ミオシンXI
「ミオシン」と呼ばれるモータータンパク質の一種。植物の細胞内部における輸送動力の役割を果たしている。ミオシンXIは数種類あるミオシンの中でも特に移動速度が速く、モータータンパク質の中でも最速とされている。
2013年、科学技術振興機構(JST)、理化学研究所および千葉大学は、植物の原形質流動の仕組みを解明すると共に、ミオシンXIの人工制御によって植物を大型化・小型化する制御法を開発している。
2015年3月には、アブラナ科のシロイヌナズナを用いた実験を通じ、植物の姿勢制御(植物がまっすぐ伸びる仕組み)にミオシンXIが重要な役割を果たしていることを明らかにした研究成果が京都大学より発表される。
関連サイト:
植物の大きさを制御する新たな手法を発見 - 科学技術振興機構(JST)
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