[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

MGFとは? わかりやすく解説

MGF

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/05 20:44 UTC 版)

MGF


MG・MGF

(MGF から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/10 16:21 UTC 版)

MGFは、イギリス自動車ブランド、MGがかつて販売していたオープンカー型のスポーツカーである。

本項ではMGFの後継にあたるTFについても解説する。

MGF(1995年 - 2002年)

MG・MGF
概要
販売期間 1995年-2002年
ボディ
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドア オープン
駆動方式 MR
パワートレイン
エンジン 1,796cc 直列4気筒 DOHC
120PS/5,500rpm
145PS/7,000rpm(VVC)
変速機 5速MT
前後ダブルウィッシュボーン
前後ダブルウィッシュボーン
車両寸法
ホイールベース 2,375mm
全長 3,913mm
全幅 1,628mm
全高 1,264mm
車両重量 1,090kg
テンプレートを表示

1995年ローバーより量産車でのMGブランド復活にあわせて発売された。登場当初のモデルはMk.2(後述)と比較してMk.1と呼ばれる。

当時のローバー技術陣には、新規のFRレイアウトによるスポーツカーを開発する予算と時間がなかったため、既存車種であるローバー・100のコンポーネントを利用したMRレイアウトの2座席オープンカーとして開発された。

MGFにおいて特筆すべきポイントとして、古くはBMC時代のミニ(一部モデル)やADO-16(全車種)にも搭載された、液体式関連懸架システムのハイドロラスティック・サスペンションを発展させた窒素ガスとクーラントを使うハイドラガス・サスペンションを搭載した。このシステムは乗り心地と姿勢制御の向上に寄与したが、気温により車高が変化したり、メンテナンスが煩雑になるなどのマイナス面も見受けられた。

搭載されるエンジンは当初、通常機構の「K1.8」(118hp)のみであったが、1996年にVVC(可変バルブ機構)を搭載した「K1.8VVC」(145hp)が追加された。このKシリーズエンジンはシリンダーライナーの強度が弱く、ガスケット吹き抜けなどのエンジン故障を招きやすいとされている[1]。組み合わせられるトランスミッションはいずれも5速MTのみである。

同時代の2座オープンスポーツカーと比べエンジンはそれほどパワーがあるものではないが、車重が1t強と軽量なため、最高速度は「K1.8」エンジン搭載車種で195km/h、「K1.8VVC」仕様では210km/hをマークした。

1999年には、イギリスでMG75周年を記念したMGF 75th Anniversary Limited Editionが限定発売された。

2000年にマイナーチェンジを受けMk.2となる。6速CVTの"STEPTRONIC"搭載車が追加されたほか、同じKシリーズ4気筒の1.6L「K1.6」エンジンを搭載したモデルも追加され、VVCエンジン搭載の車種には160hpを発揮する"Trophy 160"と呼ばれるバージョンも追加された。

MGFは好評をもって市場に受け入れられ、日本では日本カー・オブ・ザ・イヤーのインポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したこともあったが、イギリス国内の自動車メーカー再編劇にMGも巻き込まれた影響で2002年に一旦生産を終了した。

Mk.2の日本代理店での輸入台数は少数とされる。 CVT搭載車・1.6L車・Trophy 160は正規輸入されなかった。

TF(2002年 - 2005年、2007年 - 2011年)

MG・TF
概要
販売期間 2002年-2005年
2008年-2011年
ボディ
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドア オープン
駆動方式 MR
パワートレイン
エンジン 1,796cc 直列4気筒 DOHC
136PS/6,750rpm
160PS/6,900rpm(VVC)
変速機 5速MT
前後ダブルウィッシュボーン
前後ダブルウィッシュボーン
車両寸法
ホイールベース 2,380mm
全長 3,950mm
全幅 1,630mm
全高 1,260mm
車両重量 1,150kg
系譜
先代 MG・MGF
テンプレートを表示

2002年BMWより独立したMGローバー (MG Rover)の下でMG・TFがデビューした。

基本コンポーネンツは先代MGFと同一ながら、液体式関連懸架システムのハイドラガス・サスペンションを廃止し、リアサスペンションのマルチリンク化、フロントマスクなどのエクステリアの変更(MGのイメージを強調する4本線のフロントグリル、ヘッドライト、リアコンビネーションライトなど)が行われた。

エンジンは出力が向上し、「K1.6」は116PSに、「K1.8」は136PSに、「K1.8 VVC」は160PS(CVTは120PS)にアップした。あわせてグレード名も一新され、1.6L車は115、1.8L・CVTは120、1.8L・MTは135、1.8L・VVCは160と、エンジン出力に合わせた名称となった。

2005年、MGローバーの経営破綻により製造中止となった。

日本市場へは当初135と160が導入され、120も2005年7月に発売予定だったが前述の経営破綻により取りやめとなった。

南京汽車での製造

2008年南京汽車傘下のNac MGにおいて、ほぼMGローバー時代と同じ内容でTFの製造が再開された。500台限定のLE500を皮切りに、通常モデルのTF135、50台限定のTF 85th Anniversaryが製造された。

エクステリアはフロントグリルが変更され、インテリアにも若干の変更が加えられているほか、エアコン、オーディオ、安全装備などで標準装備の充実が図られている。

エンジンは従来のKシリーズエンジンから、欧州の環境規制に合わせて改良したNシリーズエンジンに変更された。

2009年1月8日にNac MGがMG MOTOR UKに社名を変更して以降もロングブリッジ工場にて製造を続けていたが、2011年3月、需要の低迷と部品供給の問題から生産終了を発表した。

生産総数は906台。日本市場には導入されなかった。

脚注

  1. ^ 英語版ウィキペディアでは「要出典(Citation needed)」とされている。

関連項目


MGF

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/19 07:13 UTC 版)

民間不正規戦グループ」の記事における「MGF」の解説

MGFは1965年より設置され部隊であり、アメリカ陸軍特殊部隊群長距離偵察作戦支援主任務として、その基地防衛および作戦支援当たっていた。その部隊編制は、基本的にMSFのものに準じていたものの、このような運用上の違い反映して対戦車ロケット弾発射筒や迫撃砲持たないなどやや軽装備である一方通信装備はやや充実していた。

※この「MGF」の解説は、「民間不正規戦グループ」の解説の一部です。
「MGF」を含む「民間不正規戦グループ」の記事については、「民間不正規戦グループ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「MGF」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「MGF」の関連用語

MGFのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



MGFのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのMGF (改訂履歴)、MG・MGF (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの民間不正規戦グループ (改訂履歴)、OKEANOS (改訂履歴)、MG・MGF (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS