の説明にはこう書かれています。『髪は、人間の最も高い所に位置する御神より賜った美しい自然の冠です。その美しい御神より受ける大きな恩恵に感謝しましょう』・・・と。感謝もさることながら、ここ御髪神社は髪に対する悩みを抱えた人達の訪れる場所でもあるのです。
神社には多数の絵馬が奉納されています。ちょっと失礼して、絵馬を覗かせていただきますと・・・。他の神社とは明らかに異なる趣旨の願い事が多数見受けられます。当然、美容関係に進むべく国家試験等の合格祈願が目立つ一方、髪の悩みを告白する人、愛する人の髪をどうにかして欲しいと言う願いも目立ちます。なんだかせつなくなるような絵馬すらもあります。そうですよね、髪が無ければ感謝もしようがない。髪は長い友達・・・。あなたも髪の悩みをこの「御髪神社」に打ち明けてみませんか?私は今のところまだ大丈夫のようです・・・。
★御髪神社
嵯峨野トロッコ嵐山駅から徒歩0分。
参拝自由(社務所10:00〜15:00)
TEL(075)882−9771
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(2025/1/6更新)
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