scrap
「scrap」とは、鉄くずなどのがらくた又は廃棄するということを意味する英語表現である。
「scrap」とは・「scrap」の意味
「scrap」には名詞と動詞の使い方があり、名詞としては鉄くずなどの「がらくた」や「廃品」「切れ端」、動詞では「解体する」「処分する」「廃棄する」という意味に使われる単語である。日本語では主に金属の廃棄物を指すことが多いが、壊れて修理できない車や、古くて使えない重機などを廃品の意味でスクラップと呼ぶこともある。「切れ端」という意味では、新聞や雑誌の記事を切り抜くことが「スクラップする」という表現となり、切り抜いたものを貼り付けたノートを「スクラップブック」とも呼ぶ。同じような意味を持つ単語には「junk」「trash」「dust」などがあるが、「scrap」が使えない大きなものや解体してバラバラになったものを指すことに対し、「junk」は壊れた機械や部品などを指すという違いがある。「trash」は主に紙くずなどの軽量で乾いたごみを指す単語で、欧米ではごみ箱のことを「trash box」と呼ぶなど「scrap」や「junk」とは異なるニュアンスの単語である。「dust」も日本ではごみ箱を意味する「ダストボックス」として使われているが、正しい意味は「ほこり」であり「ごみ」の意味ではない。したがってダストボックスは和製英語であり、欧米では通用しないので注意が必要である。
また、scrapはスラングで「喧嘩」という意味もある。ただし、言い争いなどではなく体に傷を負うような激しい喧嘩を指すスラングである。これは「引っ掻く」「こすってキズを付ける」という意味の「scrape」が語源であり、同じ綴りであることがスラングになった理由と考えられているため、scrap本来の意味との関連はない。
「scrap」の発音・読み方
「scrap」の発音記号は「skrˈæp」である。「æ」の部分は口を左右に広げながら「ア」と発音する「ア」と「エ」の中間のような音になるので、発音する場合は「スクラァプ」のようになる。カタカナでは「スクラップ」と表記する。「scrap」の語源・由来
「scrap」は印欧語根の「sker-(切る)」が語源で、古ノルド語の「かけら」を意味する「skrap」に変化して「scrap」となった。「scrap」を含む英熟語・英語表現
「scrap and build」とは
非効率で不便な設備や老朽化した設備などを廃棄して、効率的な新しい設備に置き換えること。企業内の不採算部門を整理して新たな部門を立ち上げるビジネス用語としても使われる。
「scrap of paper」とは
書道において字を書き損ねて不要となった紙のこと。反古紙(ほごし)ともいう。
「scrap chute」とは
金属加工において、プレス加工後に出る製品以外の不要な部位を、廃棄するラインに乗せるためのシューターのこと。
「scrap」に関連する用語の解説
「scrap (オンラインゲーム)」とは
株式会社scrapが提供する、ビデオ通話やwebを利用したオンライン型の謎解き脱出ゲームのこと。地下迷宮やマンション、封鎖された村などの舞台から謎を解きながら脱出することが目的のゲーム。スマートフォンやタブレット、パソコンなどがあれば時間や場所を気にせず楽しめることが魅力となっている。
「scrap(イベント会社)」とは
東京都世田谷区千駄ヶ谷に本社を置くイベント企画会社。実際の街に仕掛けられた謎を解くリアル脱出ゲームやオンライン型脱出ゲームを始め、謎解きパーティーや謎解き検定など幅広い分野における謎解きイベントを企画・提供している。なお、謎解き本を専門に出版するscrap出版も系列会社である。2023年1月現在の社員数は93名で、企業理念は「物語の世界でしか見た事がないものを、日常に創りだす」。
「scrap」の使い方・例文
「scrap」は動詞では「解体する」、名詞では大きな物の「切れ端」や「がらくた」を表わす場合に使う単語である。動詞の例文では「The company plans to scrap the old equipments.(その会社は古い設備を廃棄する予定です)」、名詞では「I cleaned up the scrap metal in the factory.(工場内の金属くずを片付けた)のような表現となる。スクラップ【scrap】
SCRAP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/05 09:23 UTC 版)
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
略称 | SCRAP |
本社所在地 |
日本 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目20-4代々木小佐野ビル |
設立 | 2008年(平成20年)6月2日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 8130001032006 |
事業内容 | イベント企画・運営、フリーペーパー発行、広告制作、音楽製作 |
代表者 | 加藤隆生(代表取締役社長) |
資本金 | 300万円 |
従業員数 |
653人 (2019年9月現在 アルバイト507名含む) |
主要子会社 |
SCRAP Entertainment Inc.(US) 合同会社東京ミステリーサーカス |
外部リンク | https://www.scrapmagazine.com/ |
株式会社SCRAP(SCRAP Co., Ltd.)は、リアル脱出ゲームを中心としたイベントの企画・運営などを行う日本の企業。本社は東京都渋谷区にある。
「リアル脱出ゲーム」の登録商標を所有している。
同名のフリーペーパーを発行していたが、2012年(平成24年)2月に発行された44号を最後に休止している。
概歴
- 2004年7月、京都府京都市を中心に、フリーペーパー SCRAP 第1号を発行。
- 2007年7月、京都市で「謎解きの宴」開催。「リアル脱出ゲーム」の第一弾イベントとなる。
- 2008年6月、フリーペーパー SCRAP 第23号の特集「株式会社のつくりかた。」に伴い、株式会社SCRAPが設立される。代表・編集長の加藤隆生によると、取引先であるNHKから取引金額の関係で法人化の相談があったのがきっかけである[1]。
- 2012年6月、子会社ヒミツキチオブスクラップ設立。
- 2014年1月、本社を東京都渋谷区に移転。子会社のヒミツキチオブスクラップが2014年1月に親会社合併に伴い会社解散。
- 2015年1月、大阪支社設立。
- 2016年、謎専門出版社『SCRAP出版』設立
- 2017年、『謎検』開催。リアル脱出ゲーム10周年大パーティ開催。東京ミステリーサーカス設立。
主な事業
イベント企画・運営
リアル脱出ゲームを中心とした各種謎解きイベントを企画・制作する。2007年6月に発行されたフリーペーパーSCRAP第18号の特集に伴い、同年7月に京都市でリアル脱出ゲームの第一弾となる「謎解きの宴」が開催された。その後、東京ドームや富士急ハイランドなど、規模の大きいものも開催している。
リアル脱出ゲームTVシリーズでは「鬼才クイズ作成集団」として紹介されている[2]。
この他、企業研修や新卒採用イベントなどの企画・運営、結婚式の余興といった様々なイベントを手がけている。
店舗運営
常設型の謎解きイベント(リアル脱出ゲーム)の開催やイベントスペースの貸出やオリジナルグッズの販売など。2012年6月に子会社ヒミツキチオブスクラップが設立され、業務が移管された。
以下の常設型リアル脱出スペース及びルームがある。
下北沢ナゾビル1階にSCRAP GOODS SHOP TOKYO(2017年12月19日にSCRAP GOODS SHOP TOKYO SHIMOKITAZAWAに変更)・ナゾコンプレックス名古屋エントランスロビー(ナゾコンプレックス名古屋は2018年6月21日に増床オープン)にSCRAP GOODS SHOP NAGOYA・大阪ナゾビル1階にSCRAP GOODS SHOP OSAKA、アマゾンマーケットプレイスにSCRAP GOODS SHOP ON LINEがあり、オリジナルグッズ・イベント関連グッズやボードゲーム・パズル類の販売を行っている[3]。なお、かつてのSCRAP GOODS SHOP TOKYOは渋谷ナゾビル1階にあった。
大規模店舗(リアル脱出スペース)
*ではイベントスペースとしてのレンタルも行なっている[4]。
- 原宿ヒミツキチオブスクラップ*
- 東京ミステリーサーカス(SCRAP GOODS SHOP TOKYO SHINJUKU・yeloCafe(六本木にあるかき氷専門店プロデュース)併設)
- リアル脱出ゲーム 吉祥寺店(旧吉祥寺ナゾビル)
- 名古屋ヒミツキチオブスクラップ*(ナゾコンプレックス名古屋のメインスペース)
- 大阪ヒミツキチオブスクラップ*
小規模店舗(リアル脱出ルーム)
アジトオブスクラップ
- 札幌・大通
- 仙台
- 浅草
- 東新宿・GUNKAN
- 池袋
- 下北沢ナゾビル
- 横浜中華街(旧・横浜)
- 名古屋・矢場町(ナゾコンプレックス名古屋のルームスタイル)
- 京都
- 大阪ナゾビル
- 岡山
- 福岡・天神
- 北京
- 上海
- 台北
- サンフランシスコ
- サンノゼ
- トロント
- ニューヨーク(近日オープン予定)
- バルセロナ(近日オープン予定)
タイアップ型店舗(リアル脱出ゲームセンター)
2013年10月にタイトーとの常設タイアップ型店舗を横浜に1号店をオープン後、博多・仙台(2015年11月に期間限定へ降格)・静岡・浜松・神戸にも出店の他小田原・宇都宮・福山・柏にて期間限定で出店している。
- 仙台名掛丁店
- 仙台ベガロポリス店
- 宇都宮ベルモール店
- セブンモール・アリオ柏店
- 横濱はじめて物語店
- 小田原シティーモールクレッセ店
- 静岡店
- イオンモール浜松市野店
- プルメールHAT神戸店
- 福山店
- キャナルシティ博多店
フリーペーパー
2004年から2012年まで、通算44号のフリーペーパーを発行してきた。現在はSCRAP EVEVT LINEUPとアジト通信を発行し、常設店舗のラックやリアル脱出ゲームの会場でアンケート用紙と一緒に配布される。
出版事業
リットーミュージックとの共同でフリーペーパーの編集ノウハウとイベントの企画・運営ノウハウを活かし、脱出ゲームブックシリーズを刊行しきたが、2017年10月現在書籍刊行子会社であるSCRAP出版を設立している。
映像事業
ビーイングとの共同でイベント企画・運営ノウハウとスマートフォンのアプリ開発ノウハウを活かし、リアル脱出ゲームDVDシリーズを発売の他、エクシングとの共同でイベント企画・運営ノウハウとスマートフォンのアプリ開発ノウハウを生かし、謎カラシリーズを通信カラオケブランドであるJOYSOUNDにて配信している。最新機種であるJOYSOUND f1・JOYSOUND CROSSOシリーズに対応しているが、JOYSOUND旧機種には対応していない。料金は初級のみ無料で、中級と上級は有料となっている。利用するときは別途『うたスキ』に会員登録し、『JOYSOUNDポイント』で支払うことが条件となっている。
教育事業
イベントの企画・運営ノウハウとアプリ開発ノウハウと出版事業子会社であるSCRAP出版のノウハウを活かし、民間資格である日本謎解き能力検定(通称・謎検)の実施・運営と他の資格試験運営団体とのコラボレーションで学習教材の制作を手掛けている。
婚礼演出・福利厚生事業
イベント企画・運営ノウハウを生かし、オーダーメード感覚のリアル脱出ゲームである『謎解きウェディング』『リアル脱出ゲーム研修&懇親会』として結婚式場や会社(労働組合)に出前を行っている。
通信販売
イベント関連グッズやオリジナルのグッズを販売している。
アイドルグループのプロデュース
2012年にパズルガールズをプロデュース(同社所属)しており、リアル脱出ゲームのイベントにも出演の他2012年12月に自主制作CDを発売。2014年12月に半分以上のメンバーは『ラストクエスチョン』に、残りのメンバーは『ラボガールズ』(共に同社所属)に分割の上再編した。
テレビ番組・映画への協力
2013年、テレビ番組としては単発ドラマ兼連続ドラマ『リアル脱出ゲームTV』(単発では第一弾と第二弾は深夜番組として一部地域のみ・第三弾と第四弾はゴールデンタイムとして全国ネット)、連続ドラマ『リアル脱出ゲーム密室美少女』(関東ローカルだがテレビ東京のYouTube公式アカウントにて全世界に向けて配信した)、映画としてはナゾトキネマ『マダム・マーマレードの異常な謎』(出題編と解答編を公開・DVDでは出題編と解答編を一枚のディスクに収録)[5]の制作等に協力している。
アプリの開発
スマートフォンのアプリとして一週間ゲーム「人狼村からの脱出」「マーカスと謎の幽霊屋敷」(Android版・iOS版)[6]を開発、販売(リリース)しているが2015年10月に「クロスワードRPGくまクロ」(iOS版)を開発・販売(リリース)し、2016年5月に「人狼村からの脱出forauスマートパス」(Android版・auユーザー限定)を開発、KDDIからリリースし、2018年3月に「ラブライブ!サンシャイン!! 孤島の水族館からの脱出」(iOS版・Android版)を開発、ブシロード(ブシモブランド)からリリースし、2019年7月には「ラブライブ!サンシャイン!! 学校祭ライブ中止の危機からの脱出」(iOS版・Android版)を開発し、ブシロード(ブシモブランド)からリリースした。
ファンクラブの運営
イープラスとの共同で公式ファンクラブである『少年探偵SCRAP団』を運営しリアル脱出ゲームの会員限定チケット先行販売や会報誌の編集・発送や会員限定のオンラインイベント『全日本ナゾトキ団員選手権』の実施・運営や会員限定のイベント『大探索祭』や『リアル脱出ゲーム最新作のデバッグ公演』の実施を行っている。
漫画監修
漫画『私と脱出しませんか?』の監修[7]
脚注
出典
- ^ 【インタビュー】SCRAP 加藤隆生さん(2012.4、魚々子)
- ^ TBS リアル脱出ゲームTV 公式サイト
- ^ リアル脱出ゲームの公式サイト
- ^ 原宿ヒミツキチオブクラップ(公式サイト)
- ^ ナゾトキネマ OFFICIAL WEB SITE
- ^ 一週間ゲーム OFFICIAL WEB SITE
- ^ “私と脱出しませんか?:SCRAP監修の謎解きラブコメ 「サンデーうぇぶり」で連載開始”. MANTANWEB(まんたんウェブ) (2022年5月1日). 2023年12月18日閲覧。
外部リンク
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- 株式会社SCRAP(フリーペーパー:SCRAP)
- リアル脱出ゲーム OFFICIAL WEB SITE
- Real Escape Game in the U.S.
- Real Escape Game in Singapore
- 株式会社SCRAP (@scrapmagazine) - X(旧Twitter)
- SCRAP GOODS SHOP (@SCRAP_GOODS) - X(旧Twitter)
- SCRAP公式ファンクラブ『少年探偵SCRAP団』 (@scraptanteidan) - X(旧Twitter)
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