こんばんは、夜中たわしです。
先日unity1week(Unity1週間ゲームジャム)というイベントに初参加し、その評価期間も終わったので振り返りの記事です。
初参加時の振り返りはこちら。
作ったゲーム
「土下座金融市場」というゲームです。通称「ドゲキン」。
ゲーム画面はこんな感じ。
これが開始時点の画面で、前回同様タイトル画面等はなし。今回入れたいなあ、と思ったけどどうしても優先度が下がってしまう……だってゲーム性に関係ないんだもの……。
プレイヤーはサラリーマン風の男。投資家の人たちが歩いているので、近くで土下座をするとお金を融資していただける。
投資家は融資すると同時になぜか跳ねる! そう、アクションゲームなのだ、これは。
初回の土下座と同時にゲームがスタートするので、60秒でたくさん融資してもらうのを目指す、単純なゲームとなっております。
その他の要素としては、投資家が計4キャラ登場するのと土下座を連続で(投資家が着地するより前に)当てるとどんどん融資額が増える、という要素がある。
本当は実装したかったもの
前回作ったゲームがあまりにシンプル(選択のみ)だったため、今回はステップアップしてアクションゲームにした。かな~~~り低次元な話の気もするが、これでも成長してますたぶん。
今回はテーマが「ない」と難しかったため、テーマ決めに時間がかかってしまい(本当に苦手なのだ)前回同様制作時間が圧迫された。なので今回もいわゆる「コア」の部分のみ作成した。本当なら作りたかった要素を挙げるとかなりある。
タイトル画面・操作説明の追加
土下座すると逆にお金を取られるキャラの追加
キャラクター・背景を自作のグラフィックに
ステージ制にし、ステージごとにノルマを用意する
ステージクリア時に能力を獲得できる(土下座の効果範囲が広がるなど)
コンボ時にコンボ数を表示
コンボが続いた時に効果音や演出を激しくする
クリア時に獲得金額と評価を画面中央に表示
ストーリーの追加
シェアボタンの追加
と、簡単に思い浮かぶだけでもこんなにある。間に合わない。今の実力では。
シェアボタン(Xに得点を投稿できるやつ)については実装して開発環境では動作していたが、unityroomにアップロードするとなぜか動作せず、時間的にどうにもならないのでボタン自体を消した……次回までにどうにかしておきたいなあ。
反面、プレイしたときの手触りを重視してそこに集中することはできた。
具体的には例えば、土下座がヒットしたときの気持ちよさ。お金のSEとともにお金が投資家から飛び出すのが単純に気持ちいい、はず。あとは投資家の人数が徐々に増えるようにし、お金をたくさん出すレアキャラも用意してお金が指数関数的に増えるようにした。
ここは良くできたと思う。あとは上記に挙げたような対応を追加していけば、面白くなるだろうという肌感覚はある。やはり作るゲームがなかなか決まらなかったのが痛かったなあ。
あとはゲームのアイコンはしっかりしたものを作るべきだろうなあ。せめてgif動画にするとか。
今回はこれだから。これじゃクリックしませんて……。
あとはXで紹介する時に、プレイ動画を流してみるとかね。そのへんのプロモーション面にも多少なり力を入れたほうが良いんだろうな。ゲームの本質にはかかわらないけど、宣伝も必要は必要だわ。
不具合問題
投資家が地面近くで固まってしまう事象が報告されている。すると土下座を連続で当てられるため、異常な金額を叩き出せてしまう。これはよくないですよ。オンラインランキングがあるから……。
今回は再現性も少ないので「仕様です。テクニックの1つです」という逃げをしちゃいましたが、これはよくない……。直せたとしてもゲームバランスが変わるとランキングをリセットしなければならなくなるので、それをやりたくないというのもある。
ソーシャルゲームなどで、アップデート時に不具合があり謝罪に石を配ってるのを時折見かけるけど、ぜんぜん他人事ではないと感じた。テストプレイ大事だわ。
AIを利用した実装
今回ChatGPTを利用して実装したけど、本当に楽であった。実装したい内容を伝えればコードを生成してくれるのはもちろん、聞けばUnityのGUI上での設定方法まで教えてくれる。エラーが起きても聞けば解決してくれるし、どんな初歩的な質問でも答えてくれる。ピンポイントに知りたいことが聞けるので、大先輩が横について教えてくれる感じである。これがないと効率は雲泥の差であった。
ただ一度マジの嘘を教えられてしばらくハマったんで、私の方にもある程度の知識と疑いの心が必要であることはわかった。たぶん無料プランで使ってたからだと思う。
ChatGPT以外にも同様のサービスはあるんで、どのサービスが適してるのか選定して、必要に応じて課金しても全然いいと感じた。
評価
このunity1week、お互いにゲームをプレイし合って評価を付け合う制度がある。
今回の土下座金融市場の結果はこちら。
楽しさ : 4.13
絵作り : 3.543
サウンド: 3.478
操作性 : 4.043
雰囲気 : 3.674
斬新さ : 4.065
これがいいのか悪いのか? ですが、すべてが前回のどんでん返しハンバーグより上昇していて嬉しすぎる。特に斬新さが大きく上がってますね。これは嬉しい!
絵作り・雰囲気が課題ですなあやはり。フリー素材ではそりゃあね。
サウンドはどうすりゃいいんだろ。うーん、一旦いいか……。
おわりに
ちなみにこの「土下座金融市場」というゲームができた経緯は、ポッドキャストで事前の案出しをした際に出てきたため。事前に案は出してあとはこじつけるだけだったのに、その後に出たunity1weekのテーマが「ない」と奇抜だったので面食らってしまい、頭を悩ませることになった。
これ以降の回では今回書いたような振り返りについて多少触れているので、よろしければお聴きください。
ではまた余裕があれば、次回のunity1weekで!