東京都調布市の東京外かく環状道路(東京外環道)トンネル工事ルート上にある住宅街で起きた道路陥没現場付近で、新たに地中の空洞が見つかったと東日本高速道路(NEXCO東日本)が22日、発表した。NEXCO東日本は「工事と空洞の因果関係は現時点では不明」とし、原因調査を続けながら空洞を埋め戻す準備に入った。陥没現場付近で空洞が見つかったのは2カ所目。
◆空洞の長さ27m、幅3m、内部の高さ4m
今回の空洞は21日のボーリング調査中に、10月18日に陥没が発生した現場から1本南の市道で見つかった。深さ4メートルの場所に、南北に長さ27メートル、幅3メートル、内部の高さ4メートルの空洞が開いているのが確認された。空洞の上には、市道を挟んで3つの住宅がある。今月3日には、陥没現場から約40メートル北の空き地で、長さ約30メートルの空洞が見つかっていた。
◆国内最大直径16mのシールドマシンが通過
今回空洞が見つかった場所の地下約47メートルでは、9月11~12日ごろ、直径16メートルの国内最大のシールドマシンが通過。地下から継続的な振動や騒音が発生し、周辺の住宅街で亀裂ができたり、外壁タイルが剥がれ落ちたりするなどの被害が出ていた。
NEXCO東日本による原因調査は12月中旬までの予定だが、今回空洞が見つかった場所は、レーダー探査車による空洞調査では何も見つからなかった。レーダーが届くのは地表面から...
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