頭蓋冠
読み方:とうがいかん
【英】:Calvaria
頭蓋腔を円盤状におおっている部分を頭蓋冠という。全体が結合組織性骨より発生する。頭蓋冠の外面は強い頭蓋骨膜に被われている。頭頂骨、前頭鱗、側頭骨鱗部および後頭鱗からなる。これらの骨は扁平骨で、緻密質からなる外板と内板があり、両者の間には海綿質からなる板間層がある。板間層には静脈間を含んだ板間管があり、外板または内板に開口する。頭蓋冠の平面は平坦で顕著な凸凹は認められず、上面観は卵円形を呈する。前頭骨および頭頂骨の軽度の膨隆を、それぞれ前頭結節および頭頂結節という。側面には上側頭線および下側頭線が認め荒れる。頭蓋冠の前部を前頭、中部を頭頂、後部を後頭という。また両側面で下側頭線より下方の部分を側頭という。底面下面を外頭蓋底という。頭蓋冠の内面に凸凹が多く、脳回による指圧痕、脳溝による脳隆起、中硬膜動・静脈による動・静脈溝がある。また内面には脳硬膜静脈洞によって形成された上矢状洞溝および横洞溝がある。Calvariaはcalvus(はげている)という形容詞に由来する。これ自身が単数形であって、複数形はcalvariaeとなる。
【英】:Calvaria
頭蓋腔を円盤状におおっている部分を頭蓋冠という。全体が結合組織性骨より発生する。頭蓋冠の外面は強い頭蓋骨膜に被われている。頭頂骨、前頭鱗、側頭骨鱗部および後頭鱗からなる。これらの骨は扁平骨で、緻密質からなる外板と内板があり、両者の間には海綿質からなる板間層がある。板間層には静脈間を含んだ板間管があり、外板または内板に開口する。頭蓋冠の平面は平坦で顕著な凸凹は認められず、上面観は卵円形を呈する。前頭骨および頭頂骨の軽度の膨隆を、それぞれ前頭結節および頭頂結節という。側面には上側頭線および下側頭線が認め荒れる。頭蓋冠の前部を前頭、中部を頭頂、後部を後頭という。また両側面で下側頭線より下方の部分を側頭という。底面下面を外頭蓋底という。頭蓋冠の内面に凸凹が多く、脳回による指圧痕、脳溝による脳隆起、中硬膜動・静脈による動・静脈溝がある。また内面には脳硬膜静脈洞によって形成された上矢状洞溝および横洞溝がある。Calvariaはcalvus(はげている)という形容詞に由来する。これ自身が単数形であって、複数形はcalvariaeとなる。
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