写真:阿部 吾郎
地図を見る「好記担仔麺」は、旅行会社のツアーや団体旅行でもよく使われるお店ですが、個人で立ち寄っても問題なく入れます。基本的に注文は席に着く前にお店の前で行います。上の写真のように、店先に食材や料理の見本が並べてあり、指さし注文します。担仔麺はここには並んでいませんので、「タンツーメン」といって指で数を示せば、すぐにわかってもらえます。飲み物のメニューは、席に置いてありますので後から注文します。
写真:阿部 吾郎
地図を見るこちらが担仔麺です。スープは海老のだしがかなり効いています。スープ自体は、深いコクがありますが薄味です。スープだけ飲むとちょっと薄いかな、と感じるのですが、上に乗っている肉そぼろがスープに混ざるとちょうど良い味になります。麺は程よい腰の縮れ麺でスープがよく絡みます。
あっさり系で、小さい器に入っていますので何杯でも食べられそうです。
写真:阿部 吾郎
地図を見るもちろん好記担仔麺の料理は、担仔麺だけではありません。新鮮な魚介類を使った料理がこのお店の売りなのですが、ここはあえて好記担仔麺のもうひとつの名物料理、「好記豆腐」をご紹介します。
卵豆腐に粉をつけて揚げたものに少し甘味のあるだし汁がかかっています。卵豆腐のつるっとした食感と、薄い衣にしみただしの味が絶妙でやみつきになります。ビールのおつまみにも最適です。担仔麺と並んで、このお店に行ったら必ず注文したい一品です。
写真:阿部 吾郎
地図を見る続いて、「度小月」をご紹介します。
1895年、台南の漁師である洪さんは、海が荒れて漁の閑散期となる4月〜10月(小月)の間、家族を養うために担子と呼ばれる天秤棒で担いで麺を売り歩きました。独特の味が評判になり、度小月担仔麺という名前が付けられました。度はしのぐという意味があり、度小月とは魚が取れない小月をしのぐという意味です。
つまり、「度小月」こそが担仔麺発祥のお店なのです。台北には、忠孝店と永康店の2店舗あります。
海老でだしを取ったスープに肉そぼろまでは好記担仔麺と同じですが、そこにすりおろしたにんにく、酢、パクチーが入ります。こちらは、かなりパンチのある味が特徴です。一口スープを飲むと、ちょっときついかなと思うのですが、食べ進めるとなじんできます。そして、食べ終わる頃にはすっかりその味に魅了されてしまいます。
なお、注文時ににんにく、酢、パクチーを入れてもいいかどうか聞いてくれますので、苦手な人は外すこともできます。麺は、卵麺が定番ですが、米粉麺を選ぶこともできます。
注文は、写真付きのメニューを見ながら伝票に記入しお店の人に渡すだけですので簡単です。
写真:阿部 吾郎
地図を見る度小月にも、担仔麺の他にいろいろなメニューがあります。その中で、是非食べていただきたいのが「烤紹興香腸」です。一見ただのソーセージですが、少し甘味のある独特な味付けです。生のにんにくスライスを一枚ずつ乗せて食べると絶品です。食べ始めると箸が止まりません。
では、最後に「好記担仔麺」「度小月」どちらの担仔麺がおいしいのか結論を出しましょう・・・と言いたいところですが、これは甲乙つけがたいとしか言いようがありません。
あっさり系でやさしい味の好記担仔麺、パンチの効いた力強い味の度小月、是非両方食べてみてください。同じ担仔麺でも、全然違います。お店に行ったら、好記豆腐と烤紹興酒香腸も是非食べてみてください。こちらも、きっと忘れられない一品になるでしょう。
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(2025/1/3更新)
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