池袋のサンシャイン60展望台が半年間の休業期間を経て、十八日に「てんぼうパーク」としてリニューアルオープンする。新しいコンセプトは「空の公園」。海抜二百五十一メートル(地上二百二十一メートル)からの眺望を楽しみながら、芝生の公園をイメージした空間で、子どもから大人までそれぞれがゆったりした時間を過ごせる。
六十階にある展望台へは地下一階から分速六百メートルの「シャイニングエレベーター」で三十五秒。ドアが開くと、緑の森に木漏れ日が注ぐ演出に迎えられる。さわやかな香りが漂うなか、「雲のトンネル」を抜け、今回のリニューアルの目玉「てんぼうの丘」へ。
眼下に高層ビル群、遠くは丹沢山系や富士山を望む展望台の南側には、人工芝の丘が広がる。四季の植物が飾られ、ブランコのようなベンチやネット遊具、赤ちゃんのハイハイスペース、レジャーシートの無料貸し出しも。平日昼は持ち込んだお弁当などを食べることもできる。
夜は照明を落とし、夜景を楽しむ大人の空間に。「新宿など都心の夜景がきれいに見えます」と広報担当者。新たにイベントスペースも設けた。
「てんぼうパーク」は、芝生敷きの南池袋公園など四つの公園を核に豊島区が進めてきた「まちづくり」から着想したという。以前は有料のアトラクションを設置していたが、純粋に眺めを楽しむ空間に。コロナ...
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