phina.js
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/10 00:22 UTC 版)
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作者 | phi_jp |
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初版 | 2015年12月1日 |
最新版 |
v0.2.3
/ 2018年1月23日 |
リポジトリ |
github |
プログラミング 言語 | JavaScript |
プラットフォーム | HTML5に対応したブラウザ、Apache CordovaやElectron (ソフトウェア)などのソフトウェアフレームワーク |
サイズ | 380 KB (圧縮版のサイズ: 141 KB) |
対応言語 | 全ての言語に対応(ただし、ドキュメントの殆どは日本語) |
サポート状況 | 開発中 |
種別 |
ゲームエンジン Webアプリケーションフレームワーク |
ライセンス | MIT License |
公式サイト |
phinajs |
phina.js(フィナ・ドット・ジェイエス)はJavaScriptで作られたオープンソースのJavaScriptゲームエンジンである。
概要
phina.jsはJavaScriptを用いたゲーム制作向けのWebアプリケーションフレームワーク(ゲームエンジン)である。 HTML5に対応しており、JavaScriptが動作するブラウザであれば本ゲームエンジンで作られたプログラムを実行することが出来る。
機能・特徴
「アイデアを即座に形にできる」「初心者でも手軽にゲームを開発できる」をコンセプトに開発されている。JavaScriptでゲームを作る際に、共通して用いられる主要な処理を代行させることができる。基本的にはHTML5のCanvasの機能を用いて描画などの処理を行っている。また、国産[1]かつオープンソースで、Twitterでハッシュタグ「#phina_js」をつけてつぶやいたり、GitHubでissueやPull requestを送信することでphina.jsの開発に参加することができる。 ブラウザ上で動作するためPCとスマートフォンの別を問わず動作する。(クロスプラットフォーム)
開発者・コミュニティ
phina.jsの開発者はフロントエンドゲームエンジニアのphi_jpである。また、phina.jsの開発はphi_jp以外にも多数のコントリビューターが参加している。phina.jsはSlack,Gitter,GitHub,Twitterなどでユーザーやコントリビューターが活動している。
2016年、技術系AdventCalendarの1つとして「phina.js Advent Calender 2016」が開催され[2]、10ユーザーから22件の投稿が寄せられた[3]。
歴史
phina.jsはtmlib.jsという前身のライブラリの後継にあたる。[4]tmlib.jsはphina.jsと同じくJavaScriptのゲームエンジンであり、phina.jsはtmlib.jsの開発で得られた反省点を活かして開発が進められている。また、tmlib.jsもtmlibという前身のライブラリの後継である。
2009年8月 | tmlibリリース 主にβ版のDOM操作など |
2012年6月6日 | tmlib.jsリリース phina.jsの前身 |
2015年12月1日 | phina.jsリリース |
リリース履歴
下に行くほど古いバージョンを示している。
リリース日付 | バージョン番号 | 備考 |
---|---|---|
2018年1月23日 | v0.2.3 | 詳細 |
2017年12月26日 | v0.2.2 | 詳細 |
2017年9月11日 | v0.2.1 | 詳細 |
2016年4月21日 | v0.2.0 | release beta 詳細 |
2015年12月14日 | v0.1.2 | hotfix 詳細 |
2015年12月7日 | v0.1.1 | bugFix 詳細 |
2015年12月1日 | v0.1.0 | release alpha 詳細 |
採用
以下の製品・サイトでPhina.jsが採用されている。
- Facebookインスタント配信ゲーム「LUMINES PUZZLE & MUSIC LITE」(株式会社モブキャスト)[5]
- ゲームブランド「UCHUU GAMES」のデモページ(株式会社アルファコード)[6]
- ソーシャルゲームWake Up, Girls! 新星の天使(WUG天)(Rakuten Games)[7]
脚注
- ^ “はじめてのphina.js – JavaScriptゲームライブラリを使ってみた!”. 2018年7月26日閲覧。
- ^ gihyo.jp編集部 (2016年12月1日). “本日12月1日より,2016年の技術系Advent Calendarが各所ではじまる”. 株式会社技術評論社. 2019年3月2日閲覧。
- ^ “phina.js Advent Calendar 2016”. 2019年3月2日閲覧。
- ^ “tmlib.js”. 2022年12月5日閲覧。
- ^ “Facebook―LUMINES Puzzle & Music Lite”. Facebook. 2017年11月13日閲覧。
- ^ “宇宙ゲームス”. Alpha Code Inc.. 2018年2月15日閲覧。
- ^ “Rakuten Games の Wake Up, Girls! 新星の天使(WUG天)”. 楽天ゲームズ. 2018年8月20日閲覧。
関連項目
外部リンク
- phina.jsのページへのリンク