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i-VTECとは? わかりやすく解説

i-VTEC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/12 07:38 UTC 版)

VTEC > I-VTEC

i-VTEC(アイブイテック、intelligent-Variable valve Timing and lift Electronic Control system:高知能可変バルブタイミング・リフト機構)は、本田技研工業が開発した新世代VTECの名称である。

概要

当初は、従来のVTECにカム回転角の連続位相可変機構(VTC、日立製)を組み合わせたものを指していたが、現在では既存のVTECに何らかの新機軸が盛り込まれたものをi-VTECと称している。そのため、名称は同じi-VTECでも、機構面ではさまざまなバリエーションが存在する。2012年現在、日本国内における同社のラインナップの中では、一部大排気量車を除いて、全てi-VTECエンジンが採用されている。

  • 2000年10月26日に登場した初代ストリームK20A型直4 DOHC 2.0L)に初めて採用された。従来のバルブ休止仕様VTECの吸気側にVTCを組み込んでいるのが特徴で、それまで高回転高出力型エンジンのみであったDOHC VTECが標準型のエンジンにも採用された。2002年10月10日に発売されたアコードおよびアコードワゴンには、K24A型(直4 DOHC 2.4L)が搭載された。
  • 2001年7月2日に発表された2代目インテグラ・タイプRに、高回転・高出力仕様のK20A型が搭載された。
  • 2003年6月18日にはインスパイアにVCM(気筒休止システム)を採用したJ30A型V6 SOHC 3.0L)が搭載された。この頃から、VTEC+VTCを指していたi-VTECという名称が、新世代VTECエンジンとしての一般呼称に変化して行った。
  • 2003年11月27日にはストリームアブソルートに、ホンダとして初の直噴エンジンであるi-VTEC I のK20B型が搭載された。しかし、これ以降は長らく直噴エンジンは採用されず、後に直噴エンジンが復活したもののi-VTEC Iという表記はされていない。
  • 2005年9月22日にはシビックハイブリッドLDA型(直4 SOHC 1.3L)に3ステージi-VTECが採用され、低速走行時には全気筒休止によるモーターのみの走行が可能となった。
  • 2005年9月28日には8代目シビックに、低負荷時に2個のうち1個の吸気バルブを遅閉じするミラーサイクルとなる、可変吸気量i-VTECを採用したR18A型(直4 SOHC 1.8L)が搭載された。
  • 2007年10月18日には2代目フィットに、バルブ休止仕様VTECのL13A型(直4 SOHC 1.3L)およびSOHC i-VTEC仕様のL15A型(直4 SOHC 1.5L)が搭載された。バルブ休止およびSOHC VTECは既存の技術であるが、吸気量の検出方法を改めたことによりi-VTECを称している。
  • 2013年6月20日に発表された2代目アコードハイブリッドにVTECとホンダ初採用となる電動VTCを組み合わせたアトキンソンサイクルi-VTECエンジンLFA型(直4 DOHC 2.0L)が搭載された。カムプロフィールは広角の燃費カムと狭角の出力カムからなる。
  • 2017年8月31日に発表された2代目N-BOXに軽自動車用エンジンとしては初めてi-VTECを採用したS07Bが搭載された。

採用エンジン型式

関連項目

外部リンク


i-VTEC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 04:09 UTC 版)

ホンダ・L型エンジン」の記事における「i-VTEC」の解説

L12B/L13A/L15A/LEAおよび後述のエンジン 前述したVTECと同様、低速域で吸気バルブのうち片方休止する燃費仕様と、低速高速カムプロフィール切り替えるパフォーマンス仕様SOHCエンジン加え低速域と高速域で吸気バルブ開閉タイミングバルブタイミング)とリフト量を変化させる仕様DOHCエンジン存在するスロットルバルブDBWにより開閉されている。LDA後期仕様同様にエキゾーストマニホールド無くシリンダーヘッド内で排気ポート集合している。

※この「i-VTEC」の解説は、「ホンダ・L型エンジン」の解説の一部です。
「i-VTEC」を含む「ホンダ・L型エンジン」の記事については、「ホンダ・L型エンジン」の概要を参照ください。

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